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2023-12-02 11:46

NHKと新聞各社による誹謗中傷 マスコミの敵は一般都民

 NHKは12月2日に暇空茜さんを大々的に誹謗中傷する番組を放映する予定でした。
 ところが番組制作に関わっていた派遣社員の1人が、この取材メモをネットに流出させたことで、ネットでも結構な騒ぎになっていました。
 また新聞でも報道されていました。
 
NHK取材メモがネットに流出か 幹部ら「本物では」「重大事案だ」
12月1日 朝日新聞 

 で、この記事もそうですが、朝日新聞始め大手メディアは年初から、暇空茜さんへの誹謗中傷を続けてきました。

1月21日 朝日新聞

ネットはいまや、現実の社会や政治に影響を及ぼしています。私たちに重大な意味を持つネット上の現象を中心に、文芸評論家の藤田直哉さんが論評する連載です。

 虐待や性被害などに遭った女性を支援する一般社団法人Colaboが、暇空茜(ひまそらあかね)というハンドルネームの人物によってネット上で攻撃を扇動されている。この事件は、現代日本における「ゲーム的政治」の大きな分水嶺(ぶんすいれい)になるかもしれない。

 暇空は、Colaboの東京都からの委託事業などについて、「補助金の不正受給、生活保護不正受給、未成年誘拐あたりは普通に問題」と、YouTubeなどで拡散した。それを信じた多くの人々が、ネット上で非難を繰り広げている。背景には、「萌(も)え」的なイラストが性差別や性搾取を助長するのではないかと問題提起してきたフェミニストたちと、それに反発する「“表現の自由”戦士」と呼ばれる人たちの対立がある。

 Colabo側は昨年11月、デマや誹謗(ひぼう)中傷を繰り返したとして損害賠償を求め暇空を提訴。一方、暇空による住民監査請求は昨年末、都監査委員によってほとんどの指摘が「妥当でない」と結論が出た。ただし、一部の精算には「不当な点がある」として都に再調査を勧告した。どちらの言い分が100%正しいとも言い切れないようだ。

 注目すべきは、暇空らのゲー…

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 一読すればわかりますが、朝日新聞は暇空さんの活動をネット上でのColaboへの誹謗中傷と報道し続けているのです。 
 しかし暇空さんが行ったのは、東京都の若年女性支援事業の予算2600万円のColaboへ支出に関する住民監査請求です。
 この請求は昨年末に出され、今年年初に結果が出ました。
 しかし暇空さんはこの監査結果が不十分であるとして、東京都と東京都住民監査委員会を提訴し、現在係争中です。

 またColabo予算を調べる過程で、同じ東京都の若年女性支援事業を受託し、同じ予算を受け取っている他の三団体若草プロジェクト、BOND、パップスは、Colabo以上の問題を抱えている事がわかりました。
 そこで暇空さんはこれらの3団体にも住民監査請求を行ったところ、これについては請求が却下されました。
 その為、暇空さんはこれら3団体と東京都についても提訴しています。

 ところが朝日新聞の報道では、これが「ゲーム的政治」などと報道され、更に今では暇空さんがColaboを「誹謗中傷」していると言う事になっています。

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 民主主義国家の国民として、このような報道姿勢には非常に驚きます。
 住民監査請求は自治体の予算の使い方を一般市民が直接、追及する唯一の方法です。 そしてアメリカ独立戦争が「代表なきところに課税なし」から始まったように、税金の使い方は納税者である国民にとって最も重要な問題なのです。
 その為に住民監査請求と言う制度が作られたのです。
 その制度を制度の主旨通り、全く何の規則違反もなしに行使した一般市民の行動を、不正を行った側への「誹謗中傷」と言うのですから、朝日新聞の報道の姿勢は民主主義の全否定としか言えません。

 但し一市民が住民監査請求に漕ぎつけるのは容易ではありません。
 現在、都から授業を委託されたNPOなどは、その授業報告書や会計報告書、貸借対照表などを都に提出する義務があります。 その他、これらのNPOに関する情報や都とNPO側とのやり取りのメールなども保管されており、住民側はこうした資料の開示を請求できます。

 そこで暇空さんはこうした正規の開示請求制度を使って、Colabo他三団体の資料を集めて、それを精査したのです。
 但しこれは一般市民には容易でありません。
 例えば貸借対照表や会計報告書など、会計のプロでもない人にとって読み解くのは大変です。 またこうした公開資料を見て「オカシイのでは?」と思っても、それが合法か違法かを調べるのも大変です。
 
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 さらに言えば都側は開示した資料の多くを黒塗りにしていました。
 勿論、q若年支援女性団体が保護した女性の個人情報など、絶対に開示できない部分があるのはわかりますが、しかし都側は何とColaboの定款までも黒塗りにしていたのです。
 定款ってその組織や団体の憲法みたいなモノなのに、それを黒塗りって何でしょうね
 暴力団のフロント企業でも定款は、立派なモノを作って、堂々と公表しているでしょう?

