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2011-03-31 21:48

怒鳴り込み

 今回のサルコジ大統領の来日って、本当に異常事態ですね。

 

 この関連記事をググってみると、サルコジ大統領は17日から3月下旬の来日を調整していました。(「原発大国」の仏大統領31日に訪日 震災後初の首脳訪問で「福島」協議 ) 

 

  

 現在の日本の状況とフランスの状況から言えば、前々から予定されていた外交日程でもキャンセルするのが当然なのに、サルコジ大統領はワザワザ日本に来て、菅直人に会いたいと言ったのです。

 

 そしてアレバの社長始め、原子力の関係者をゾロゾロと連れてきたのです。  

 

 

 これってどういう事ですか?

 

 これってつまりフランス大使やその他の外交ルートで、日本政府にいくら話をしても埒が明かないので、とうとう直接怒鳴り込んで来たって事でしょう?

 

 日本政府に任せて置いたら、いつまで経っても福島第一原発の事故を収束できないから、もう黙っていられなくなったと言うことでしょう?

 

 

 フランスは別に短なる親切心でおせっかいをしようと言うわけではありません。

 でも日本の原発の事故が深刻化すれば、また世界中で反原発の世論が強まります。 これは世界第二に原発大国フランスにとって実に厄介な事です。

 

 そしてそれは世界第一の原発大国アメリカも同様です。

 

 だから両国共に事故当初から日本政府に繰り返し支援を申し出ているのですが、日本政府がこれを無視し続けたのです。

 

 それでとうとうサルコジ大統領自ら怒鳴り込んで来たのです。

 

 

 日本だって大変な時期ですが、フランスだって今はリビアの事などで大変な時期です。

 それでも大統領自ら怒鳴り込まなきゃならなくなるなんて!!

 

 

 サルコジ大統領の怒鳴り込みで、ようやく菅直人もフランスやアメリカの支援を受け入れ方向になってきたようです。

 何しろ今度のG8でこの福島原発の事故を議題する・・・・つまり日本の首相を吊し上げると言ってきたのですから。

 

 菅直人は今度のG8でどのような対応をする気でしょうか?

 G8でアメリカやドイツの首脳相手に、日本の国会や記者会見でやっているように、出鱈目で無責任な自己弁護をする気なのでしょうか?

 

 

 でもこれで初めて、原発事故収束に希望が見えてきました。

  1. 民主党
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2011-03-31 20:15

雪が減る 続きの続き

 今日で3月も終わりです。 なんだかんだと言いながらも雪は溶け、春はちゃんと来ているのです。

 暖かい光に誘われて、よもちゃんは絶好調です。

 

 

  

 

 あら、同居人ったら? 帰るって言ったくせに・・・・・・。

 

  

 

 家の前を通り過ぎちゃたわ。 何処へ行く気なのかしら?

 

  

 

 ワタシの帰りが少し遅いと、いつも直ぐに大騒ぎをして探し回るクセに、自分は勝手に遊び回るんだから。

 

  

 

 まさかワタシを外に出したまま、遠くまで散歩に行く気じゃないでしょうね?

 

  

 

 あら、ヤダ! また毛皮が・・・・・。

 

  

 

 今の季節、お散歩も楽じゃないわ・・・・。

 

  

 

 あ、戻ってきた!!

 

  

 

 ヨシ!! 少しからかってやる!!

 

 よもさ~~ん!! よもさ~~ん!! 何処に行ったの~~?

 

  

 

 ウフフ、また探してる。

 

 

 よもちゃんは悪い子です。 いくら私が呼んでも、出てきたくない時は絶対出てきません。 そしてわざと隠れて私をからかいます。

 「呼んだら来ないで、呼ばれないと来るのが女と猫の流儀」と言います。

 私がそんな天邪鬼な女じゃないけど、よもちゃんはシッカリ天邪鬼です。

 

 

  

  1. 猫の生活
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2011-03-31 18:15

冬の終わり

 ようやく自転車に乗れるようになりました。 

 

  

 

 けれど農試公園はまだ雪に埋まっていました。

 

  

 

 それでもベンチが顔を出しました。

 

