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2023-12-07 18:03

羽子板をどうしよう・・・・

 先週末、札幌は凄く冷えて雪が溶けず、ワタシはこのまま根雪になるのでは?と、思い込んでいました。
 しかし週明けからまた気温が上がり始め雪が溶けました。

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 それで火曜日にはまた「ちえりあ」に不用品を持っていきました。
 実はこの時、羽子板を持っていく心算でしたが、結局決心がつかず、まだ家にあります。

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 我が家には柄も含めて長さ70㎝はあるような巨大サイズの羽子板が二枚あります。 母が作ったのです。 母は晩年になって押絵を習い始め、毎週一回、我が家に先生と生徒さん5~6人が来て、午後一杯皆で押絵の作品を作っていました。
 殆どが色紙ですが、羽子板も作りました。 20㎝程の小さな物も作りましたが、70㎝の巨大サイズも作ったのです。

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 巨大羽子板は二枚ともワタシが持っています。 一枚は助六と揚巻で、もう一枚は藤娘です。 一昨年の年末、この家に引っ越してきたとき、ワタシはこの二枚を飾って、よもさんと二人でお正月を楽しみました。
 しかし一人暮らしで二枚も巨大な羽子板を持っていても仕方ないので、とりあえず藤娘だけでも誰かに貰ってもらおうと思っていたのです。

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 巨大な物なので普通の家庭では邪魔になると思うのですが、お店や病院、介護施設などの施設なら、大いに見栄えがして、楽しんでもらえると思うのです。
 だからお正月が近づいたら「ちえりあ」に持っていこうと思っていました。
 でもイザとなったら決心がつかなくてダメでした。

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 因みに母が買い込んでいた羽子板の板や羽子板を立てる為の台も幾つかあって、妹が保管していたのを、11月中に「ちえりあ」に持っていきました。
 母は癌で入院する直前まで押絵を習っていたので、羽子板の板他使い残した材料が色々あったのです。

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 「ちえりあ」ではクラフト教室なども色々やっているので、この種の材料は貰い手が沢山いるようです。
 それで以前、油絵のキャンパス等、家にあった画材を持ち込んだ時も、使いかけの物でも文句なく受け取ってくれました。
 それで羽子板の板他も持ち込んだら、文句なく引き取ってくれました。 それでワタシも少し肩の荷が下りた気がしたし、妹も喜んでいました。

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 だから今度は巨大羽子板を持ち込もうと思ったのですが、しかしなぜか家から持ち出す事ができません。
 母の死後、この羽子板を飾った事はありませんでした。 母の死後、ワタシが一人暮らしを始めた家がオンボロで羽子板を飾るような雰囲気じゃなかったのです。

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 でも一昨年11月に今の家に引っ越してきて、初めて羽子板を飾りました。 
 一枚は居間に、もう一枚は8畳間に。
 するといかにも華やかになって、嬉しいお正月になりました。 
 けれどもその二月の末によもさんが死んでしまいました。

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 だから今は羽子板の飾った場所には、よもさんの骨箱が置いてあります。 だから今年はどこに羽子板を飾ったら良いかもわかりません。
 いずれにしても一人暮らしで巨大羽子板を二枚も持っているより、誰か喜んでくれる人に貰ってほしいとは前々から思い続けていました。

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 それで毎年、毎年12月になる度に、羽子板を「ちえりあ」に持っていこうと思っていました。
 でも毎年毎年、持っていくことができないままお正月を迎えました。
 一体どうしたらよいのでしょうか? 
 誰か札幌で羽子板の欲しい人はいないでしょうか?

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 ブログ内で羽子板の写真を探していたら、よもさんが一緒に写っていました。(お正月が終わる
 この写真を撮った時はよもさんは元気だったのです。 
 この後二か月足らずでよもさんが死んでしまうなんて・・・・。
 よもさんの写真を見るのが辛くて、今もよもさんの写真を見るのを避けています。

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 実は最近まで猫の写真や動画を見るのも辛かったのです。
 でもこの頃、時々猫動画をみるようになりました。
 因みによもさんが使った食器は今もそのまま同じ場所に置いてあります。

