1.過度な「群れ意識」を持ち、命令に従う習慣がある。日本人の行動は組織立っていて秩序的であり、その良いところは、皆が従順で統制が取りやすいところであるが、一旦、性質の悪い勢力が権力を握ると、全国民がそれに従ってしまう。その典型的な例が第二次世界大戦のときの外国への侵略である。
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20100727/Searchina_20100727071.html?_p=1
これはグレゴリー・クラーク氏が日本人の13の特徴をまとめたうちの一つです。
最前のエントリー「 在日朝鮮人は外国人です。」でtessei2002さんがコメントで紹介してくださいました。
この手の安直な日本人論は昔から山のようにありましたから、他の12は省略します。
それにしてもこのグレゴリー・クラーク氏の発言を見ると、西洋人はいくら日本で暮らしても、日本語や日本文化を理解しても人種差別はやめられないのだと思うしかありません。
氏は侵略が悪だと言っていますが、それならなぜ彼はイギリスやオーストラリアを非難しないのでしょうか? 彼は元々イギリス人で、その後オーストラリア国籍を取り、外交官として日本に来た人です。
イギリスが侵略をしなければ、第二次世界大戦以前にイギリスが世界中に持っていた「日の没する事なし」植民地はどうやって手に入れたのでしょうか?
そして大戦後も更なる侵略を続けてタイを植民地化しようとしたりしました。
オーストラリアは元々アボジリニーと言われた先住民の土地でした。 現在のオーストラリア人は、ここに侵略しそして彼らの殆どを虐殺しました。
そしてつい最近まで、彼が日本に来た当初も迫害政策は続けていたのです。 また今も厳しい差別があります。
ワタシは彼の著書を何冊か読んだ事はありますが、彼がこれに付いて反省しているのを読んだ事はありません。
また当時、彼の祖国で迫害されていたアボジリニーの人権の為に努力していたと言う話も知りません。
それどころか70年代までオーストラリアは白豪主義を続けていましたが、その事への反省もありません。
彼は非常な教養人であり、しかも外交官だったわけですから、これらの問題を知らなかったわけでも、理解できないわけでもないのですが。
しかしこの人は不思議な事に、日本での在日朝鮮人差別には極めて批判的で、しかも外国人参政権を寄越せと言っています。
外国人参政権が民主主義国家での正等な権利なら、まず祖国でそれを実現するように努力するべきですが、そのような事もしていません。
勿論、オーストラリアが北朝鮮人や韓国人の犯罪者やテロリストにまで永住許可は与えていません。
要するに彼は勝手に他国で、自分の妄想するコスモポリタニズムを実験したいだけなのです。 そして自国をその危険な実験に使う気はありません。
恐ろしく身勝手な話ですが、しかし彼はこれを身勝手とは思っていません。
そもそもこの人にとって、人種差別はあまりに当然の事で、それを人種差別とも意識しないのです。
だから自分を人種差別主義者とも思っていません。
これこそが本物の人種差別主義者なのです。
この感覚だから、アヘン戦争始めイギリスが、アジア・アフリカに行った侵略戦争は善だけれど、日本が同じ事を企てたら悪です。
白人がインディアンやアボジリニーを殺すのは善だが、日本が邦人保護の為に中国に出兵したのは悪です。
この人種差別を知れば、現在の彼の政治的発言を理解できるのです。
しかしなぜか日本の所謂リベラリストがこの人種差別主義者を大好きなようです。 ワタシはそれは彼らもまた、このグレゴリー・クラーク氏同様の人種差別主義者だかでしょう。
つまり北朝鮮人も韓国人も主権国家、独立国の国民ではなく、哀れな植民地の二等国民であると思っているから、「差別反対!!」などと言うのです。
相手がアメリカ同様の一流国の国民だと思えば、その国の国民を強制送還するのが、非人道的とか可哀相なんて発想はありえませんから。
だからワタシは自称リベラリストが、幾ら韓国や北朝鮮に「謝罪」とか「誠意」とか言ってご機嫌をとっても、彼らが喜ばずに、変わりに際限もなく要求をエスカレートする理由は良くわかります。
子供だって大人が子供だましで使うお世辞ぐらいは見抜き、喜ばないのです。
いくら彼らが愚かでも、根底に侮蔑を含んだ同情や優越感ゆえの謝罪など、喜べるわけもないのです。