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2023-01-06 13:09

貧困手芸教室 着物のリフォーム他

 昨年、9月~11月下旬まで暫く貧困手芸に嵌っていました。
 
 ワタシの母は嫁入り前にちゃんと装苑の洋裁教室に通っていたので、洋裁は一通りできました。 それで自分の物やワタシや妹の衣類は大方自分で作っていました。 
 我が家では毎年夏に一泊旅行をしていたのですが、その時にワタシと妹に必ず新しいワンピースを作ってくれました。
 それが凄く嬉しかったのを覚えています。

 そんなわけでワタシも母から少し洋裁を習いました。
 尤もワタシはきちんと洋裁教室に通ったわけではないので、作れるのはシャツやパジャマぐらいです。 

 それで昨年、久しぶりにシャツを作ったのです。 この顛末はブログでも少し書きました。 でも下手な洋裁なので、態々写真をアップする気もなかったのです。 
 ところが新年早々「写真が見たい」と言うコメントを頂いたので、アップします。
 ワタシは煽てられると直ぐに木に登るのです。

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 昨年一作目は上の写真のシャツです。
 生地は綿ローン、もう40年前後前にバーゲンで買ったのですが、それでも結構良い値段でした。
 
 でも写真でもわかる通り凄く癖のある柄で、しかもボーダー(生地の片側だけ濃紺無地になったいる)柄なので、服にする場合デザインが凄く難しいので、長い間箪笥の肥やしになっていました。
 でも何とかポーダー部分を上手く生かせるデザインになったので、自分では非常に気に入っています。
 
 尤も出来上がった頃には既に肌寒くなっていたので、これを着て外出することはできませんでした。 夏を待ちます。
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 で、一作目が気に入ったし、楽しかったので、二作目を作る事にしました。
 それが上の写真です。
 
 生地は数年前にフリーマーケットで買いました。 フリーマーケットですから3.8m400円と格安でした。 しかしこれイギリス製の凄く良い生地でした。
 それで大分前にも半袖シャツを一着つくったのですが、今回デザインを少し変えてもう一着作る事にしたのです。 3.8mですから、半袖シャツなら余裕で二着作れるのです。
 
 これも我ながら上出来だと思っています。
 因みにこの二着は、元々昔買った本についていた型紙を少し変形して作りました。
 裾以外は同じ型紙です。

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 二作連続で上手く行ったので、完全にノリノリになって、三作目を作りました。
 それが上の写真です。
 型紙は前二作と同じですが、襟元を少し広くしました。
 
 但し三作目の元は古い長襦袢です。 出所不明で家にあった長襦袢ですが戦前の物だと思います。 生地は羽二重です。
 柄が非常にキッチュと言うか、思い切り派手で華やかです。
 長襦袢は下着ですから、人前で見せる事はありません。 だから男物でも非常に派手な柄や奇抜な柄の物があります。
 これは恐らく若い女性用ですから、普通に派手な柄なのです。

 羽二重ですから着心地は凄く良いです。
 すべすべする肌触りが最高です。
 但し絹物なので洗濯には気を使います。

 でもこういう素材を使って作る事こそ、自分で作る事の喜びです。
 だってこんなの絶対に買えませんから。

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 そんなわけで、もうすっかり洋裁に嵌りました。
 そしてワタシは洋裁に嵌っている間にも、秋は深まり、寒さが募りました。

 実はワタシもこんなに洋裁に嵌って、何着も作り続けた事はないので、自分でも少し驚いていました。
 しかし気が付くとなぜかミシン針に糸がスッと通ります。
 そういえば目玉の調子が馬鹿に良いのです。
 少し前までミシンの針に糸を通すのに大苦心していたのに。
 これは天国のよもさんの助けでしょうか?

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 ともあれこれで益々ノリノリになってきたので、今度は母の浴衣をシャツにしました。
 それが上の写真です。
 浴衣で作ったシャツは涼しくて、夏には最高です。
 
 母の浴衣はワタシが子供だった頃に母が着ていた物で、ワタシは子供心にこの柄が凄く好きでした。 でも母は浴衣を着る事は殆どなく、浴衣はずうっと箪笥にしまい込んだままでした。
 ワタシが着られた良かったのですが、ワタシは母より身長が10㎝以上高く、裄も長いので母の着物は全く着られませんでした。
 だからこの浴衣も裄も丈も足りず、シャツにリフォームしようと思い続けていたのですが、でも解体するのが嫌で、長い長い間そのままになっていました。

 でも解体してしまうと縫製は凄く楽です。
 浴衣地って凄く縫いやすいのです。
 但し柄が非常に大きいので、ポケットや襟をつける時にヘンな柄がヘンな配置にならないように気を使いました。
 でも大体上手く行ったんじゃないかと思います。

 因みにボタンは全部、家にあった物を使いました。
 これだけ色々違ったシャツを作ったのに、それぞれにピッタリと似合うボタンがあったと言うのは凄いです。
 これは母の代からのボタンコレクションのお陰です。
 そしてワタシにも母から受け継いだロッドユールの血が流れているのです。

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 こうやって毎日ルンルンノリノリで洋裁を楽しんでいたのですが、その間にも季節は更に進み、すっかり晩秋になりました。
 母の浴衣をシャツにリフォームしたのは11月半ばになっていました。
 そのころは、毎日冷たい雨が降り続いていました。

 でもワタシはまだルンルンで今度は、ワタシの浴衣を解体してシャツにするつもりでした。
 しかしさすがに神様もよもさまも「そこまで調子に乗られても面倒見切れない」と思ったのでしょうか? 
 