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 よもさんの為に買い込んでいたキャットフードと猫砂は、同じアパート内で猫を沢山買っている方に引き取ってもらいました。 
 ガレージにしまい込んでいた分はよもさんの死後直ぐに引き取ってもらったのですが、家の中に置いていた分を引きとって貰ったのは、お盆過ぎてからです。

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 こんなんだから母の羽子板も整理できないんでしょうね。
 母だって自分の作った羽子板が押し入れに押し込まれているよりは、できるだけ大勢の人に見られて喜ばれる事を望んでいると思うのですが・・・・。
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2023-12-01 12:55

根雪

 遂に札幌は根雪になったようです。
 例年根雪になるのは12月半ば以降ですから、ワタシもその頃までは自転車が使えると思っていました。

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 実際、月曜日には札幌医大まで自転車で行けました。
 火曜の朝、窓の外の外を見た時は、家の前の道路からも駐車場からも雪は綺麗に消えていました。

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 しかし昼前から雪になり、一日降り続きました。
 そして夜になっても止みませんでした。

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 それで水曜からまた完全な雪景色になりました。
 気温も全然上がらず、最高気温が0℃を超えない真冬日が続いています。

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 これでは雪が溶けません。
 この分ではこのまま根雪になるんじゃないかと心配です。

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 せっかく新しい自転車を買ったのに・・・・。 
 冬の買い出しをまだ全然やってないのに・・・・・。

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 昨日は仕方なく徒歩で散歩に出ました。
 気温は−4℃でした。

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 いつも散歩コースは完全な冬景色になっていました。
 これは雪国の人間の感覚でしょうが、雪が積もっていれば冬景色、雪がなければ晩秋の景色です。

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 で、この前、散歩に出た時は、雪がなかったので、晩秋の景色でした。
 でも昨日は雪が積もり、しかも当面溶ける宛てがないので、冬景色です。

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 針葉樹はみんなクリスマスツリーになっていました。
 広葉樹が葉を茂らせている間は、針葉樹と言うのは全然存在感がないのですが、しかし広葉樹が全部落葉すると突然存在感が出てきます。

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 その上、雪など積もるとそれでもう完全にクリスマスツリーです。
 針葉樹と共に目立つのがヤドリギです。

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 これは寄生植物で、緑色はしていても光合成はできません。 だから冬も関係なく緑のままなのですが、それが落葉した枝の上で非常に目立ちます。

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 ゲルマン人の伝説では、冬に巨大な樫の木に着いたヤドリギに、神が下ると言います。
 またクリスマスの夜、ヤドリギの下でキスをしたカップルは永遠に結ばれるとも言われています。

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 雪景色の中を歩いていると、そういう伝説が真実に思われます。
 それにしても寒いです。

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 家を出る時に、きっちりと着込んできたので凍える事はありませんが、しかししんしんと冷えてくるのがわかります。
 水分は全て凍っています。

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 家を出た時は−4℃だったのに、スマホで確認すると−7℃になっていました。
 これは完全に真冬の気温です。

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 そして早々と日が暮れてきました。
 これもスマホで確認すると日没は4時1分です。

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 これだと3時過ぎには日暮れてくるのです。
 家を出たのは1時過ぎだったので、少し歩けば日暮れてくるのです。

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 しかし文句を言っても日は沈むのですから、帰宅するしかありません。
 それにしてもこれから冬至までは日は短くなるばかり、暗く寒い日が続くばかりです。

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 帰宅途中に西野神社の近くのスーパーによって、少し買い物をしました。
 しかしスーパーを出ると、空は更に暗くなっていました。

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 しかしホントにこのまま根雪になってしまうのでしょうか?
 自転車を使える間に、お米とかトイレットペーパーとか玉葱とか重い物を買い込んでおこうと思っていたのですが、間に合っていないのです。

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 家の近くまで来たら、もう完全に暗くなっていました。
 ホントに冬になってしまったのです。
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2023-11-28 10:39

老女の夏

 先週の月曜日、新し電動自転車を買いました。
 これでバッテリーの残量を気にせず幾らでも走れます。

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 それで連日喜んで近所を駆け回りました。
 黄葉は殆ど終わり、寂しい冬枯れの景色でしたが、それでも穏やかな天気が続いたのも幸いでした。