  

 

 公園の中の遊歩道の雪は溶けていましたが、泥水が溜まっています。

 

  

 

 ポプラ並木の土手の雪も溶け始めました。

 

  

 

 汚れた雪と泥の情けない景色ですが、それでも散歩する人は冬より多いです。

 

  

 

 まだ雪の残っている道に、ショベルカーのキャタピラーの跡が付いてます。

 

  

 

 ショベルカーは頑張って除雪を続けています。 春はこうやって呼び込むのかも知れまえん。

  1. 札幌の四季
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2011-03-30 22:35

原発事故 起こりうる最悪の事態とは? 青山繁治

 今回の原発事故で一番不安なのは「最悪の場合がどうなるのか?」「今後の見通しはどうなっているのか?」を、東電も政府も一切言わない事です。

 

 これに付いて青山繁治さんが解説されます。

 

 

 

 この動画で青山さんが紹介されていた【参考】フランス放射線防護原子力安全研究所の福島原発情報(英語・日本語)
のHPの日本語版「[22/03/2011] よくある質問 Download the PDF file 」の所に、「起こりうる最悪の事態とは?」が解説されています。

 

 

 起こりうる最悪事態とは?


IRSN では、溶解した炉心の放射能生成物の100パーセントが大気中に放出されたという大惨事事態
シミュレーションしました。これこそが原子炉にとっての最悪のシナリオです

下の図は上で述べた状況下で推定される被爆量を示しています。3月15日以降の風向き(雨無し)
を考慮に入れ、放射線物質の降下物の計算がなされたところ、降下放射性物質は距離とともに大く変
化することが分かります。30キロ以遠では対甲状腺放射線量は100mSv 以下になっています。
00mSv は日本政府が設置したヨード剤服用勧告の規制量です(フランスでは50mSv)すなわち、
風向きが内陸方向に吹くと、放射能を測定できるが、ヨード剤を服用しなければいけないような放射
能レベルに達することはないでしょう。
IRSN は日本の降水量についてのデータを全く所持しないため、
雨や雪等のもたらす放射性粒子の降下放射性物質量の増加は考慮に入れられていません。下記の図に
ある赤い線は対甲状腺放射線量100mSv をあらわしています。

 

 http://www.irsn.fr/EN/news/Documents/irsn-QA-jp.pdf

 

 

 

 同じく国立癌研究センターのHPも紹介します。

 

 

 国立がん研究センターの見解と提案

1.現時点の放射性物質による健康被害については、チェルノブイリ事故等のこれまでのエビデンスから、原子炉において作業を行っている方々を除けば、ほとんど問題がないといえる。
2.現在、暫定的に定められている飲食物の摂取制限の指標については、十分すぎるほど安全といえるレベルである。

 http://www.ncc.go.jp/jp/

 

 

 正直言って現在の日本政府の発表は全く信用できません。 だから情けない話だけれど、フランス政府の発表を見て初めて少し安心しました。

 

 でも仕方がありません。 アメリカ政府もフランス政府も全然日本政府を信用していないようです。

 

 この件については、アンカーでも解説されています。

 

 その1

 

 

  その2 

 

 

 その3 

 

 

 その4

 

 

 青山さんの動画はこちらのブログから借りました。 

 他の青山さんの動画もここで紹介されています。

 

 http://blogs.yahoo.co.jp/tankou_2008/34431115.html

 

 

 

 

 

 

 

  1. 指定なし
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2011-03-30 19:23

トウデンガー

 東電がようやく福島第一原発の1~4号炉の廃炉を決定しました。

 

 信じられない程の意思決定の遅さです。

 

 しかしこの東電と言う会社のすることを見ていると、この会社は脳死状態なのか? それとも何かトンデモナイ嘘を吐いているのではないか? と思えます。

 

 そしてこの会社の危機管理能力と誠意に原発に付いて全く知らない人間でも疑問を持つのが、現場で働く作業員の労働条件の悪さです。

 

 原子力保安院の発表によれば、この作業員達は食事も睡眠も飲み水さえも十分に与えられ居ない状態だと言います。

 

 http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110329/dms1103291135002-n1.htm