 このような情報隠蔽についても暇空さんは東京都と提訴しました。 ところが東京都側がそれでも開示を断固拒否しています。
 因み小池百合子都知事の都知事選でのマニュフェストには「黒塗りゼロ」と言うのがあったのですが、何と現在小池百合子のHPからこのマニフェストが消えています。

 因みに暇空さんが提訴したのはあくまで東京都と東京都住民監査委員会です。
 暇空さんは東京都と言う大権力と戦っているのです。 
 ところがなぜか朝日新聞もNHKもその他マスコミ各社も、そのことが理解できないのか、暇空さんがColaboを誹謗中傷していると報道し続けているのです。

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 また住民監査制度の根源的な問題ですが、住民監査が通る、或いは住民訴訟で勝訴して、被告となったNPOなどへ賠償金支払いの判決が出ても、その賠償金は全額自治体に入るのです。 
 苦労して住民監査請求をした個人や、多額の訴訟費用を負担して告訴した原告には一銭も入りません。
 なぜなら勝訴は、不正により自治体が損害を受けた事を認めたと言う事なので、損害賠償を受けるのは自治体であって、原告ではないからです。

 これは理屈としては全くその通りですが、しかしこうなると個人が住民監査請求や住民訴訟をやっても唯々費用と労力がかかるだけと言う事になります。
 普通の人間にはこんな物負担しきれません。
 だからこれまで住民監査や住民訴訟を行うのは、所謂「市民団体」、しかしその後ろには共産党など古くからの左翼組織が付いている団体ぐらいだったのです。

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 暇空さんはこんなわけで大変な苦労をしたのですが、しかし暇空さんが苦労の末にColaboの住民監査請求を行い、更にこの監査結果に問題があれば提訴する事を明言する頃から、ネット上で暇空さんの支持者・協力者が増えてきました。
 またこうした行政訴訟には多額訴訟資金がかかる事が想定されたので、暇空さんはこの訴訟資金のカンパを始めました。
 すると多数の人がカンパに応じ、現在は1億3千万ぐらいになっています。

 またカンパ以外でも暇空さんに協力する人は多数います。
 暇空さんの協力者の中には「野生の調査員」と言われる人達がいます。
 彼等は暇空さんがネット上で、都から得た情報を公開すると、それぞれ自分の専門知識を生かして調査して、その結果を暇空さんに送り、色々な助言をしているのです。
 彼等はネット上以外ではお互いに顔も知らない間柄で、暇空さんも彼等に命令や協力を強制できません。 しかしそれぞれ会計や法律の専門知識があったり、公務員として働きこうした現場を知っている人達も多数いるようです。

 つまり暇空さんは「組織」は一切持たないけれど、ネットを上手く使う事で、大組織なしで住民監査請求や住民訴訟を戦う事ができたのです。

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 暇空さんは訴訟の進行状況とこれに関する問題は全て暇空さんのyou tubeチャンネルと、暇空さんのツィッターアカウントで公開しています。
 面白いのは暇空さんが関わる訴訟で、相手側とやり取りする書面を全部、notoで有料販売している事です。 大体一件500円ぐらいです。

 日本では裁判は全て公開で、裁判で使われた書面はいずれ全て裁判所で公開するのですが、しかし暇空のnotoから買うと即日で見られるのが魅力です。
 これが暇空さんにとってどの程度の収入になるのかはわかりませんが、これまで裁判で進展があり、相手側が訴状を出す度に、これを有料販売してきました。 

 まあ、裁判の書面をネット販売と言うのは凄くユニークですが、しかし違法ではありませんし。 新聞だって今は店頭販売で買えば450円するのですから、内容の価値を考えたら暇空さんの行政訴訟のやり取りを500円と言うのはむしろ格安と言えます。

 勿論、暇空さんはnotoで裁判所面を売る場合、被告Colaboが保護していると言う女性達の個人情報や、シェルターの住所等は、完全に黒塗りして、彼女達の安全に配慮しています。

 そしてこれまでの裁判記録を見る限り、どう見ても暇空さんがColaboの都予算の使用に関して指摘したことは、一般国民の常識に鑑みても、更に裁判長の常識に鑑みても正しいと認識されているようです。
 例えば裁判長は都監査委員会が監査中に提出したColaboの会計報告表3について、その報告書を作った元になる帳簿や領収書を出すように命令したのですが、委員会側も補助参加しているColaboも断固拒否しているのです。 

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 と言うわけで暇空さんのやっている事は、正に民主主義の王道なのです。
 つまり一市民が行政の税金の使い道に疑念を持ち、その疑念を住民監査請求と言う形で晴らそうとして、その結果が問題なら行政訴訟を行っているのですから。

 暇空さんはネットを非常に上手く利用していますが、しかしネットで自分の活動状況を伝え支持者の協力を募る事は、今ではどんな団体でもまた個人でもやっている事です。 
 Colaboと強いつながりのある共産党や、朝日新聞やNHKもネット版を持っているし、またツィッターのアカウントも持っています。 またColabo自身もツィッターのアカウントもHPもyou tubeチャンネルを持っています。
 それなのに朝日新聞などの大手メディアは、暇空さんの活動だけを「ゲーム政治」と揶揄ています。
 そして裁判の状況から見ても、Colaboの不正が濃厚な問題につてその不正を追及する事を、「誹謗中傷」と言うのです。
 
 挙句の果てに今回のリークがなければ、公共放送であるはずのNHKが、暇空茜氏の誹謗中傷報道を行う予定だったのです。
 明らかにテレビ・新聞は、暇空茜氏と言う一市民を集団リンチして、抹殺する心算だったのだとしか思えません。
 そして都税と国税を不正に使っているColaboなど4団体を守ろうとしているのです。 そして都の不正隠蔽に全面協力しているのです。