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 山肌ではカラマツが金色に輝いていました。
 カラマツは全ての広葉樹が落葉した後で、黄葉するのです。
 この写真は今一だけれど、太陽の光を浴びると、カラマツの林だけが金色に輝きます。

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 柿の実が赤くなっていました。
 今年は夏が異様に長かったので、柿の実が熟して赤くなることができたのです。
 例年なら青いまま冬になるのに。

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 晩秋の晴れの日を西洋では「老女の夏」とか「インディアン サマー」とか呼ぶそうです。
 ふわ~~っと明るく、穏やかで、しかし何か力ない感じは「老女」なのでしょう。
 しかし「インディアン」はわかりません。

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 しかし23日の金曜日には何と最高気温が17℃まで上がり、このまま冬に向かうのではなく、秋に戻るんじゃないかと思える程でした。
 その上、また雪虫が出ました。 雪虫はもう全部終わったと思っていたのに・・・・。

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 ところが金曜日から一気に寒くなりました。
 そして雪が降ってきました。
 前日の雪虫がそのまま雪になったのでしょうか?
 
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 気温は日中も下がり続けて、翌朝には−6℃まで下がりました。
 お陰で降った雪は全く溶けません。
 勿論自転車も使えません。

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 結局、金・土・日と三日間、家に引き籠っていました。
 窓から雪を見ていると、何だかその降り方が真冬の雪みたいでした。

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 初雪は毎年11月中にあります。 しかし11月の雪は降っても直ぐ溶けるのです。
 そしてその降り方も真冬のそれとは何か違うのです。
 はかないと言うか底力がないというか・・・・・。

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 11月の雪は一旦積もっても直ぐに溶けてしまうのです。
 溶けない雪、つまり根雪になるのは、例年12月の半ば過ぎです。 だからワタシはそれまでは自転車を使う心算でした。
 それなのに真冬の雪・・・・。

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 新しい自転車を買ったのに、それはあんまりです。
 月曜日には札幌医大の診察予約があるのです。
 ワタシは何とか月曜日に自転車が使える事を祈りました。

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 そして月曜日になると、雪は大分溶けました。
 少なくとも道路の雪は大方溶けていたので、何とか自転車には乗れそうでした。
 それで自転車で医大に行きました。

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 しかし日陰になる所は、道路でも結構雪が残っているので、用心しながら走りました。
 久しぶりの遠出だったので、帰りに六花亭に寄って、ビーフシチューを食べました。 1人で食べていると傍の席にいた人が、ワタシのシャツをほめてくれました。 
 全然知らない人なのに・・・・。

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 このシャツはワタシが着物をリフォームして作った物です。 だから褒められて良い気分でした。
 「今日は良い日だ。」その人が言いました。
 そうです。 良い日です。

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 自転車で医大まで行けたし、シャツもほめてもらったし。
 天気予報では、今週後半からまた雪です。
 これだと今年はもう後何日自転車を使えるかわからないけれど、昨日一日新しい自転車に乗れただけでも神様に感謝します。

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 老女の夏は短いのです。
 短い夏を惜しむわけには行かないのですから。
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2023-11-22 12:44

自転車を買う

 一昨日、新しい自転車を買いました。 
 古い自転車は第二次安倍政権発足直後に買ったのですが、以降毎日のように乗り続けたので、去年あたりから随分とがたが来ていました。
 
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 何度も転んだり、倒れたりしたの自転車本体も随分痛んでいたんですが、バッテリーの劣化が酷くて、フル充電して出かけても、少し遠出をすると帰宅途中でのバッテリー切れが心配になってきました。
 そもそも我が家の周辺は山坂が多く、我が家は坂の上にあるので、電動自転車でなければ自転車は使えない場所です。 
 それなのに帰宅途中でバッテリーが切れると、自転車を押して帰るしないのです。
 だから前々から自転車を買い替えなくちゃダメだと思っていました。

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 ところが10日ほど前(11月11日)、琴似商店街から農試公園を回って帰る途中で、遂にバッテリー切れが起きたのです。
 バッテリーの不調は前々からですが、それでもそれまでなら十分帰れた距離です。
 それなのに何でいきなりバッテリー切れなのか?
 ワタシは半泣きで自転車を押して帰りながら、色々考えました。
 充電ができていなかったからかも知れない?
 或いはこの日、余りに寒かったからかも知れない?