 

 zakzakの記事によれば1日400カロリーで水は1.5リットルと言います。

 400カロリーってポテトチップ80gです。 コンビニなんかで売っている一人分食べ切りの袋です。

 

 成人男性の基礎代謝量(1300~1600カロリー)の数分の一です。

 

 こんな条件で長時間の重労働を一週間も続けたら、放射線なんか浴びなくても死にます。

 

 事故発生の当初2~3日ならともかく、もう20日近く経って、しかもこの先どれだけかかるかわからない復旧作業なのに、そこで働く人達に最低限の労働条件も整えられない会社って何でしょう?

 

 この事故が起こってから、復旧作業中にあり得ないようなミスが続いています。

 でもこんな条件では作業能率なんか上がるわけもないし、ミスが続出するのも道理です。 

  

 

 もう一つ、これも直接復旧作業には関係ないのですが、東電は沢山持っている保養所や社宅を、避難者に提供していないと言います。

 

 

 東電、避難住民受け入れゼロ=保養所、社宅多数も―原発事故で対応遅れ

 http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-110329X768.html

 

 

 この事故に直接関係のない中部電力などが、既に受け入れの用意をして自治体の要請を待っていると言うのにです。

 

 勿論この記事にある通り、東電が今計画停電と事故対策で大忙しであることはわかります。

 しかし東電のような名門の大企業なら、多くの不急不要のポストを抱えています。

 

 その全部が計画停電と事故対策に追われてるとは思えません。 

 

 普通の会社なら不祥事を起こしたら、直ぐにやりそうな心遣いを一切しないってどうなっているのでしょうか?

 

  

 

   

 

 そもそも11日の地震からもう20日近く経つのですが、未だに事故の全容が報道されていません。 だから地震と津波で何がどのぐらい壊れて、その応急処置や復旧には何が必要で、それにはどのぐらいの時間がかかるか?と言う見通しが一切示されていません。

 

 だからニュースを見ていても「放水した」「爆発があった」「放射能が漏れた」とか言う話が、断片的に続くだけです。

 そして日を追うごとに事態が悪くなっていると思えてきます。

 

 これではパニック状態になる人が出たり、風評被害が広がるのも当然です。

 

 そして今頃になって会長が記者会見をして廃炉について話ました。

 

 それではネット上で言われたように、今までアメリカの支援を拒否し続けたのは、アメリカの方式が廃炉を前提とした事であるというのは本当だったのか?と考えざると得ません。

 

 一方社長は病気入院中とかで事故後一切姿を見せていません。 

 

 

 しかしそれ以上に不可解なのは国の対応です。

 

 東電の当事者能力なんか最初から疑わしかったのです。 実際菅直人も枝野も事故発生直後から「トウデンガ―!!」「トウデンガ―!!」と言い続けました。

 

 そして記者会見で何か不都合な事が追及されると、全部「東電が・・・」「東電との・・・」と言って、東電への不信を露わにしていたのです。

 

 だったら何で事故の当初から超法規的処置でも使って、原発事故処理を国でやると決断しないのでしょうか?

 日本で手に余るならアメリカの支援を頼まないのでしょうか?

 

 アメリカが事故の当初から支援するつもりで、用意を整えていたのに。

 

 そもそもこの事故は1000年に一度と言う大地震と津波の中で起きたものです。 でも原発事故やその場合の安全基準は、地震で多数の行方不明者が出たり、電気もガソリンもなくなることなど想定していません。

 

 だからそれまでの法律通りに対応していれば、マトモに対応できない事ぐらい誰が考えても明らかではありませんか?