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 このような暇空茜氏リンチには、こうしたメディアで働く記者個人もノリノリのようです。
 例えば共同通信名古屋支店編集部デスクだった桜井平氏は、ツィッター上で「桜ういろう」と言うアカウントを使い、ひたすら暇空茜氏への人格攻撃を行っていました。
 その為、暇空氏がツィッターに開示請求を行って、本人の身分がバレました。 そして現在、暇空氏が彼を提訴しています。
 
 この桜井平氏は、暇空さん以外にも多数の保守派への個人攻撃を行い、ウクライナ人で外交評論家のナザレンコ・アンドリーさんの住所など個人情報を晒すようなことまでしていました。
 こういう人間が共同通信のデスクにまでなれるのであれば、新聞各社、そしてNHKまでもが暇空茜さんのリンチに血道をあげるのも道理だと思わざるを得ません。
 因みにナザレンコさんも彼を名誉棄損で提訴しました。

 つまり彼等ジャーナリストの敵は権力ではなく、一市民なのです。
 彼等ジャーナリストは日頃、社会の木鐸とか、権力との対峙など言いますが、暇空さんリンチを見るとそれは完璧に嘘だとわかります。
 彼等は東京都と言う大権力の為に、その不正を暴こうとする一都民を敵としているのです。

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 しかしなぜ彼等は暇空さんのような個人を攻撃するのでしょうか?
 これは恐らく、Colaboに代表される左翼系NPOが、左翼全体の「シノギ」になっていたからでしょう?
 暇空さんはColaboと東京都の関係を「公金チューチュー」と表しましたが、大勢の左翼がこうしたNPOの皮を被って「公金チューチュー」に励んできたからでしょう。 そして与党自民党も左翼にこうした目腐れ金を与える事で、こうした連中となれ合ってきたのでしょう。

 ところが暇空さんはその闇を暴いたのです。
 彼等はこれまで住民監査請求と言う制度を、一般住民が使うなんて思ってもいなかったのです。
 ところが暇空さんが見事にそれをやってのけたのです。

 だから暇空さんが住民監査請求をした即日、Colaboは7人もの弁護団を組んで議員会館で、暇空さんを提訴する記者会見を開きました。
 その中で弁護士の1人が言いました。
 「市民オンブズマンでもない一般都民が、住民監査請求をするなて、リーガルハラスメントだ。」と。
 再度言いますが、住民監査請求は各自治体の住民なら誰でもできるのです。
 暇空さんはその制度を使っただけなのです。

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 しかしこのColabo弁護団からすれば、市民オンブズマンでもない人間が、住民監査請求を行うなどリーガルハラスメント、つまり合法的な嫌がらせと言う認識だったのです。
 因みに市民オンブズマンは本来は、誰でもなれるのですが、しかし現在東京都では殆どが共産党員に占められているようです。 
 つまり住民監査請求は共産党など左翼組織だけが行う物だと言う認識なのです。

 ところがこの特権を暇空さんがぶち壊そうとしているのです。
 だから徹底的に暇空さんへの攻撃を開始したのです。 その攻撃に新聞各社やNHKまでが加わっているのです。

 因みに実はワタシもツィッターでColabo批判のツィートをしたところ、「名誉棄損で告訴する」と脅迫された事があります。
 この脅迫は春先だったのですが、しかし以来一行告訴状が届かないので、純然たる脅迫でした。 どうせ脅迫だろうし、もしホントに提訴されたらチョッと東京地裁に行って見てもいいかな?とも思いました。
 しかしあんまり気持ちが良くなかった事も事実です。
 左翼は弁護士会とズブズブなので、こうした脅迫は常にやっているようです。

 だから暇空さんも「リーガルハラスメントだ。 告訴する。」と脅迫すれば降参すると思ったのでしょうね。
 しかし訴訟にかけては暇空さんは彼等より何枚も上でした。
 しかも暇空さんに賛同する人が非常に多く、ネットでの呼びかけだけで多額のカンパや、専門家達の無償の協力が得られる事になったのです。

 これはまさにネットの存在により、住民監査訴訟と言う物が、初めて本当に民主主義を守る為のツールとしての生命を持つようになったと言う事でしょう?
 そしてこれはまた組織で民主主義を食いつぶそうとしてきた左翼活動家にとっては、大変な問題でしょう。
 だからこそ彼等は必死に暇空さんをリンチにかけようとしているのです。

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 因みにNHKはあわよくば取材と称して暇空さんの顔を晒し、暇空さんが暴漢に襲われるような事態を狙っていた事も考えられます。
 東京都の若年女性支援だけならまだしも、厚労省はこれに味を占めて「困難女性支援」と言う名目での数百億の公金チューチューも狙っているのです。
 それが一都民の活動で潰されるなんて我慢できないでしょう。

 暇空さんは今、本当の民主主義の扉を開きつつあります。
 だからワタシは何とかそれを応援したいです。

  1. Colabo
  2. TB(0)
  3. CM(7)

2023-08-30 11:19

生活保護の不正受給はしていた Colabo生活保護タコ部屋訴訟

 現在、暇空茜さんが関わっている裁判は30ぐらいあるのですが、しかし一番最初の裁判はColabo側から、暇空さんを名誉棄損で提訴した物でした。

 女性支援団体Colaboを「誹謗中傷」 投稿繰り返した男性を提訴
 2022年 11月29日 朝日新聞

 Colabo側は暇空茜さんがブログサイトnoteで「男性はブログサイトnoteで9月9日、「Colaboは10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月一人65000円ずつ徴収している」などと書いた記事を投稿。ツイッターやユーチューブでも同様の投稿を繰り返し、法人や代表の仁藤夢乃さん(32)の名誉を傷つけたとされる。」として暇空さんを1100万円の損害賠償請求をしたのです。

