2月も明日で終わりです。
それにしても今年の二月は散々でした。
体調を目茶目茶に崩してしまいました。
難病患者のワタシは例年二月は今一体調は良くないのですが、今年は特に酷かったです。
結局二月いっぱい寝たり起きたり、散歩にも余り行かず、近所の店に食糧を買いに行く以外は、ロクに外出もしませんでした。
その上、元々良くない左目が痛んで開けられず、片目で暮らす日が続きました。
付けが回った来たな……と思いました。
難病なんか抱えている人は皆そうなのですが、一年に何か月か、そして一か月に何日か、決まって体調を崩して寝込む、寝込まないにしても何もできない時期があります。
これはノルマのようなような物で、とにかくこのノルマを誤魔化す事は難しいのです。
ワタシは例年この体調を崩す月のノルマは11月と12月にこなしていました。
しかし昨年は夏の猛暑で、夏に寝込んだせいか、11月と12月は嘘のように快調だったのです。
それでワタシは「おお、これで病気とは縁が切れるかもしれない!! 上手く行くとこのまま健康体になるかもしれない!!」と思いました。
けれどやっぱりぬか喜びだったのです。
実は昔から何度もこういうぬか喜びをしています。 昔は「どうせぬか喜びで終わって後でガッカリするからぬか喜びはしないようにしようと思っていたのです。
でもこの10年ぐらいは開き直って、糠でも籾でもいいから喜べるだけ得と思って喜ぶ事にしました。
そうしたらその方が明るく暮らせて良いのです。
1月の半ば頃から次第に体調は崩れ、二月の九日に雪祭り見物に行ったのが決定的になって、二月の後半は完全に死に態になりました。
そして結局例年にないほどへたばりました。
ヤッパリ、ノルマは誤魔化せないのです。 ノルマを誤魔化そうした利息が付いて付けが回ってきたのです。
神様も本当に几帳面に付けを取り立てるものです。
今までだって一度も支払を誤魔化した事がないのだから、一度ぐらい見逃してくれてもいいではありませんか?
でも愚痴を言っても仕方がありません。
父が幾許かのものを残してくれたので、仕事もしないのにワタシはこうしてよもちゃんと二人何とか暮らしていけるのです。
それで体調が悪い時は、無理をせずにいつでも休む事ができました。
お蔭で病気も悪化していません。
この病気はストレスや疲労で覿面に症状が進むのですが、ワタシは父の遺産と怠惰な性格が幸いして、穀潰しを決め込んで来たので、疲労やストレスから逃る事ができました。
知り合いの同病の人達には、仕事や勉学に追われて無理を続けているうちに、病状が最悪化して、重度の障害を抱え込んだ人が何人もいます。
体調が悪くて「何だか変だ」と思い続けながらも、仕事が忙しくて休めずに頑張り続けていたら、ある日突然倒れて全身不随・・・・・その後何とか治療で少し持ち直しても、下半身麻痺で車椅子の生活なんてことになるのです。
皆全身不随になった時は自殺を考えるそうですが、しかし全身不随では自殺もできません。
それで何とか生き延びて半年、一年後、車椅子で退院する頃には、何とか気を取り直して、障碍を抱えて生きていく覚悟を決めるようです。
ワタシはとにかく障害は抱え込まなかったので、人の役には立たない代り、人の厄介にならずに好き勝手な事をしていられるのです。
だから文句なんか行ってはいけないのです。
でもまあ、神様が付けの取り立てを忘れてくれる嬉しいなあ・・・・とは思いますけどね。
それに2月も明日で終わりです。
天気予報を見ると、今週は真冬日がありません。
ヤッパリ春が近づいているのです。
だから去年の年末の分の付けの支払いももうすぐ終わると思います。