 

 けれど菅直人に東電以上の能力があるとは思えません。 だって菅直人が廃炉の可能性を話たのは昨日です。

 

 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/499738/

 

 

 

 青山繁治さんが3月23日の「ニュースの見方」で菅政権の危機管理能力に大変な疑問を持ち、「菅政権ではこの事故の処理はできない」との予想を建てておられましたが、全くその通りになっています。

 

 菅政権の能力は危機管理以外でも非常に疑問でした。 他の問題ならそれでもいずれ菅政権が潰れたら・・・と思っていたのですが、今回は時間がないのです。

 

 ワタシはこの事故を最初はそんなに気にしていませんでした。 いくら菅が無能でも、事態が事態ですから何とかするだとうと思っていました。

 でも今の状況を見ていると大変不安です。

 

 最初の事故がどの程度だったかは知りません。 でも今の状況を見ていると、最初はボヤだったのを、辺りが水浸しになっては嫌だからと、消防車も呼ばず、消火器も使わずコップで水を掛けている間に、ドンドン類焼して大火事になりかけているような不安です。

 

 今は本当に菅政権が「トウデンガー」と言いながら、「東日本を潰す」のではないかと思っています。

  1. 民主党
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2011-03-28 22:01

Uボート 売国船団を撃滅せよ!!

 ドイツ映画「Uボート」はワタシの大好きな映画です。

 何と言っても艦長がカッコ良くって!!

 

 ドイツ語の勉強をしていた時は、6時間のオリジナル版のビデオを借りてきて、5~6回連続で見ました。

 

 ドイツ語は全然わからなかったけど、艦長が見られたから良いです。 

 

 

売国民主党議員船団を撃滅せよ!! 

 

 

 こちらからディレクターズ・カット版を日本語でみられます。 

 

 http://www.youtube.com/watch?v=7tHOuxvKpiE&feature=related

 

  1. 民主党
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2011-03-28 19:43

雪が減った 続き

 3月も後数日になって、ようやく道路の雪が無くなりました。 気温も随分高くなりました。

 よもちゃんは絶好調です。

 

 

  

 

 春が来るのは良いけれど、毛皮が汚れるのがねえ・・・・・。

 

  

 

 ワタシの毛皮はいつも艶々に輝いて、フワフワサラサラの手触りなんだけど、この季節はそのコンディションを維持するのが大変なのよ。

 でも雌猫は身だしなみが大事なのよ。

 

 よもさん、そこで何してるの?

 

  

 

 あら、同居人、何しに来たの?

 

 何しにって? よもさんを探しに来たのよ。 

 

  

 

 何で探すのよ?

 

 何でって、もう1時間以上帰って来ないからよ。 さあ一緒に帰りましょう。

 

  

 

 イヤよ!! 同居人は一人で帰りなさい!!

 

 よもさん!! 何で帰らないのよ? この前までお出かけしても、直ぐに帰ってきたのに。

 

  

 

 だって今は暖かいのよ。 お外は気持ちが良いのよ。

 

 それじゃ勝手にしなさい!!

 私は買えるわ!!

 

  

 

 あら、ホントに帰っちゃうの?

 

  

 

 ねえ、ホントに帰っちゃうの?

 

  

 

 同居人・・・・。

 

  

 

 良いわよ、勝手に帰れば。 勝手に帰って一人でまたネットでも知れれば良いのよ。 どうせ同居人の相手をしてくれる人なんか、ネット住人だけなんだから・・・・。

 

  

 

 な、何よ? あの薄情者が!!

 

  

 

 同居に~~ん!!!

 

 

 明るい春の空の下、よもちゃんは元気一杯です。

 

  

 

 

  1. 猫の生活
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2011-03-28 18:44

東電のせい?

東電、炉の気体放出渋る=原発事故当初-枝野長官が説明

  枝野幸男官房長官は28日午前の記者会見で、東日本大震災で被災した福島第1原子力発電所の事故発生当初、被害拡大を防ぐため菅直人首相が東京電力に対し、放射性物質を含む気体を原子炉から抜く作業を速やかに行うよう指示したものの、 東電側が直ちには対応しなかったと説明した。「将来検証が必要だ」とも語った。
  原発事故の対応をめぐっては、首相が事故発生の翌12日朝に福島第1原発を訪問したことが 初動の遅れを招いた可能性があるとの指摘も出ている。

 

 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011032800404

 

   

 

 平成23年3月12日(土)午前2-内閣官房長官記者会見 
 

 

4:17(枝野)本日の早朝、日が上がりましたら総理自らヘリコプターにて現地を訪ねると言うことで今最終的な調整を致しております。

6:24(記者)その大気への作業っていうのは何時くらいにやるんでしょうか?