 その後体調が悪くなり、目玉も痛み出し、ワタシの浴衣解体も中止したままです。
 尤も作ったところで着られるのは夏なのだから、焦っても仕方ないです。

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 とりあえず浴衣の解体は無期延期して、またネットに嵌ってダラダラと過ごしています。
 
 昔は体調が悪くて何もできないと、ひたすら不甲斐ない自分を嫌悪し、憎んだのですが、しかし今はダメな物はダメだと思えるようになりました。
 だから体調が戻るまで暫くダラダラと過ごす覚悟です。

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 ワタシの下手な洋裁の作品の写真を見たいと言ってくださる方だっていらっしゃるのですから、下手な作品の下手な写真でもアップして楽しく過ごす事にします。 
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2022-10-31 11:26

バブル並 若者は貧しい?

細野豪志
富士市の高卒初任給は平均で15万4900円。1日8時間で20日間バイトすれば時給1000円なら月収16万円。社会保障負担を考えると正社員よりバイトの方が実入りがいい。若者の経済状況は相当に深刻だ。

 細野豪志議員のツィートです。

 でもこれ「バブル並」と言う事です。
 今は「非正規」「派遣」と言うのは、悲惨と貧困の極みのように言われていますが、しかし正社員にならず非正規労働者でいる人達が生まれてのはバブル期でした。

 バブル期は超好景気で、人出不足が深刻化して「人出不足倒産」なる物まで起きました。
 仕事を受注したのに、その仕事をこなす為の従業員がいなくなって、倒産してしてしまう会社が出たのです。
 当然、その瀬戸際に立たされた会社は、出せる限りの高賃金で従業員を募集します。 但し異常な高賃金で長期に雇用することはできないので、臨時、非正規と言う形で募集します。
 
 労働者の側からすれば、臨時でも非正規でも、こういう雇用が幾らでもあれば、こういう非正規の仕事を渡り歩いた方が、正社員として働くよりも、賃金も高く、しかも仕事内容は簡単で責任もなく、職場で面倒な人間関係に悩む事もありません。
 だから正社員の求人が幾らでもあるのに、敢えて正社員にはならずに非正規職を渡り歩くのを選ぶ若者達が出てきました。

 当時、そういう人達を「フリーター」と呼びました。 
 そういう事をしていたら、キャリアが積めないし、何より不況になって割の良いバイトがなくなったら悲惨な事になります。
 でも考えてみれば、バブル期に高校や大学を卒業したばかりの若者達は、物心つくころからずうっと好景気で人出不足の日本しか見た事がなかったわけです。

 好景気で人出不足の日本しか知らずに育った若者達にすれば、不景気で低賃金のバイトを探すにも苦労するような社会なんて想像できるわけがなかったのです。 
 でも不景気で低賃金のバイトを探すにも苦労する社会は、その後間もなく現実になりました。

 バブルがはじけると直ぐに到来したのが就職氷河期です。
 若者の失業率は10%代に達して、大学生はひたすら就職活動に追われるようになりました。
 そして「派遣」「非正規」は悲惨と貧困の象徴になりました。

 ワタシは高齢者特権で、こういう時代の変遷を覚えているので、細野豪志議員のツィートを読むと、若者の貧しさよりもむしろ「おお、漸くバブル期並になってきた。」と感動してしまいます。
 
  実際アベノミックス以降、失業率は2%台になり、新卒者の就職内定率はバブル期並が続いているのです。
 だから若者は大学や高校を卒業したら、とりあえず正社員に就職できるのです。
 
 しかしこれもバブル期前から同じですが、高卒公務員の手取りって、最低賃金の時給で
フルタイム労働をした金額に少し色を付けた程度です。
 そしてこれは実は生活保護費も同様です。
 生活保護費は自治体により少し違いますが、どこでも総額で最低賃金でフルタイムをした場合の金額程度が支給されています。

 但し公務員は残業もあるし、ボーナスもあるので、それらを加えると生活保護費より大分マシになります。
 そして後々昇給するし、何より公務員は失業するリスクが殆どないので、就職氷河期以降大人気でした。
 それどころか一時は「公務員」と言うのが羨まれ、妬まれる程になっていました。