 コラボはこの裁判の為に7人の弁護士からなる弁護団を結成して、提訴当日、衆議院会館で記者会見を行いまでした。

 この裁判は「Colaboは10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月一人65000円ずつ徴収している」と言うのが、全くの嘘であれば、当然ですが暇空さん敗訴になります。
 
 で、ワタシはこれなかなか難しいと思っていました。 と言うのは暇空さんは全く一般個人であって、彼がColaboに関して集められる情報は、都に情報開示された物、情報開示義務がある物、後はColaboやその関連団体がSNS等で発信している情報だけです。
 
 しかし生活保護の受給についての情報など、完全に受給者個人の情報ですから、こんな物は絶対に一般都民に情報開示されるわけありません。 また受給している事がわかっても、それが不正かどうかと言うのは、警察等が関わって初めて証拠を得られる話です。
 だから暇空さんにはColaboの生活保護不正受給の証拠など出す事は不可能なのです。

 但しこの手の名誉棄損裁判では、名誉棄損とされる事実が事実でなくても、客観的に見て「事実と思い込んでしまう」のも仕方がないと看做されたら、敗訴しなくて済むようです。
 で、ワタシとしては暇空さんはこれを狙って戦うしかないと思っていました。

 ところが何と、暇空さんはColaboの生活保護不正受給の証拠を提出したのです。
 動画の14分ごろかです。



 但し動画で暇空さんが解説しているように、この証拠部分は裁判でも公開されません。 つまり原告・被告・裁判官以外は見られないようになっています。
 これは当然でしょう。
 だってこれには明らかに不正受給をしているColabo入所者の氏名や住所が明記されているでしょうから。

 それにしても暇空さんは一体どこからこんな情報を得たのでしょうか?
 このColaboの生活保護不正受給問題は、川崎市の浅野市議が追及していました。 また都議会議員にもColaboを追求している議員います。 だからこうした議員達からの情報でしょうか?
 ともあれ原告・被告・裁判官以外には公開されていない証拠ですから、その内容や出どころは我々部外者には全くわかりません。 
 だから証拠を見て、それが正しいかどうかの判断もできません。

 けれどもColabo弁護団の反論書を見る限り、暇空さんの出した証拠はColabo弁護団側も全く否定できない物だったのです。
 Colabo弁護団はこの「証拠」がよほどショックだったのか、即反論書を出したのですが、しかしその反論書では一切この「証拠」の内容に反論していないのです。
 ホントに必死に反論したらしく誤字脱字の訂正をする余裕もなかったようです。

 で、反論書では「生活保護の不正受給があったとしても、これはColabo入所者がやっているのであって、Colaboがやったわけじゃない。」「この裁判の目的は生活保護の不正受給の話じゃなくて、貧困ビジネス云々を言われた話だ。」と言ってるんですよ。

 しかしこれあんまりじゃないですか?
 暇空さんも、またColaboの生活保護不正受給問題を追及していた浅野川崎市議等も、生活保護不正受給の件で、当事者になる女性達が罪に問われないように、極力配慮していたのです。
 
 生活保護の不正受給は詐欺罪で、完全な刑事犯です。 だから有罪になれば執行猶予なしの実刑です。
 でもColaboに「保護」された女性達は、最初から生活保護の不正受給などする意図があったはずもなく、受給申請等の手続も、Colabo側で全部やっていたのです。
 それで申請が通れば、生活保護費は女性の口座に入ります。
 だから不正受給が問題になれば、まずが彼女達が有罪になってしまいます。 
 浅野市議がColaboの生活保護不正受給追及で、一番苦労したのは、いかに彼女達守るかでした。

 ところがColabo側弁護団はアッサリと「生活保護不正受給をしたのは、Colaboが収容した女性達。 Colaboには責任はない。」と言い出したのです。
 暇空さんが問題にしているのは、生活保護を不正受給させたことだけでなく、Coiabog側が彼女達からその生活保護費の殆んどを巻き上げていた事です。
 それなのにイザとなったら彼女達を守る意志は皆無なのです。
 これを見るとColaboにとって「少女達」は食い物以外の何物でもなかったのがわかります。

 これはホントにすごい話ですから、ワタシはこの後結構長い事、この続報と言うか? これに対するColaboやその支持者側の反応を知りたいと思っていました。
 ところがコイツラからは全然これと言った反論がありません。

 しかしColabo弁護団はまたトンデモな事を言っているのです。 
 つまり「暇空さんが提出した証拠の閲覧制限を解き、誰でも見られるようにしろ!!」と言い出しているのです。
 


 ???
 そ、そんな事をしたらシェルターの住所や、生活保護を受給している女性達の氏名まで公開される事になるじゃないですか?
 彼女達に何かあったらどうするんですか?

 しかし恐らくColabo側は暇空さんが提出した「証拠」を開示させることによって、様々なトラブルが起きる事を期待しているのでしょう。
 それによって例えばシェルターの女性が襲撃されるなどの事件が起きたら、それをまた暇空さんの責任して、盛大に被害者アピールをしたいのではないでしょうか?