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 そこでそれから自転車に乗る時は常に、バッテリー残量を確認しながら走りました。
 しかしヤッパリ、バッテリーの減り方は異様に早くて、近くのスーパーに行って帰るだけでバッテリー残量が50%程度になってしまいます。
 これではもう近所への買い出し以外には使えません。
 だから新しい自転車を買う事にしました。

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 しかし今時期に新しい自転車を買っても、後良くて一か月、悪くすると半月で根雪になって、自転車は使えなくなります。
 せっかく買った自転車を、一か月足らずで春までガレージにしまい込むと言うのは、情けない話です。
 それにとりあえず買い出しだけなら古い自転車で間に合います。
 また春に真新しい自転車に乗るのも素敵です。
 それで11日からずうっと、新し自転車を買う事は保留にしていました。

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 ところが一昨昨日、後輪のタイヤがパンクしたのです。
 家を出る前に空気をしっかり入れても、暫く走ると空気は抜けてしまいます。 こうなると自転車屋に頼んでパンクを直してもらわないといけません。
 それなのに自転車屋は休みでした。
 もう、いい加減にしろよ!!!

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 なんかもうアタマに来てしまいました。
 で、一昨日、自転車屋へ行って、店主とタイヤ修理とバッテリー劣化の件を話をすると、店主は「今新しい自転車を買う予約すると古い自転車は1万5千円で引き取る。」と言います。 「今、新し自転車を買っても直ぐに雪になるから、予約だけすればよい。」と言います。
 因みにその場合、古い自転車のパンク修理はサービスで無料だと言う事です。
 で、その自転車を見ると、古い自転車より強力なバッテリーが付いていて、走れる距離が10キロ程長いのです。
 値段は古い自転車を買った時とそう変わりません。

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 それを聞くと、新しい自転車が欲しくなりました。
 確かに今買っても、直ぐに雪になるのですが、それでも雪が来るまでの間、バッテリー残量を気にせずに自由に自転車で走り回れるのです。
 それにワタシの寿命を考えたら、自転車のバッテリーの劣化までの期間とワタシの体力の劣化まで期間が良い勝負です。
 古い自転車は10年余使えました。 それでは新しい自転車が同程度使えるとして、ワタシは後10年後に自転車で駆け回る体力があるのでしょうか?

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 だったらワタシの体力を優先して考えるべきでしょう。
 それで10年後に自転車のバッテリーが劣化しても、その時に新しい自転車を買おうと思える体力があるなら、それこそ大変な幸運です。
 と言うわけで、ワタシは店主に「新しい自転車を買うから、このまま乗って帰りたい。」と言いました。 支払いはクレジットカードを使う心算でした。

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 ところが店主は「クレジットカードでの支払いは嫌だ。」と言います。 クレジットカードを使うとカード会社に5%も手数料を取られるからだそうです。

 だったら現金で払います。。
 でも、キャッシュカードは家に置いてきたから、家に帰って銀行へ行ってお金をおろして持ってきます。
 だからとりあえず何か乗れる自転車を貸してください。
 だってワタシの自転車パンクしているから。

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 すると店主は「新しい自転車に乗って行けば良い。」「ついでに古い自転車の充電器と、鍵の予備を持ってきてほしい。」と言います。
 お金を払う前に、新しい自転車に乗るのはなんか抵抗がありました。
 まるで万引きしてるみたいで・・・・。 
 でも店主は「いいから乗ってけ!!」と言います。
 と言うわけで、ワタシは新しい自転車に乗って家に行き、充電器と鍵とそれから現金をもって自転車屋に行きました。

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 本来自分の物でないと思って乗っていたせいか、何だか乗り心地が悪く感じました。 
 しかし考えてみれば店主は一回乗せてしまえば返品不能と考えたのかもしれません。
 まあいいです。
 自転車は最初からこの店で買う気でした。
 ここは家から一番近く、パンク等のトラブルがある度に世話になっていたのです。 だから今後もこの店に厄介になると思いますから。

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 で、昨日は新しい自転車で散歩に行きました。
 今度こそ完璧に自分の物になっていると感じているせいか、一昨昨日に比べて乗り心地が凄く良くなったような気がします。
 前の自転車は24インチですが、今度は26インチです。
 その為か前と同じように漕いでいてもスピードが出る気がします。