 で、その公務員の給料を引き合いに出して「若者の経済状態は深刻だ」と言うようになったのですから、これはもうアベノミクスの成果の凄さを実感します。

 それでも今一この成果の実感がないのは、現在ちゃんと職業のある人、そして定年退職して悠々自適の人達は、失業と言うモノに実感がないからでしょう。
 でも若者のあの就職氷河期とそれに続く第二次安倍政権成立までの悲惨さを思えば、新卒者が就職できる社会がどれほど素晴らしいかを実感せざるを得ません。
 だから政府は何としてもこの状態を維持するように最大限努力するべきなのです。

 因みにワタシは個人的に今の若者が「貧しい」とは思っていません。
 特に去年、引っ越しの前に実感しました。
 
 ワタシは去年、20年来住んでいた借家を出なければならなくなり、引っ越し先を探しました。
 その時、20年前と比べて家賃水準が総じて安くなっている事、にも拘らず借家の質が非常に高くなっている事に驚きました。
 
 例えば20年前なら札幌で3万円以下の借家なら、ホントのオンボロで風呂がないとかでした。
 でも今は3万円以下でも風呂やキッチンもきちんとついた小綺麗な部屋です。
 20年前にはあった木賃アパートは完全になくなったようです。
 また部屋も前の住人が出たら直ぐに専門の清掃業者を入れて掃除をするのが普通になったらしく、どこのアパートを見ても一瞬新築?と思える程綺麗でした。
 
 それに比べるとリフォーム前の中古マンションの方が汚かったです。
 リフォーム前の中古マンションも、売り手もちゃんと掃除をしたのでしょうが、それでも清掃業者のようなわけにはいかないのか、生活臭芬々になっていたのです。

 つまり今はもう薄汚れたオンボロアパートなど借りる人はいないという事でしょう。
 但しそれは言い換えれば、もう若者達はオンボロアパートに暮らす事には耐えられなくなったという事です。
 だから一定の部屋代は絶対に必要です。

 衣類など生活必需品もバブル期に比べると異常に安くなっています。
 だから貧しくなったはずの日本で衣類の廃棄が増えているのです。

 しかし部屋代のような固定費が絶対に必要になってしまうと、自由に使えるお金はその分減りますから「貧しい」と感じるようになってしまいます。
 その意味では「若者は貧しくなった」のです。

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2021-10-11 12:15

解約に10万円??!! ソネット

 引っ越しの準備は順調に進んでいるのですが、しかしネットの引っ越しで腰が抜けました。

 ワタシは現在、ソネットと契約しており、その契約では光回線はKDDIを使っています。
 「ずっとギガ特プラン」というコースです。
 しかし新しい家では大家さん負担でジェイコムを無料で使えるので、ソネットの契約は解約することにしました。

 それでソネットに連絡すると、解約には総額で10万円弱かかるというのです。
 腰が抜けました。

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 ワタシはこれまで何度かソネット内で契約プランを変えた事があります。
 その場合光回線がNTTからKDDIになったり、その逆になった時もありました。
 しかしそういう場合でも解約には、違約金2万程度しか請求されたことがありませんでした。

 現在は言っている契約では、解約時に回線工事費残差などがかかり、もう少し高額になる事はわかっていました。
 ところが何と解約には10万円かかるというのです。

 唖然茫然!!

 そ、そんな説明は契約時には受けていません。
 そんな途方もない解約金がかかるなら、最初から入会しません。
 するわけないでしょう?

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 そもそもこのプランに入ったのは、何度も何度も勧誘の電話がかかり、しかもその勧誘電話では、このままでは現在ワタシが使っている家電の電話番号が使えなくなるというのです。
 当時はワタシは携帯は持っていなかったし、携帯を買う予定もなかったので、家電の番号は変えたくありませんでした。

 またこれとは別に、その当時契約してたプロバイダー側から何度も、「電話はちゃんと使えているか?」「ネットでトラブルは起きていないか?」との電話がきていました。
 何とも気持ちが悪い話でした。

 それで結局、勧誘通りこのプラン(ずっとギガとくプラン)に乗り換えたのです。
 その時、キャッシュバックがソネットから40000円、KDDIから25000円の総額65000円がつくという契約でした。

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 ところが契約を決めて間もなく色々トラブルがあり、勧誘をしてきた会社(KDDIコールフォース)との連絡中に「電話番号が使えなくなる」という話は嘘だったとわかりました。

 その時にすごく嫌な感じがしたのですが、しかしそれでもまた契約を変えるのは面倒なので、我慢してこのまま契約を続ける事にしました。
 但しなんかもうこの会社が信用できなくなったので、キャッシュバックだけは早めに払ってくれるように連絡しました。
 それでその会社はキャッシュバック40000万円を払ってくれました。
 だからワタシもそれ以上言いませんでした。