 それにしてもホントに醜悪な話です。

 因みに動画の日付を見て頂ければわかりますが、この暇空さんによる「生活保護不正受給」の証拠の提出は2か月余り前の話です。
 あれからこの裁判は全然進んでいません。
  
 幸い、裁判所は暇空さんの「証拠」の閲覧制限は解かなかったのでしょうね。 だからあれからColaboのシェルターが襲われるとかそういう事件は起きていません。
 しかしColabo支持者達はこの件についてだんまりを決め込んでいて、彼等がこの不正受給をどう思っているのか全くわかりません。

  1. Colabo
  2. TB(0)
  3. CM(2)

2023-08-18 14:08

Colabo弁護士自爆テロ Colabo公金チューチュー裁判の現在 

 一か月前の動画ですが、暇空茜さんの東京都監査委員会に対するColabo住民監査に対する裁判が何ともぶっ飛んだ話になっています。

 何がぶっ飛んでいるかと言うとこの数字です。

 表1 実施状況報告書       2600万円
 表3 暫定監査委員会作成報告書  2905万7000円
 表4 再調査結果         2713万1000円
 実際 Colabo提出報告書      4292万2463円

 で、以下動画を見ながら内容を説明します。



 これは暇空茜さんがColaboについての東京都住民監査委員会の監査結果を不服として、東京都監査委員会を告訴した訴訟です。
 そもそも暇空さんが監査請求をしたのは、東京都で公開されているColaboの会計報告書と活動報告書、更にColaboがHPその他で公開している活動や経理内容などから、これが東京都から与えられた予算の不正利用が疑われたからです。

 表1 実施状況報告書 2600万円 
 表1はColaboの東京都への会計報告書です。 
 東京都が「若年女性支援事業」としてColaboに出した予算が2600万円なのですが、Colabo側からの会計報告書がきっちりこの金額になっています。
 
 そこで監査委員会は監査をしたのですが、しかしその過程で監査委員会は「表3」なる
モノを出して来ました。

 そして監査委員会はこの「表3」によれば、Colaboが都の委託事業の為に使った予算は都から与えられた予算2600万円を超えているので、返金は不用と言う結果を出したのです。
 但し一部の会計処理に問題はあったので、都の担当当局だった保険福祉局に再調査を命じました。

 表3 暫定監査委員会作成 2905万7000円
 ここで「表3」と書いたのが実はこの暫定監査委員会作成のColaboの会計報告書です。
 但し監査委員会は保険福祉局に再調査を命じているので、「暫定」と言う名をつけているのでしょう。

 表4 再調査結果 2713万①000円
 監査委員会側が保険福祉局に命じて再調査した結果が、「再調査結果」です。
 
 しかし「表3」って何?
 「表3」が正しいのなら、何でColaboは最初からそれを「会計報告書」として都に提出しなかったのでしょうか?
 そもそも都に監査委員会は一体何を根拠にこの「表3」を作ったのでしょうか?

 そこで暇空さんはこの裁判で、監査委員会側にこの「表3」の根拠となる資料の提出など、「表3」の立証を求めたのです。
 すると動画で解説している通り、裁判官は監査委員会側に対して「「表3」を立証せよ」と命じたのです。

 ところが監査委員会の弁護団から帰ってきたのが「実際」です。 
 
 この裁判の被告は東京都監査委員会なのですが、これにColabo側の弁護士が補助弁護人として加わっていました。
 そのColaboの補助弁護人堀新が、「表3」とは全く違う内容の「実際」なる報告書を出して来たのです。
 しかもそこで出てきた金額が、Colaboがこれまで公式に東京都に出した会計報告書はお勿論、監査委員会の出した報告書や、更にその再調査結果の数字からも全くぶっ飛んでいるのです。

 実際 Colabo提出 4282万2463円

 何と!!東京都監査委員会弁護団に加わったColabo弁護士が、東京都監査委員会側が出していた「表3」もまたその再調査結果である「表4」も全部否定する資料を出してしまったのです。
 これが正しいとしたら、東京都監査委員会が出した数字はそもそも嘘と言う事になりますから、監査委員会敗訴確定じゃないですか?

 そして動画にあるように内容がまたヤバイのです。

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 これは今回のColabo側が提出した「実際」と、Colabo自身が東京都に提出してきた実施状況報告書の数字を四半期別、費目別に比較した表です。
 するとホテル費など「実際」の方が実施状況報告書より数字が少ない費目が多数あります。
 
 一方、しかし「実際」には保健福祉費や人件費など、そもそも実施状況報告書には全く計上されていなかった費目は各四半期でそれぞれ数百万円計上されています。
 このため総額では「実際」に総額は、実施状況報告書より1682万2463円も上回る事になったのです。

 ところがColaboの弁護士が、出してきた「実際」を見ると、実は都が委託事業の使用目的として認めた費目は暇空氏が疑問に思った通り、明らかに過大に過大に計上していたことになります。
 
 例えばこの年はコロナパンデミックの最中でホテルががら空きになり、ホテル代が非常に安くなっていた時期でした。 だから実施状況報告書に書かれたホテル代は明らかにオカシイと言われていたのです。