6:28(枝野)えと、これは東京電力が技術的な点を含めて最終的な調整をする話でありますが、これを行う前にしっかりと国民の皆さんにあらかじめご報告しなければならないと言う事を東京電力の方に要請と言うよりも指示をいたしまして、それでこの時間に経済産業省および官邸でご報告をしましたので、そんなに遠くない時間になると思います。 

 

 09:20~
(記者)現地ではどのような視察を?
 

(枝野)あのー、まさにあのー総理ぃは、あーこうしたあの技術を含めて専門的な素養をお持ちでございます、・・・  

 

 

これを行う前にしっかりと国民の皆さんにあらかじめご報告しなければならないと言う事を東京電力の方に要請と言うよりも指示をいたしまして

 

 民間企業である東電が国民のみなさんに報告する事などできません。 つまり枝野はこの会見で政府が国民に報告し終わる前に、気体を抜く作業をするなと言ったのです。 

 

 つまり気体を抜く時間を決められるのは東電ではなく、政府なのです。

 だから28日の枝野発言「被害拡大を防ぐため菅直人首相が東京電力に対し、放射性物質を含む気体を原子炉から抜く作業を速やかに行うよう指示したものの、 東電側が直ちには対応しなかったと説明したと言うのは嘘です。

 

 そしてこの12日の午前7時からヘリコプターで、福島第一原発の視察に出ました。

 

 気体放出が行われたのは14時20分です。

 しかしその時既に遅く、間もなく最初の水素爆発が起きてしまいす。

 

  

 

 福島第一原発の事故は地震から2週間たった今も、全く収束の目途が立たないばかりか、むしろ刻々と事態が悪化しています。

 

 この事態悪化の最初の原因が、この12日の菅直人の現地視察だったと言われます。

 

 つまり菅直人が12日に現地視察を強行したために、この気体抜き(ベント)作業が遅れ、水素爆発が起き、その後ドミノ倒し状態になっていると言うのです。

 

 この説は12日の水素爆発直後からネットでは沢山出ていました。

 

 ところがなぜか今日になって、様々な新聞に出てきました。

 

 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011032701000675.html

 

 http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032701000673.html

 

 http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20110328-753759.html

 

 そこで上記の枝野の発言が出たのですが、でもこれは上述したように枝野本人の12日の会見とつじつまが合わないのです。

 

  

 

 そしてこの気体抜き作業の遅れとの直接因果関係はともかく、この12日の菅直人の視察強行は、道義的に許されるものではありません。

 

>11日夜、首相官邸で開かれた与野党党首らの会談では、菅首相が「災害対策に全力を尽くしたい」と述べると、自民党の谷垣総裁は「全力を挙げてほしい。補正予算案などいろいろな手当てでも、全力で協力する」と強調した。公明党の山口代表も「野党として協力する」とした。

 与野党は、被災地の緊急対応を優先するため、72時間以内は現地視察を控えることも申し合わせた。

 

 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110311-OYT1T00896.htm

 

 被害者生存の可能性の高い72時間は、自衛隊や警察が被災者救助と捜索に専念できるようにと言う、与野党の協定をアッサリと翌日に覆したのです。

 

 その一方原発に近い浪江町や双葉町では、被災者の捜索や救助作業も行われないまま、避難指示が出されてしまいます。

 

 あんまりです!! 

 

 

 

  1. 民主党
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2011-03-28 11:26

自主避難と一時帰宅

 25日に政府は福島第一原発から半径20~30キロ以内の人に、自主避難を呼びかけました。 

 

 ところが27日になって半径20キロ以内の人に一時帰宅を認めると言い出しました。

 

 25日の自主避難の勧告は実に唐突なもので、この区域内の首長にも全く事前連絡は無く、そもそも「自主避難」を勧告する理由さへ明確には説明されていません。

 

 だからこの勧告を受けた地域の人々は、大変困惑していました。 だって個人が自主的判断で避難するなら、別に政府の勧告は必要ありません。 実際、不安や不便を感じている人達は、既に多数避難しているのです。

 

 それで今自主避難と言われても、その避難先等をどう確保するのかも全然決まっていません。

 

 それでもあえて国が避難を言うなら、原発に何かまた危機的状況が起きていると想像するしかありません。

 

       

 

 そしてその自主避難から、たった2日で今度は半径20キロ以内の人に一時帰宅を認めると言い出しました。

 

 原発がそれほど危機的ならこんな事は認められません。

 

 では20~30キロ以内の人に自主避難の勧告を出した理由は何でしょうか?