 しかしこの時、契約を解除しておくべきでした。
 これなら向こう側が虚偽の内容での契約を持ちかけたわけですから、解約に10万円もとられる事はなかったのです。

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 とにかくそういうわけでワタシはこれ以降もそのまま「ずっとギガ得プラン」で契約をつづけたのですが、解約料の問題は別としても失敗でした。

 まず月々の料金はそれまでのプランとほとんど変わりません。
 むしろやや高めでした。 高くはならないという話だったのに・・・・・。
 しかもなぜか時々、パソコンを使用中にネットの接続が途切れる事がありました。 
 それでもまた変更となると違約金がかかるので、当面我慢する心算でした。

 ところが引っ越ししなければならなくなり、引っ越し先で大家さん持ちのジェイコムが使えるので、解約を申し出たのです。
 すると「10万円寄」こせです。

 しかも11月4日で契約を切っても、11月分は日割りではなく全額請求です。
 
 なんかもう最後の最後で徹底的にボッタクる気満々です。
 契約の勧誘をしてきた会社も、ソネットも怪しいけれど、回線がKDDIなのだから、そんなインチキはするまい、普通に良心的にやってくれるだろうと気楽に考えていたワタシが馬鹿でした。

 とりあえずソネットには抗議はしたし、KDDIの方とも話す心算ですが、どうなるかはわかりません。
 
 それでもこういう事になってみれば、最悪10万円取られてもソネットとは永遠に縁を切りたいです。

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 ネットのプロバイダー契約は、どれも普通、契約時にキャッシュバックが来ます。 普通はそれでそれまでのプロバイダーを解約するときに出る違約金が賄えるようになっています。
 そして契約初月の使用料は無料です。

 これで契約切り替えのハードルを下げているのですが、しかし解約時には違約金をとります。 
 
 但しその違約金は前記ように、普通は2万円前後です。 
 それでワタシも気楽にこれまで何度か契約を変えたのです。
 
 プロバイダーや光回線を提供する側からすれば、客を勧誘するときはキャッシュバックや初月利用料無料で釣り、一旦契約すれば客が逃げないように違約金で縛るのです。

 しかし契約解除に10万円?!よこせというのはすごいです。
 ホントに驚き呆れています。

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 ワタシは幸いそれでも10万円を払う資力がありますから良いのですが、この世には10万円なんて一度にはだせない人は大勢います。
 一方、パソコンは現代人には必需品になっています。
 
 そしてワタシと同様引っ越し引っ越しや転職等で、どうしてもプロバイダー契約を解約するしかない状況に追い込まれる場合も多いでしょう。

 そういう社会状況を考えると、こうした契約方式を放置するのは問題ではありませんか?

 菅総理は携帯利用料の高さを社会問題と考えて、政権の政策課題にして、実際に在任中に携帯利用料引き下げを実現しました。

 携帯の利用料がこれほど短期間に実現したのは、菅総理の行政手腕の高さにもよるのです。
 しかしそもそも最初から携帯各社の談合で携帯料金が異常に高く設定されていたという事実があったから可能だったのではありませんか?

 携帯電話の会社が数社しかなく、その数社が優越的な地位を良い事に談合して、高額の料金を設定していたというボッタクリ制度だったのです。
 最初から異常に高い価格を設定して異常に高い利益を上げているから、政府の圧力で価格を大幅に下げさる事ができたのです。
 そしてそれで大幅に料金が下がっても、携帯会社が倒産するとかそういう話にならないのです。
 
 こういう事実を見ると、インターネットのプロバイダー料やその契約形態にも是非とも政府がメスを入れてほしいと思います。

 それから皆様には今後プロバイダーを変える時には、十分に注意していただきたいと思います。
 特にソネットは絶対避けた方が良いです。

 ホントに腰が抜けました。
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2021-10-09 11:40

株を持つという事

 岸田総理が金融所得への課税を強化すると言っています。
 金融所得、つまり株の売買益への課税を強化するというのです。
 これは元々岸田さんが総裁選出馬時からいっていた事ではありますが、しかし日経平均が8日連続激落「このままリーマンショック級の不況に突入か?」という最中にまたこれを言ったのだから驚きます。

 マジに火に油を注ぐとはこのことでしょう?
 岸田総理のブレーン、山本幸三衆議院議員によれば、これは必ずしも喫緊のことではないとのことですが、しかしだったらこんなパニック状態の中で、言う必要はありません。 
 こういう話は株価が過熱したときにすればよいのです。

 それにしても今回の自民党総裁選では岸田さんだけでなく高市さんもまた、株の売買益や配当所得に対する課税の強化を言っていました。
 こうした発言が出るのは、この二人共に、更にこの二人以外の自民党内でも、金融所得不労所得=格差=悪という発想があるからではないでしょうか?

 株なんか買う奴は投機で儲けようとしている悪い奴だから、ドンドン課税してあぶく銭を巻き上げたらよいんだ!!