 Colaboの東京都若年女性支援事業の予算について、一般東京都民が検証できるのは、実施状況報告書だけです。 だからその実施状況報告書の個々の費目の使用状況がオカシイならColaboの活動自体に疑念がわきます。
 ところが今回Colabo側が出した「実際」は、正にこの疑念を立証する決定的な証拠になります。

 しかしこうなると本来の被告である東京監査委員会の立場はどうなるのでしょうか?
 Colaboが提出した「実際」は、「表3」つまり暫定監査委員会報告書よりも約1400万、「表4」再調査結果よりもべても1600万上回っているのです。
 監査委員会の違う金額を監査委員会の補助弁護団に入っていColabo側が出しただけでも、監査委員会の立場はないのです。
 それなに金額の差が1400万とか1600万って、これじゃ監査委員会の監査自体が根源的にオカシイと言う事になります。
 
 そして金額の差がここまで大きくなった原因を考えれば簡単なのです。
 これはつまり「実際」に計上された人件費や保険福利費は、そもそも東京都若年女性支援事業では、認められていない費目だったと言う事です。
 だから「表3」にもそれは計上されておらず、その再調査「表4」でも認められていないのです。
 しかしどちらもそれ以外の費目を無理矢理水増しして、何とか2600万円を超えるように
「表」を作ったと言う事です。

 つまり東京都監査委員会はColaboとグルになって、Colaboの予算不正使用を追認しようとしたのです。
 
 ところが「実際」が出た事で、監査委員会のインチキが立証されてしまったわけです。
 これじゃもう監査委員会絶対絶命です。
 その絶対絶命なる証拠を監査委員会側の補助弁護士が出したのです。

 これ一体何でしょうね?
 Colaboによる東京都を道連れにしての自爆テロでしょうか?
 これってColaboの意志だったのでしょうか?
 それともColabo弁護士堀新個人の判断なのでしょうか?

 実はこの堀新のツィートを時々見ていたのですが、一応左翼ではありますが、他のColabo弁護団に比べる遥かにマトモで、結構正論を言っていたのです。 そして行政訴訟には経験のある弁護士のようです。
 その弁護士がクライアントの仲間道連れに自爆?

 ホントにもう訳分かりません。
 裁判官はどう思っているんでしょうかね?

 因みにこの件以外でも、暇空さんの行政訴訟に関する話で前々からエントリーしたいものがいくつかありました。
 しかしそれぞれ余りにColabo側の言動がぶっ飛んでいて、アタマの整理が追いつきません。
 でも何とかこれから自分の頭を整理する為にエントリーしていきたいと思っています。
 
 

 

  1. Colabo
  2. TB(0)
  3. CM(16)

2023-05-16 13:07

疑わしきは罰せず? WBPC住民監査結果の意味

 暇空茜さんが若草プロジェクトとBONDプロジェクトの令和4年度の都の委託費の住民監査結果を解説する動画をアップしました。
 勿論、これは暇空さん側の解説なのですが、しかし酷い話です。





 暇空さんは令和4年度の東京都若年女性支援の委託費については、若草プロジェクトとBONDプロジェクトだけでなく、パップスとColaboの4団体について全て住民監査請求を出して、そのすべてついて監査が行われました。
 しかしその監査結果は全て、団体の事業や会計に問題はないとして請求人の請求を棄却しました。

 で、暇空さんは今回、若草プロジェクトとBONDプロジェクトの監査内容を解説しているのです。

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 これを見るとわかるのですが、住民監査委員会が暇空さんの請求を棄却した理由は全て、暇空さんが監査請求で提出した証拠では、事業を実施状況に問題があるとは言えない、都予算の使途に問題があるとは言えないと言う物でした。
 つまり住民監査委員会は刑事犯罪の裁判官のように、疑わしきは罰せずの立場を取って、これらの4団体を問題なしとしたのです。

 しかしこれでは住民監査請求を行う側は、刑事事件での警察や検察と同じ立場だと言う事になります。 住民監査請求と言うのは自治体住民の権利で、一般の住民が自分の住む自治体の予算の使途に疑念を持った場合に、監査を請求する為の制度なのです。

 だから住民監査請求をするのは、本来全くの一般住民なのです。
 暇空さんもそうです。 
 それなのに警察や検察のように、監査対象を有罪にするだけの確定的な証拠を出さないと「疑わしきは、罰せず」の原則で、請求を棄却されるのなら、住民監査制度など全く意味を持ちません。

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 裁判官が「疑わしきは罰せず」の立場にたっても、刑事犯罪で有罪判決が出るのは、警察や検察には、捜査能力だけではなく一般人にはない権限があるからです。
 検察なら公金の不正使用などに関する犯罪であれば、容疑団体の書類を根こそぎ持ち帰って、全部調べる、関係者を召喚して取り調べる、などと言う事もできるのです。
 
 しかし一般人にはそんなことは絶対にできません。
 今回の住民監査請求についても、暇空さんができた事は、情報公開制度で都に開示請求をして開示された書類を調べる事だけでした。
 しかもその書類の多くに黒塗りで隠されている部分がありました。 Colaboに至っては定款が全部黒塗りとか、まるで暗黒組織のような状態でした。
 一般人が住民監査請求を行う為にはこういう不完全な情報から、事業実態や経理内容を読み解くしかないのです。