 

 避難勧告の出し方に全然合理性がないと言う証拠ではありませんか?

 

 残念ながら国はこの原発事故にたいして、正しい情報を開示していません。 例えばグローバルホークの撮った写真も未だに公表されていません。

 

 東電が発表する放射性物質の数値や、中性子検出などの情報は繰り返し「計算違い」と言われて訂正されています。

 

 でもエリート技師や科学者が出した数字で、そんなに繰り返し計算間違いをするものでしょうか?

 普通なら発表する前に仲間内で、複数で検算します。

 

 けれど一般国民にも、また一般市町村にも放射線を測定する事はできなし、原発の情報事態が開示されていないので、国の指示に従うしかありません。

 

 でもその国の指示がこのように出鱈目なのです。

 

  

 

 半径20キロ以内の人が一時帰宅して良いと言うなら、当然半径10キロ以内の人も良いのです。

 

 半径10キロ以内の人に避難指示が出たのは、11日の夜の9時半です。 

 福島第一原発の半径10キロ以内には双葉町、浪江町、南相馬市の一部などが含まれます。 そしてこれらの町も津波で大きな被害を受けました。

 

 当然他の被災地同様、生存者の救出作業をしなければなりません。

 ところがまだ被災者生存の可能性の高い72時間の遥か前に、いきなり避難指示を出してその捜索や救出作業を打ち切っているのです。

 

 11日は原発事故が始まりましたが、この時問題が起きたのは1号機だけで、現在に比べて放射能は低かったのです。

 

 また放射線障害は成人にはそれほど強くでません。

 

 それなのに、この時生存者を見殺しにして、避難指示を出した理由はなんでしょうか? 

 

 これらの街では今も遺体は収容もされず野ざらしになっているのですが、そもそもこの2週間余りの間に、地震を何とか生き延びた人が見棄てられたまま亡くなっている可能性も高いのです。

 

 放射能に弱い子供や妊婦はいち早く避難さる。

 老人(放射線障害を殆ど受けない)や病人は安全に避難させる目途をつけてから避難。

 津波被害者の生存者の捜索救助作業は最低72時間続行。

 

 このような対応が出来なかったのでしょうか?

 

 

  

 

 半径10キロ以内の避難指示が出たとき、行方不明の家族を置いて、泣きながら避難させらた人が多数いるのです。

 今半径20キロ以内に留まっている人達の中には、行方不明の家族を待って、動けない人が大勢いるのです。

 

 ところが政府は今頃になって、一時帰宅などと言い出したのです。

 でも今、避難指示の出た11日に比べて、放射能が減ったわけでも、原発の状況が良くなったわけでもありません。

 

 政府の避難指示の根拠は全然合理性がありません。

 

 政府の指示の基準で、唯一考えられるのは、責任回避です。

 その典型が意味不明の自主避難です。

 

 「とにかく避難さへ勧告しておけば、後で何かあった時に責任を逃れられる。」

 

 同じ感覚で11日の夜9時半の避難指示も出されて、その為患者搬送のトラブルから、病院で14人の患者が死にました。

 そして救援を待つ人々が見殺しにされたのです。

 

 本当に好い加減にしてほしいです。

 

 

 

  

 

  1. 民主党
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2011-03-27 22:09

野次馬

 東北関東大震災でワタシの契約しているプロバイダーがトラブルを起こし、その為地震の直後からワタシのパソコンはネットに接続不能になりました。

 

 一方、ワタシの甥一家が気仙沼に居ました。 だから地震の直後からワタシはテレビに齧りついていました。 

 

