菅首相ぽつん、外交苦手克服へ準備したのに…
就任3週間となる菅首相が、25日に開幕した主要8か国(G8)首脳会議(サミット)で外交デビューを果たした。これまでの政治生活で海外との接点が少なかっただけに、首相は周到な準備で国際舞台に臨んだが、さっそく「新参者」の悲哀も味わっているようだ。
◆溶け込めない◆
25日昼下がり、サミット会場のリゾートホテルの庭で、それは起きた。
集合写真の撮影を終えたG8首脳らは、オバマ米大統領らを中心に談笑を始めた。ところが首相は一人だけ輪に入れず、笑みを浮かべてぽつねんと立ち尽くすだけ。 首相同様、今回がサミット初参加のキャメロン英首相がすんなり溶け込んだのに対し、菅首相は言葉の壁などもあって一歩踏み出せなかったようだ。
首相就任にあたって自ら「外交的発言が少ない」と認めたように、首相には「外交は苦手」(周辺)という意識があるという。最近の首相経験者が小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫の各氏とも、留学や海外生活を経験して外国人の知人も多く、外交問題に一家言あったのとは対照的だ。
◆専門家が指南◆
首相は、鳩山前政権で副総理だったが、難航した沖縄の米軍普天間飛行場移設問題では積極的に関与せず批判を浴びた。しかし、「ポスト鳩山」を強く意識し始めた今春ごろには「誰が次の首相になっても日米関係の修復は大変だ」と周囲に語るなど問題意識を持ち始めた。 めぼしい日米関係の専門家の評判を聞いて回るなど、苦手意識克服に向けた下準備を進めていた。
いよいよサミット・デビューが決まってからは、さらに熱が入った。外務官僚の説明に飽き足らず、21日夜にはジェラルド・カーティス米コロンビア大教授を首相公邸に招請。水だけで1時間以上にわたり、初めてのオバマ大統領との会談への対応を相談した。翌22日夜にはサミット出席5回という中曽根康弘元首相に都内のホテルで面会を求め、”至難”を受けた。
今回異例なのは、サミットの機会を利用した米国、中国、ロシア、韓国などとの個別の首脳会談に、岡田外相が同席する点だ。「日米、日露などは今までの経緯が分かっていないと困る」として、外相自ら福山官房副長官に申し出た。メディアや相手国の自らへの注目をそらしかねない外相同席を首相が拒まなかったのは、外交デビューはとりあえず「安全運転」で切り抜けたい、との首相の思いの表れ、との見方がもっぱらだ。
◆山場は日米会談
今回の外遊で、首相が最重要課題に位置づけているのが、27日夜(日本時間28日朝)に行うオバマ大統領との会談だ。鳩山前政権でガタガタになった日米関係を立て直す、という深刻な課題に直面する。
関係筋によると、首相は「鳩山と自分とは違うと伝え、不信感払拭に努める」ことを最優先に臨むようだ。
とはいえ、日米間には、普天間問題がなお未解決のまま横たわる。日米関係を名実ともに修復するには、5月の日米共同声明にある通り、普天間代替施設の位置や工法を「8月末日」までに決めないといけない。しかし、地元・沖縄との合意形成は進んでおらず、展望は見えていない。
首相はサミット出発に先立つ外務官僚との勉強会で、「8月末日」について、「何で8月末日なんだ!」とどなり散らして「イラ菅」ぶりを発揮したという。外交に本気になった証拠ともいえるが、今後の試練の厳しさも示す出来事だった。
(カナダ・トロントで、五十嵐文)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100627-OYT1T00206.htm

菅直人は大学卒業後、一度もマトモに働いた事がありません。 学生時代から政治にのめり込み、その後は「シミン運動家」とかになって、政治家を目指しました。
国会議員ももう30年しています。
これは麻生さん、安部さん、福田さんと大違いです。 国会議員としての経歴も彼らに勝るとも劣らないし、入閣も早いです。
それがサミットで「笑みを浮かべてぽつねんと立ち尽くすだけ。」
一体この男は今まで、何をしていたのでしょうか?
自分の次の選挙での当選のためだけに、国会議員としての歳費と給料を貰い続けてきたのでしょうか?
外交は票にならないから、全然考える気もしなかったのでしょうか?

そして民主党が政権をとっても、全然マトモに勉強もしなかったようです。
>今春ごろには「誰が次の首相になっても日米関係の修復は大変だ」と周囲に語るなど問題意識を持ち始めた。
普天間移設問題が始まったのは、もう15年も前からです。 これが難しい問題であることは、普通の人なら誰でもわかります。
それを更に難しく滅茶苦茶にした事には、副総理菅直人にも責任が無いわけではないのです。
別に副総理でなくても、日本国民なら問題意識を持たないわけにはいきません。 勿論15年前からね。
でも菅直人は今春まで問題意識もなかったのです。

>中曽根康弘元首相に都内のホテルで面会を求め、”指南”を受けた。
ワタシの知る限り菅直人が所属してきた政党は、常に自民党の外交を「対米追従外交」と批判し続けてきました。
管直人の師匠で元報国言論会の理事、市川房枝など、再軍備にも反対してきました。
そして菅直人もそれに同調してきました。
それが「ロン、ヤス」の中曽根氏から指南を受けるのですか?
中曽根氏にはちゃんと、今までの自分の愚かさや、それで日本の外交を毀損した事は謝罪するのでしょうね。
中曽根氏は、日本のためにこの図々しい政治屋に、指南をして下さるのでしょうが、本当に有難い事です。

>「何で8月末日なんだ!」
オマイの内閣が決めたんだ!! このヴォケ!!!
外務官僚の皆さんもビックリなさったでしょうね。
副総理が自分の内閣で決めた事を、全然知らずに怒鳴り散らすなんて。 国会で居眠りばかりしていたけれど、ホントに熟睡していたのですね。
しかも家に帰って自分が居眠りをしていた間に何が議論されたかを、新聞を読んで確認する事もしてなかったのでしょうね。
そうでなければ恥ずかしく聞けないですよね。
仕事中に居眠りしていて、それをテレビで全国放映されても問題にならない職業は、猫だけかと思っていたけど、国会議員もそうなのですね。

ホントに猫を副総理にしたほうがマシだったですね。
同じ居眠りでも可愛いもの。