 こういう深層心理があるのではありませんか?
 そして実はこれは日本人の多くが持っているのではないかともいます。
 
 しかしこれは実は日本の雇用と技術を守るうえで、非常にまずい発想だと思います。  はっきり言ってこれてって、マジに共産主義者と同じ発想です。
 こんな発想だと日本の経済は萎縮するばかりだし、更には日本の労働者の雇用も、安全保障に必要な技術も守れません。

 理由は簡単です。
 株式会社は株主の物です。
 だからある会社の株を持つという事は、その会社を持ち株の分だけ所有するという事だからです。

 それではこうやって株を買う事を罪悪視し、課税を強化して、日本人が日本企業の株を買わなくなったら?
 外国人が日本企業の株を買い占めたら?
 日本の企業でも日本人の物ではなくなってしまいます。
 
 会社は株主の物で、株主には社長や重役を解任したり任命したりする権利があります。
 それなのに大株主が外国人になれば?
 当然、社長も重役も外国人の株主に従うしかないのです。

 こういう事実があるから、例えばテレビ局や重要インフラなど、国家の安全と安定に重要な企業は外国人の持ち株比率を制限されています。
 例えばテレビ局では外国人の持ち株比率は20%以下と定められています。 しかし現在これがフジテレビなど一部の会社は、保振制度を悪用して、事実上違法状態なので、放送内容が偏向している事は、ネトウヨなら皆知っているでしょう?

 だったらテレビ局以外の会社なら、外国人に株を買い占められても良いのでしょうか?
 例えば川崎重工や三菱重工など国防に大きくかかわる会社の株を大量に外国人に買われたら、こうした会社の持っている国防技術を守り切る事ができるのでしょうか?
 
 そして外国人の株主たちが、日本人従業員の雇用を守ろうとしてくれるのでしょうか?

 勿論、日本人の株主だって、自分の利益の為に株を買うわけで、従業員の雇用を守るより、配当を増やしたり株価を上げてくれる方がうれしいのは事実です。
 だから企業の持っている技術だって、企業利益になると思えば、外国へ流出することを反対するとは限りません。

 でも日本人の株主なら、日本という国家の運命は自分の運命になるし、何より日本政府の統制化にあります。
 しかし外国人の株主ならそうはいかないのです。

 だから日本の安全保障や雇用を考えたら、日本企業の株は全部日本人が持つのが理想です。
 勿論、現在の国際社会の中で、これは無理です。
 今は日本人でも米国株を持っている人は沢山いますから。

 でも日本の国力、日本の生産力、日本の経済を日本の物として守る為には、日本企業の株はできる限り日本人が持つべきでしょう?
 本来であれば、政府はそのような政策を推進するべきじゃないですか?

 ところがなぜか日本では株=投機=あぶく銭を狙う悪い奴、株=格差などと言う悪いイメージばかりが先行して、株を持つ事の根本的な意味を綺麗に忘れているとしか思えないのです。

 勿論こういう一種共産主義的発想は戦後ずうっとありました。 但しバブル崩壊ぐらいまでは、日本の企業には「株の持ち合い」という習慣があって、企業同士が関係する会社の株をお互いに持ち合うという事で、売買益や配当益だけを狙って株を買う人達が、経営に影響を与える事はできない状態になっていました。

 ところがバブル崩壊のころからこれがアメリカから問題視されて、企業は関係会社の持ち株を手放さざるを得なくなってきました。
 一方で外国人の株主が増えました。
 それで現在、日本の株式市場での売買の7割ぐらいが、外国の投信によるものだと言われています。
 その為、外国人の投信のトレーダーの動向で、日経平均の変動しているというのです。

 だって外国人が日本株を売買して利益を上げても、日本には税金は払わないですから。
 NYや上海から日本株の売買注文を出して利益を上げても、税金はアメリカや中国に払うのですから。

 日本政府が株の売買益に対して課税を強化しても、それで税金を払うのは日本人だけです。
 一方、株の売買には大きなリスクがありますから、株を買ってもそれで利益が出るという保障はありません。
 それなのに、政府からまで罪悪視されて、利益が出たらその2割を税金として取られて、将来更に税率が上がるかもしれない・・・・・。

 これだと日本人は株を買わなくなります。
 それで株で利益を得る人は減りますから、「格差が~~!!」と言っている人には万々歳なのでしょう。
 
 しかしこれホントに日本の利益になりますか?
 そうやって日本人が日本企業の株を買わなくなれば、その株を買うのが外国人です。
 それでもアメリカのような友好国のファンドや資産家が、純然たる経済的利益だけで買うならまだよいです。
 でもそういう外国人だけが日本株を買うのではありません。 中国人だって日本企業の株を買う事ができるんですよ。

 岸田さんや高市さんは、こういう現実をどう認識しているのでしょうか?