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 それで上機嫌で走り回りましたが、しかしもうすっかり冬枯れの景色になっていました。
 今や黄葉は全て終わり、葉を残しているのはカラマツと柏だけです。
 黒々とした山肌にカラマツ林だけが金色に輝いているのです。

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 それでも気分は爽快で、発寒川の水源近くから、貸し菜園の沢山ある山の上、更に山を下って買い物をしてと、随分と長い距離を走り回りました。
 しかしバッテリーは全然減っていきません。

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 これなら大通り公園や中島公園まで行っても大丈夫でしょう。
 それにヨドバシカメラまで行っても平気です。
 実はパソコンも屁垂れているので、ヨドバシカメラに行きたかったのですが、バッテリー劣化で遠出は控えるしかなかったのです。

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 しかし電動自転車と違ってパソコンの買い替えは気が重いです。
 だってデータの移動とか設定とか考えるだに憂鬱です。

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 でも近々行くしかありません。

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2023-11-17 23:04

雪の夜の思い出とクリスマス

 今日は一日中雨でした。
 それで一日家に引き籠っていました。
 そしてクリスマス用のタピストリーを作りました。
 
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 布地は家にあったフェルト地の端切れです。 
 幅30㎝、長さ1m弱の細長い端切れです。 昔、母が何かの材料にするために買ったのだと思いますが、今となっては使い道もないので、「ちえりあ」へ持っていこうかと思っていました。

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 一方、我が家には母の残したミシン糸が沢山あります。 母は洋裁ができて、ワタシや妹が子供の頃から、季節ごとに何枚も服を作ってくれました。
 服を作る時に、布地の色に合わせたミシン糸を買うのですが、その使い残しの糸が沢山あるのです。

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 古いミシン糸は絹です。
 絹のミシン糸は繊細で艶やかでとても綺麗なのですが、しかし古くなると劣化して、直ぐに切れてしまいます。

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 だから残しておいても洋裁には使えません。
 しかし美しい色彩と艶を見ていると、捨てる事もできません。

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 それでこの古い絹のミシン糸を使って刺繍をしてみようと思いました。
 色々な色の糸が残っているのですが、特に多いのが灰色でした。 極薄い銀ネズミ色から、殆ど黒に近い物まで何種類もの灰色の糸がありました。

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 これはウールのスカートを何着も作った結果です。 やっぱり灰色の系統が一番無難で、履きやすいので、灰色のスカートが多くなのです。 
 でも新しいスカートを作る度に、布地にあわせて微妙に色の違う灰色のミシン糸を幾巻も買う事になったのです。

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 それでその灰色の糸を見ているうちに雪の降る夜の景色を連想でした。
 そう言えばもうすぐクリスマスです。
 
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 それでフェルトの端切れを「ちえりあ」へ持っていくのをやめて、これを使ってエゾ松に雪が降る光景を刺繍する事にしました。

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 絹のミシン糸は、普通の刺繍糸より艶やかで美しいのですが、非常に細くてよじれやすく、普通の刺繍のスッテチはできそうもありません。
 だから唯、ひたすら糸で線を描くだけで、エゾ松と雪を表す事にしました。

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 糸が細いので、刺しても刺しても、ボリュームが出ないのは困りましたが、その分失敗も目立ちません。
 雪は正六角形にしたかったのですが、皆いびつになってしまいました。

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 そんなこんなで元々、考えていた物とはかなり違う出来上がりになりましたが、それでも何とか仕上がりました。
 一昨日の夜と、昨日の夜、そして今日一日かけての出来上がりです。

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 雪の夜を刺繍していて、よもさんの事を思い出しました。
 よもさんの生前は真冬の夜によもさんと散歩しました。
 街灯の明かりに雪が煌めき、よもさんの可愛い足跡が雪の上に続きました。

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 あの幸せな夜はもう二度と戻らないでしょう。
 それでもあの夜を思い出せたので幸せでした。

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 そんなわけで今日は久々、クリスマスオラトリオなど聞きました。
 よもさんの生前、クリスマスが近づくと二人で一緒に聞いたのです。
 それからフォーレの「ノエル」も。

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