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 これは住民監査請求制度の意図を完全に逸脱しています。
 本来、住民監査委員会は裁判官の立場ではないはずです。
 住民監査委員会にも、検察や警察と同様に、一般人にはない権限が与えられており、監査対象となる団体について、一般人では調べきれない事を追求できるはずなのです。
 
 つまり本来なら住民監査委員会とは、裁判官ではなく検察や警察の立場なのです。
 そして住民からの監査請求と言うのは、検察や警察に対する通報のはずではありませんか? 
 経済犯などの場合、一般人がある程度証拠を揃えて検察に通報したら、検察がその証拠を調べた上で、ホントに怪しいと思えば、それから捜査が始まるのです。 そして検察の権限をフルに使って、十分な証拠を揃えた上で起訴するのです。

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 しかし今回の若草プロジェクトとBONDプロジェクトに関して、住民監査委員会は暇空さんが指摘した問題については、自身では一切追及せず、むしろ団体側の言い分をそのまま監査結果にしているのです。 
 これでは住民監査請求と言う制度を全否定しているとしか思えません。
 検察が犯人とグルでは、検察の意味がないのです。

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 住民監査請求と言う制度は、住民が直接自分の住む自治体の予算や事業について、監査を請求する為の制度で民主主義の根幹ともいえる制度です。
 しかし実際には個人が自治体の予算使途や事業内容を調べると言うのは、非常に面倒で手間がかかります。 だからこれまでも本来の意味で予算使途や事業内容に踏み込んだ住民監査請求と言うのは、殆ど出た事がありません。

 そして自治体側もそして今回問題になったWBPCと東京都福祉保健局側も、住民監査請求が出される事は勿論、情報開示請求を出される事さえ、一切想定していなかった感があります。

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 だってWBPCの事業報告書も会計報告書もあまりと言えば余りに出鱈目なのです。
 事業報告書でも会計報告書でも、項目別の数字をきちんと合計すると、報告書に書かれた合計の数字と違うなどと言うレベルの数字の間違いが多数あります。
 しかし東京都福祉保健局はこれを一切問題にせずに書類を受け取り、そのまま情報開示請求に応じて公開したのです。
 因みに住民監査委員会側は、これらの数字の間違いを全部「誤記載だから問題なし」としています。

 つまり東京都側もWBPCも、一般都民を完全に舐め腐って、東京都とこれら団体のなれ合いて公金チューチューを認めていたのです。
 そして今回の問題で都議会が追及したところ、他にも同様な公金中ーチュー団体が他にも色々ありそうなのです。

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 WBPCが受け取った公金は全部年間2億程度です。 これは一般人からすれば大金ですが、都予算・国家予算からすれば目腐れ金です。
 そして受け取る団体にすれば、この上もなく美味しいお金です。
 だから自治体の担当者からすれば、厄介な団体から面倒な事を言われるぐらいならと、簡単に出してしまうのかもしれません。
 でも塵も積もれば山になるのです。
 こんなことを放置するわけには行きません。

 そしてもっと問題なのは、こうした公金チューチューの為の法律が結構作られてきた事です。 
 このWBPCの問題で分かったのは、この公金チューチューを全国規模で行う為の法律「困難な問題を抱える女性の支援に関する法律」と言うのが、昨年既に成立していたことです。
 これが施行されると全国の自治体が公費で、こういう公金チューチュー団体に公金を流す事が義務かされるのです。

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 こ、こんな法律聞いた事がないよ!!
 一体いつ審議をしたの?

 でもこうした公金チューチュー法案は実は、与野党の談合で勝手に作成され上程即可決になるのです。
 公金チューチュー団体にはそれぞれ政党や政治家がついていて、お互いの利益配分の話合いが済めばそれ以外はどうでも良いからです。
 だから国民は全く知らない間に制定されるのです。

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 実は今問題になっているLGBT法案も多くの国家議員の中ではそのレベルの話だったようです。
 昨日、岩手県庁の職員ガイドラインのエントリーをしたとき、苺畑カカシさんが欧米でLGBT法案が決まった時の事をコメントに書いてくださいました。

 強姦犯が「自分は女だ」と言えば女子刑務所に収監されると言うトンデモ法案も、実は一般国民が殆ど知らない間に、政治家達が通してしまったというのです。
 あれだってLGBTの理解増進や差別禁止の為と称して多額の公金が政治家や団体に流れ込んでいるのでしょう。
 
 だからああいうトンデモ法案が国民の知らない間に通ってしまうのです。
 これを考えるとWBPCの住民監査請求とそれに続く住民訴訟の持つ意味は、非常に大きいのです。



 

  1. Colabo
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2023-05-12 13:32

Colabo住民訴訟の現在 

 暇空茜さんが起こしたColaboの住民監査結果に対する裁判が、少し進展しました。
 昨年暇空茜さんはColaboに関して住民監査請求をしました。 それでその請求が通り、東京都住民監査委員会は監査を行ったのですが、その監査結果は実に奇怪な物でした。
 
 例えば会計報告書については、暇空さんは東京都に開示請求して、東京都から開示された会計報告書を詳細に分析して、その計算があまりに出鱈目な事を逐一指摘しました。
 そして都がColaboに支払った委託費の返還を求めたのです。

 しかし監査委員会はこれに対して表3なる物を根拠に、Colaboが東京都から委託された事業に費やした経費は、東京都から受け取った委託費を超えているので、問題なしとし、暇空さんからの委託費の返還請求を棄却しました。