 因みに日本人で株を持っている人は少ないです。
 日本人の個人の金融資産ってほとんどが銀行預金で、非常に裕福な人でも資産は預金と不動産だけという人は少なくありません。

 一方アメリカでは個人資産の三分の1が株式、三分の1が債券、三分の1が不動産というのが普通のようです。
 だからアメリカの場合、株が上がると多くのアメリカ国民が喜んで気前よくお金を使いだすので、一気に個人消費は増えるし、大統領の支持率は上がります。 
 逆に株が下がれば、大統領の支持率も下がるのです。

 それでアメリカ政府も必死になって株価を上げる政策をとります。
 アメリカ政府が常にこのように積極的にアグレッシブな経済政策を維持してきたことと、アメリカ常に安定的に経済成長を続けられたことは無縁ではないでしょう?

 またアメリカ国民の多くが株式投資をやっているという事もまた、アメリカの経済成長と無縁ではないでしょう。
 
 日本人が株式投資を嫌がるのは「安全じゃないから」「株は下がるかもしれないから」です。
 日本人はとにかくリスクをとるのが嫌なのです。
 そればかりかリスクをとる事を罪悪視するのです。 
 そしてリスクをとって利益を上げた人を悪人扱いです。

 でもアメリカ人はリスクをとる事を恐れないのです。
 リスクをとっても積極的に利益を上げようとするのです。

 資本主義体制で、リスクを絶対拒否なんて不可能なのに、リスクを拒否するのが正義という発想の人ばかりでは、経済成長なんかするわけないじゃないですか? 
 
 それでも少し利益が出るようになったら、今度は「格差が~~」と言って課税強化ですか?
 
 でもホントにアベノミックスで格差が出たんですか?
 アベノミックスで失業率は下がり、非正規労働者の時給は上がり続け、コロナパンデミックの中でさへ最低賃金は戦後最高の上げ率でした。
 また正規労働者も増え、新卒者の就職内定率はバブル期を超え、昨年も殆ど下がりませんでした。

 こうやって一般勤労者、特に最も立場の弱い人の収入が増えているのに、株の売買益を得た人がいるから「怪しからん!!」「格差が~~!!」「増税してやる」というのですか?

 バブル崩壊後、日本はゼロ成長が続いて、国民所得の伸びもOECD最低レベルに留まり続けました。
 でもこういう政府や世論の在り方をみていると、これは当然ではないかと思います。

 だって日本は社会主義だもの・・・・。
 
 日本は元来「世界で唯一成功した社会主義国家」といわれてきました。 
 そして1989年ソ連が崩壊し、それと共に社会主義は崩壊しましたが、日本は崩壊せず、むしろより社会主義的になったのです。

 これでは経済成長なんかするわけないのです。
 勿論国民所得だって増えません。
 
 この状況が続けば経済はさらに衰亡するし、日本企業の持つ技術だって、外国人株主の物、つまり外国の物になっていきます。
 これで日本の安全が守れるのでしょうか?

 実はワタシは「安全安心」という言葉が大嫌いです。
 たしかに「安全安心」に暮らせるとその場は快適ですよ。
 でも本当は安全と安心を求めて、リスクをとらない事が最大のリスクなのです。

 リスクを恐れ続けると究極には「引籠り」になってしまいます。 
 ひたすら「安心安全」とわめき続ける人達は、これをわかっているのでしょうか?

 リスクをとって利益を上げる事を罪悪視し、日本人に日本企業の株を買わせないようにして、日本企業を外国人の物にしてしまう。
 今の国際情勢でこれがどれほど恐ろしい事か?

 「安心安全」をわめく人はこれで「安心」していられるのでしょうか?

 「あわやリーマンショックか?」と言われる中で、金融所得課税の強化を言い出す総理大臣をみていると、ホントに怖いです。

  1. 個人的体験から
  2. TB(0)
  3. CM(13)

2020-11-06 14:34

子供が怖い その3

 先日、2チャンネルでこんな記事を拾いました。


 10月3日 弁護士ドットコム

 「泣く7歳、助けない大人 『何とかしないと』小5が保護」と題した朝日新聞デジタル(10月20日)の記事が、話題になりました。

迷子になった女の子を、小学5年生の男の子が警察に連れていってあげたーー。「男の子は立派だ」という良い話で終わるのではなく、記事が注目されているのは、この事例が単なる美談ではなかったからです。

男の子が勇気ある行動をとった理由は「通りかかる大人は何もしなかったので自分が何とかしないといけないと思った」からだったといいます。

泣く子どもの横を大人たちが素通りした理由はわかりませんが、意外にも「通りかかった大人の気持ちもわかる」との同意も目立ちます。

●「助けないのが賢明」

ネットには、このような意見がみられます。

「冤罪であっても、女児誘拐のレッテルを張られてしまえば、人生が終わる」 「警察を呼ばれて、揉めているところを動画に撮られて拡散されたら…」 「最近は大人の男性だけではなく、女性でも、子どもに声をかけると警察にいろいろ聞かれる」

