ワタシもワクチンはもううんざりしているのですが、しかし現在の所コロナから免疫弱者を守るには、ワクチンより他に方法がないので仕方ありません。
しかし大変奇妙な事なのに、相変わらずワクチン憎悪が続いているんですね。
しかも右派と左派の両方からです。
ついでに言うとこれはアメリカでも同じで、右派も左派も反ワクチン・ワクチン憎悪派がいるんですね。
例えばこれは右派ですが、こんなことを言っている人がいるんですね。
実験?
世界のモルモット?
この人、実験の意味がわかってるんでしょうか?
そもそも世界の医療史上、新型コロナワクチン程、大量に接種されたワクチンは存在しません。
ワクチン接種が始まったのは、2020年年末でしたが、この時、真っ先に接種をしたのはアメリカの高齢者と政府高官始め要職者でした。
日本での接種開始は2021年からですが、この頃には既に欧米で接種を受けた人数は日本の総人口を遥かに超えていました。
トランプ大統領一家始め、欧米の政府指導者もすべてワクチン接種を済ませていました。
それで今も人体実験ですか?
内容を見ていると根拠不明のおどろおどろしいコピペが脈略なしに貼ってありますが、貼っている本人も全く内容は理解していないのでしょうね。
だって人体実験の意味が理解できない人に、ワクチンの効果や副作用の話が理解できるわけでしょう?
それにしても凄い違和感があります。
そもそも新型コロナワクチンの開発はトランプ大統領の命令で始まりました。 トランプ大統領はコロナパンデミックが始まった直後からワクチン開発のプランを練り始めました。 そして2020年5月15日、2020年内のワクチン完成と大量接種を可能にする為の政策、オペレーション・ワープスピードを発表しました。
ワタシはこのニュースを知った時はホントに驚きました。 なぜなら通常、ワクチンの開発は何年もかかるのですから。 それを2019年に発見されたウィルスに対するワクチンを2020年内に開発し、更に直ぐにその大量生産を行うと言うのは、いくら何でも不可能と思いました。
しかしワープスピード作戦の内容を見ると、ワクチン開発の過程で時間のかかる部分を最速化するなどの工夫を重ねて、開発から量産までの時間を大幅に短縮していたのです。
例えばワクチンサンプルが完成すると直後から工場建設を始めるとともに、並行して安全性試験・効果の検証を始めていました。
安全性試験は正に人体実験で、健康な男女を使いワクチンを接種した人達と、偽ワクチン(普通は生理食塩水)を注射された人達とで、感染率の差や副作用などのトラブルを見るのです。
つまり完全な人体実験です。
これは大量に行えば行う程、結果が信頼できるのですが、しかし人体実験に応じる人達への謝礼やその後のデータ管理にも結構なお金がかかります。 それでこれまでは各製薬会社が細々と長い時間をかけてデータを溜めた末に結果を出すのです。
だからワクチン開発って凄い時間がかかるのです。
しかしトランプ大統領はこれに気前よく予算をつける事で、大量の人体実験を短期間に行って短期間で結果を出せるようにしたのです。
そしてその間に工場建設を済ませる事で、ワクチンの有効性・安全性が確認されたら即量産できるようにしたのです。
安全性や有効性が確認できないワクチンの量産工場を作る資金は、政府が負担して、もし実験結果がダメでも、製薬会社が損害を被らないように保障しました。
お陰でウィルス発見後、1年程でワクチンが完成し、しかもその大量接種が可能になったのです。
このワープスピード作戦の作成と実行は、トランプ大統領の政策の中でも、最高の業績で、これによりどれほどの人命が救われたかは想像できません。
このトランプ大領による超短期間のワクチン開発とその大量生産体制の完成がなければ、欧米諸国はその後も延々とロックダウン等の過激な行動制限を続けながら、一方で多数の死者を出し続けていたでしょう。