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 そして今回の暇空さんのこの監査結果を不服とする住民訴訟では、暇空さんからの訴状に対して、東京都は再度この表3を提出したのです。
 
 これはわかります。
 上記のように、東京都住民監査委員会は、この表3を元に「Colabo側には問題なし」として、暇空さんからの委託返還請求を棄却したのですから。 この表3こそが都の正当性のよりどころなのです。

 これに対して先日、裁判官は都に対して、表3なんか出す前に、訴状に書かれた問題全部に逐一回答するようにと命令しました。
 実は暇空さんはこの訴状で、提訴理由として住民監査請求の時に問題していた事を、いくつか抜粋して書いていたのです。
 更に訴状には、今後追加で都側の問題を提出する事も書かれています。

 つまり住民監査請求で、表3をネタにガン無視を決め込んだ問題が、今後全て逐一裁判の争点になっていくのです。
 これこそ暇空さんが監査委員会に望んでいた事でした。
 それを裁判所がやってくれるわけです。
 
 暇空さんは東京都が公開しているColaboの公式書類を元に、疑問点を追求して住民監査請求をしたのです。 だから本来東京都側はこの公式書類からわかる問題点について、係争するべきなのです。
 裁判所としても、これを無視して表3などを引っ張りだされても困るのです。
 
 つまりここまでの所、東京地裁の裁判官は法と正義による裁判を行おうとしているのです。 だから暇空さんもその支持者も、今後の展開を大いに期待しています。

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 一方、暇空さん側の「野生の調査員」達がこの表3を細かく分析したところ、正確性に疑問が出ています。 
 暇空さんは住民監査請求に関して、これまでの都とのやり取りに関する資料を全部ネット上で公開しています。 
 すると文字通り野生動物のように自由な立場で、これらの資料を調査、研究、分析する人達がいるのです。 
 
 これら「野生の調査員」の中には会計士、弁護士、官僚などの専門家も多数いるようなので、随分と専門的で詳細な調査が行われています。 そしてそれぞれ自由に自分の調査結果をネットで公開しています。 するとまた他の「野生の調査員」がそれを見てその調査結果を評価しているのです。

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 暇空さんは全く一匹狼で、組織や協力者も全くいません。
 暇空さんって非常い知性に優れた賢い人ですが、人格的にはかなりエキセントリックな人です。 ワタシも動画等で暇空さんの話を聞いていると、これじゃ会社などの組織内で円満にやっていくのは無理だと思ってしまいます。
 そして暇空さん自身もそういう自分の性格を知っているので、最初から誰にも協力を要請せず、全部1人で戦うと決めているようです。

 しかし個人的な関係を一切持たなくても、ネットの世界なら、このように野生動物のように自由な立場で、個人で勝手にこうした調査を行い、その結果を報告してくれる人達が多数出てくるのです。
 正にこれはネット社会ならでは調査体制です。

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 で、少し長くなりましたが、その野生調査員達が表3の正確性に疑問を呈しているのです。
 
 しかし表3が正確ならば、また別な問題が出ます。
 もし表3が正しいとしたら、表3のもとになった正確な出入金の記録があったはずです。
 出入金の記録がどのような形式をとっているにせよ、それがなければColaboが都の委託事業にかけた経費の総計など算出する事は不可能です。
 それは一体どこにあるのでしょうか?

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 そして正確な出入金の記録があるのなら、なぜColaboは都に出鱈目な会計報告書を出したのでしょうか?
 Colaboは会計士を雇い毎月報酬を払っているのです。 これはColaboが都に出した会計報告書にも記載されているし、それは表3でも認めているのです。
 会計士がいるのに、なぜ加減乗除を間違えているような会計報告書を都に出したのでしょうか?

 そして都はなぜこんな出鱈目な会計報告書を受け取ったのでしょうか?
 ここまで出鱈目な報告書なら、修正と再提出を求めるべきです。 そして改善されないなら、そこで都からの事業委託は止めるべきです。
 会計士の報酬まで計上しながら、マトモな会計報告書を出せないのでは、単なる無知やミスとは言えないはずです。

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 そして更に根源的な問題ですが、そもそも会計報告書や事業報告書などは、本来住民に公開されるべき物です。 
 その為に自治体の情報開示制度があるのです。

 住民はこれらの資料を見て、自治体の予算が正しく使われているかどうかを判断する為です。
 だから暇空さんもまず都に情報開示請求をして、これらの資料を集め、それを自分で分析して問題を見つけたから、住民監査請求をしたのです。

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 ところが監査委員会がどこからかこれとは全く別な書類を持ち出し、「こっちの書類を見たら問題がありません。」と言い出したのでは、自治体の除法開示制度も、住民監査請求と言う制度も意味がなくなります。
 つまり表3は、住民監査請求と言う制度、情報開示制度その物を全否定する事になるのです。

 今回の裁判でこの問題がどこまで問題にされるかはわかりません。
 しかしこれは民主主義の根幹にかかわる問題ですから、いずれ大問題になるでしょう。

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 因みに暇空さんは現在、この他に東京都に対して情報開示訴訟、そして若草プロジェクト、パップス、BONDプロジェクトの住民監査結果を不服とする住民訴訟を行っています。
 そしてこれらの訴訟を最高裁まで争う覚悟ですし、その軍資金も用意できています。
 
 東京都はどう対応するのでしょうか?
 
 
  1. Colabo
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