 しかし身内の安否を気遣って情報を得るには、テレビは殆ど役に立ちませんでした。

 

 テレビの画面は延々と物凄い津波の動画を流し続けました。 そしてそれに仙台とか八戸とかの市町村名は出します。

 けれどそれ以上の詳しい地名は出しませんでした。

 

 またスペクタクル映画のような動画のある地域の事は、繰り返し報道しても、他の地域に付いては一切報道しませんでした。

 

 だから被害の全体像が全く掴めません。 

 

 同じ県でも被害の深刻な地域と、そうでもない地域があるのですから、各県ごとの全体的な被害状況ぐらいは、まず報道して欲しいのですが、そのような包括的な報道はありませんでした。

 

 それどろか一部の深刻な被災地域以外に関する報道は一切ありませんでした。

 だから震度6を記録した長野県の被災に関する報道も未だ殆どありません。

 

 これでは地震の被害を報道したことにはなりません。 

 

 そしてこれは市町村に関しても同じです。 

 マスゴミはヘリコプターで被災地へ入り、上空から写真を撮っているのですから、その写真とそれ以前の写真を突き合せれば、同じ市町村内でも、被害の大きかった地区とを簡単に識別できるはずです。

 

 でも全然そのような具体的な報道はなく、唯「市が大変な被害を受けています」と言うだけです。

 

 テレビでの放映は無理でも、撮った写真をテレビ局のHPにでも掲載して欲しかったです。

 

 被害の無い場所は無いと報道してくれたら、遠方に住む親戚知人はどれだけ助かる事か。

 早期にそのような報道をしてくれたら、安否確認の電話が殺到して回線がパンクするような事態もかなり防げるのです。

 

 結局の航空写真提供をしてくれたのはグーグルでした。

 

 しかしもっと腹立たしかったのは、報道各社のヘリコプターが「SOS」と書かれた避難所の上を平然と飛び去る事です。

 

 それどころか病院に取り残された人達が、屋上で手を振って助けを求めているのに、それを映して大満足している有様です。 

 

 ヘリコプターをチャーターして被災地を飛ぶなら、衛星携帯の一つも投下して救援の手伝いをするべきです。

 

 またその後暫くして、避難所を取材するときも、家族を探して各避難所に貼り出された名簿を見ている人達を映してながら、もっともらしく被災者への救援を呼びかけていました。

 

 そんなに被災者を助けたいなら、せめてその名簿を写真に撮って、ネットにアップして欲しかったです。

 この名簿を見たくてたまらない人が、その名簿の人数の何倍も居るのです。

 

 でもこれをしてくれたのもグーグルです。 携帯の写真で撮ったものもありましたが、テレビで放映された画像から加工して投稿されたものもありました。

 テレビを見た個人がこのような努力をしてくれるのに、テレビ局は一切このような事をしないのです。

 

 結局マスゴミは唯の野次馬でした。

 

 しかも非常に悪質な野次馬でした。

 

 被災者をネタにして金を稼ぎながら、最低限の人道的義務を果たす意思もないのです。 目の前で苦しむ人々を、僅かでも助けようと言う良心の欠片もないのです。

 

 彼らがもっともらしく口にする被災者への同情や善意など、完璧な嘘なのです。 彼らは100%パフォーマンスだけで生きているのです。

 

 以前、秋葉原で殺人事件があった時、産経新聞の記者が被害者を助ける変りに写真を撮っていた人達を非難していました。

 

 でもあの時、大勢の人が被害者を助けて、止血などの救命処置をしたり、救急車を呼んだりしていました。

 だから周りにいる人間全部が被害者を助ける必要はなかったのです。

 

 しかし今回被災地に真っ先に入ったマスゴミは、最低限の援助をする意思もなく、ひたすら視聴率の取れそうなスペクタクルやメロドラマを放映しただけでした。

 

 こんな連中が担ぎ上げたのが民主党政権です。 

 彼らが民主党を担ぐわけが凄くわかりました。

 だって本質が全く同じですから。

  1. マスコミ
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  3. CM(14)