因みに安倍総理はワクチンのサンプルができた直後に訪米してトランプ大統領に会い、日本人用のワクチン大量購入の話をつけています。
これについてもワタシは驚きました。
だって当時の日本の死者も感染者数も欧米に比べたら二桁違いでした。 こんなに感染者が少ない状況で、感染の深刻な国々と同時期にワクチンを売ってもらえるなんて思えなかったのです。
でも日本はワクチン購入の約束も早々と取り付けて、2021年には接種を開始しました。
これを猛烈に妨害したのは共産党始め反日野党でした。
しかし菅政権はこの妨害に負けずに世界でも最速と言われるスピードでワクチン接種を進めました。
尤もワクチン接種が始まると、共産党の高齢党員や支持者も素直に接種したようです。
つまりワクチン開発や大量生産も、またその輸入や大量接種も、トランプ大統領・安倍総理・菅総理と言う右派が支持する政治家の功績なのです。
それなのになぜか反ワクチン・ワクチン憎悪が右派の一部から湧いてきたのは実に奇妙でした。
勿論、新しく開発されたワクチンですから不安があるのはわかります。
実際、ワタシのブログでも「ワクチンが怖い」「ワクチンは嫌だ」と言う人達のコメントがありました。
残念ですが、ワタシはこの心理はわかりませんでした。
だって日本で接種が始まる前に、欧米で大量に接種されているワクチンを怖いと言うなら、一体どんな薬が安全だと言えるのでしょうか?
一般に市販されている風邪薬や胃腸薬だって、新型コロナワクチン以上には使われていないしその分、副作用等の安全性だって未知としかいえないのに。
でもそんなにイヤなら接種しなきゃ良いだけです。
ところがそれで済まずに反ワクチン・ワクチン陰謀論に嵌る人が大量に出てきたのは、ホントに驚きました。
一体この心理は何なのでしょうか?
一方、左翼にも反ワクチンやワクチン陰謀論に嵌る人達がいます。
こちらの方は、ワクチンの開発と生産に関わった製薬会社が儲けたのが気に入らないようです。
これは左翼らしい発想ですね。
でも膨大な人々が苦しみ死んでいく病気から人々を守るワクチンを開発したのは、人類にとって全き貢献としか言えません。
その貢献をした人達が儲けたのが「ケシカラン」と言うのでは、人類の為にどんな貢献をしてもそれに報いてはならぬと言う事になります。
なるほどこれでは左翼社会が暗黒になるわけです
だってこんなに大勢の人を救っても「金を儲けたからケシカラン」と言って責められるのでは、社会の為、人の為に努力する人などいなくなるでしょう。
因みにコロナパンデミック時に一部の人達が大いに期待したイベルメクチンの発明者でノーベル賞受賞者である大村智博士は大富豪です。
大村博士はイベルメクチンの特許料で莫大な収入を得て大富豪になったのです。
イベルメクチンは寄生虫の駆除剤で、これによりアフリカ諸国始め多くの途上国で寄生虫に苦しむ多く人々を救いました。
だからこの薬を発見した大村博士がその特許料を得て当然でしょう?
因みに大村博士はさらなる新薬の研究開発に使っているのですが。
こうした人類に大きく貢献した人が、その対価を得るのは良い事だと思います。
逆に凄く不思議なのは、これほど他人が儲ける事が気に入らない左翼が、太陽光発電の再エネ賦課金などに一切疑問を持たない事です。
これは完全な搾取なのに。
勿論、コロナパンデミックとそれに対する対応には、色々トラブルがあったし、それに対する批判が出るのは当然です。
しかしワタシはこの種の蒙昧主義が湧いてくるのには非常に驚きました。
新型コロナパンデミックは21世紀にパンデミックが起きたと言う事では、ショッキングでしたが、しかし過去のスペイン風邪、ペストやコレラ等によって起きたパンデミックとは比較にならない程、軽微なパンデミックでした。
それでもこんな陰謀論が湧いているのですから、伝染病の原因すらわからなかった中世ならホントに深刻な陰謀論が湧くわけだと納得しました。