もはや、泣いている子どもを見かけても、“ことなかれ主義”を貫くことが「常識」となっているのでしょうか。

元警察官僚で、子どもの虐待ゼロを目指しているNPO法人「シンクキッズ」の代表理事を務める後藤啓二弁護士に聞きました。

●子どもを見つけたとき、どうすればよいか

ーー大人たちはどうして尻込むのでしょうか

自分の利害ばかり考え、自分とは関係のないことや、面倒なことにはかかわりたくないと考える。そんな大人が増えたということだと思います。

児童虐待がこれほどひどくなった現在でも、大人の怒鳴り声や子どもの泣き声を聞いても、虐待の疑いありとして通報する人はごく一部です。

ここで優先されているのは、虐待から子どもを救うという考えではなく、面倒なことにかかわりあいになりたくないという意識だと思います。

迷子で泣いている子どもを見て、無視するのもこれと同じだと思います。

そのほか、考えられる理由としては、家族、勤務先など最小限の範囲でしか付き合いがなくなり、見知らぬ人とは、それが困っている子どもであっても、どう対応していいか分からないという人が増えているのかなという気がします。

ーーそのうえで、迷子を見つけたとき、大人はどうすればよいのでしょう

せめて110番するか、近くにお店があれば、そのお店の人に頼むぐらいのことはしてほしいですね。

ーー助けてしまうことを「リスク」と捉える人がいるようです

困っている子どもを助けることにリスクがあるという考え方は理解できません。そんなふうに考える人が少なからずいるとすれば、現在の日本社会が歪んでいるのでしょうね。

後藤弁護士「誘拐犯と疑われるなんて、基本的に考えられません」

彼らが心配するのは、子どもの話を聞いて家に連れて帰ってあげている途中で、保護者、保護者から通報を受けた警察に会って、誘拐犯と疑われるということでしょうか。

ですが、基本的にそんなことは考えられません。事実をそのまま話せば、感謝されこそすれ、トラブルになることは通常はありません。

よほど常識のない保護者である場合には、トラブルになるかもしれませんが、そんなことがあるかもしれない、そんなことに巻き込まれるのはいやだと思って、困っている子どもを助けないことを正当化することなどできないと考えます。

それでも、どうしても心配だという人は、まず110番して、状況を説明して、今子どもを家まで送っているが、一緒に来てもらえないだろうかと伝えればいいと思います。

ーー行動に移す前に、通報するほうがよいのでは?

心配な人はそうしたらいいと思いますが、こんなことまで警察に頼らなければならないというのは、地域社会の在り方としてどうかと思いますね。 

  続く・・・・・。


 この記事は弁護士ドットコムからヤフーニュースに転載されているのですが、現時点でコメントが9333個ついています。  
 ワタシはこのコメントを最初の6ページ分程読んでみたのですが、しかしこの全てが以下の後藤弁護士の意見に否定的でした。

 後藤弁護士「誘拐犯と疑われるなんて、基本的に考えられません」

彼らが心配するのは、子どもの話を聞いて家に連れて帰ってあげている途中で、保護者、保護者から通報を受けた警察に会って、誘拐犯と疑われるということでしょうか。

ですが、基本的にそんなことは考えられません。事実をそのまま話せば、感謝されこそすれ、トラブルになることは通常はありません。

 しかもコメントの中には、自分自身が迷子の子供を助けようとして、誘拐犯や性犯罪者扱いされて非常に不愉快な思いをしたという実体験が多数ありました。

 それも男性ばかりではありません。
 また迷子を見つけた場所も、寂しい郊外など、犯罪を犯しても目撃されないような場所ばかりでもありません。

 女性がショッピングモールで迷子を見つけて、声を掛けたら、子供の親から不審者扱いされたなどと言う体験が沢山でているのです。

 こうした体験をした女性は「自分は普通のおばさんだから、警察は無実をわかってくれるだろうから、これからも迷子を見つけたら助けようと思う。 でも夫や息子には絶対に子供にかかわるなという。」と書いていました。

 ワタシは実は以前、迷子を助けるべきか?という問題について2回エントリーしています。



 最初の「子供が怖い」は、自分が百合ケ原公園で迷子を助けた時に、2008年にあった事件を思い出してエントリーしました。

 
 2008年の11月20歳の若者が一人でドライブ中に、6歳の女の子が迷子になっているを見つけました。

 彼はこの子に声をかけたところ、子供が「母親に叱られたので祖母の家に行きたい」と言ったので、自分の車に子供を乗せて祖母の家に向かいました。
 ところが子供のナビゲーションでは、祖母の家に行き着く事はできず、1時間余り彷徨った挙句諦めて交番に行ったのです。

 ところが警察は彼を不審者扱いした挙句、TBSは実名報道までしたのです。
 この記事は今も元記事が読めるのですが、しかしこれに対する弁護士のコメントがすごいです。


   もしわいせつなどの目的でなく、親切心から女児を連れ回したとしたら、容疑者の男は本当に逮捕に値するのか。

   テレビのコメンテーターとして知られる元検事の大澤孝征弁護士は、こう語る。

全然知らない子を車で1時間半も連れ回すなんて、疑われて当然で警察も疑いを持たないといけません。判断力が十分でない6歳の女の子なら、いたずらされることもよくある状況です。親切心からでも、家出した子を自分の家に連れて行って捕まったケースもあります。警察が身柄を確保したことは、必ずしも非難できませんね
   さらに、親の立場に立って考えることが必要と話す。

「親なら、1時間半も連れ回されたらその間に何かあったのでは、と考えると思います。未成年者誘拐の本質は、親権者の監護権を侵害してはならないということです。親の保護の範囲から逸脱するような行為は、誘拐になります」
   では、迷子の幼児を見つけた場合、どうすべきなのか。

   大澤弁護士は、「幼児をそのまま警察に連れて行くならいいと思います。直接行くなら、車に乗せてもいいでしょう。親切心は大事ですが、親のところに帰すのが本来するべきことです」と話す。

   容疑者の男が交番に寄ったことについては、大澤弁護士は、「確かに、交番に寄るなら犯罪の意図はないとの見方はあるかもしれません。しかし、客観的に見れば、誘拐状態の認識となるのは仕方がありません」と言う。

   容疑者の実名発表も、事件である以上仕方がないという。マスコミ各社では、TBSが実名報道したのに対し、朝日新聞、産経新聞などは匿名報道と対応が分かれた。事件報道は実名が原則とされるが、朝日では、「取材したところ、犯罪性などに疑問点もあったため、容疑者名は匿名とするのが妥当と判断しました」(広報部)としている。


 つまりあくまでこの若者が悪い!!という事です。
 
 因みに記事では「連れまわし」と書かれていますが、しかしこの若者は、子供を連れてウロウロしようと思ったわけではないのです。 
 彼は子供を祖母の家に連れて行こうしただけなのです。
 この子が若者に祖母の家の位置をどう説明したかはわかりません。

 若者としては直ぐに祖母の家が見つかると思ったのでしょう。
 保育士など常に幼児との会話に慣れている人ならともかく、日頃幼児とは接したこともない人間なら、幼児には大人のように合理的に車のナビゲーションは不可能などとは思い至らないのです。
 子供が歩いていく心算のところであれば、直ぐ近くだからすぐに見つかると思うのは当然でしょう?

 そして子供が案内して祖母の家が見つからないなら、親の家だって見つからないでしょう。
 因みに交番だってすぐに見つかるわけではないでしょう。
 この事件は2008年ですから、スマホもカーナビも持っている人は僅少です。

 こういう条件を考えると、もう子供を直ぐに親元に戻すのも、また交番に連れて行くのも無理です。

 それにしても親も弁護士も、もしこの若者が子供を助けてくれなかったら、この子がどうなっていたかは心配しないのでしょうか?

 そして弁護士は親の不注意は責めないのでしょうか?

 しかしこの弁護士はただひたすら若者だけを責めており、記事でも「容疑者」扱いなのです。 警察が事件性はないと判断しているにもかかわらずです。

 しかしワタシがこの件で大変ショックだったのは、これについてエントリーした時に、頂いたコメントの中に、この若者が絶対にこの子に性犯罪をやっていると確信した物があった事です。

 警察が事件性がないとしているにもかかわらず、それでもこの方は子供を車の乗せた事で性犯罪を犯したと確信してたのです。

 こういう方が少数でもいるとなるともう絶対絶命でしょう?

 だって性犯罪者、しかも幼児に対する性犯罪者であることを疑われては、今後どんな禍に遭うかわかりません。
 自分自身だけでなく親族にも大変な迷惑がかかるでしょう?

 親切心で他人の子供を助けようとしたら、社会的に抹殺されるかもしれない・・・・・。

 これではもう子供を見たら逃げだすしかないのです。

 しかもこの状況はあの事件以降ドンドンひどくなって、女性がショッピングモールで迷子を助けようとしても不審者扱いされるようにまでなってしまったのです。

 こうなると今後、善意で迷子を助ける人は全くいなくなるでしょう。
 迷子に声をかけるのは、本物の性犯罪者や誘拐魔だけになるでしょう。
 
 つまり子供にとって非常に危険な世の中になっていくのです。

 そしてこうした世相は少子化の一因だとも思うのです。
 
 だってこんなんでは子供を見て可愛いと思う事だって危険です。

 昔は幼児を見たら、全く見知らぬ人でも「かわいいね。」と声をかけていました。
 でも今の感覚だとそんな事をしたら変質者扱いされかねません。
 だからみんな子供にはかかわらないのです。
 
 こういう状況で自分の子供を欲しいと思う人が増えるはずもないのです。
 
  1. 個人的体験から
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