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2019-05-30 15:03

パヨクは最低賃金を理解できない 

 久しぶりにブロゴスを見たらこんな記事を見つけました。

 日商「最低賃金1000円は無理」にネット大反発 「1000円も払えないなら廃業しろ」「年収200万出せない企業が存在するのがおかしい」
 
 最低賃金は最低賃金法が定める労働者を雇う場合に支払わなければならない最低の時給で、都道府県ごとに決められています。
 そして現在のところまだ1000円を超えている所はないようです。

 最低賃金が1000円を超えない事が、良いのか悪いのか、現在の経済状況にあっているのかはどうかは、ワタシにはわかりません。
 
 しかし上記の記事の議論を読んでいると、そもそもここで最低賃金が1000円に届かない事を怒っている連中も、またこの記事の筆写も最低賃金の意味を全く理解してないのではないかと思います。

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 この記事では最低賃金が低い事に対する2チャンネルでの怨嗟の声を紹介してます。

 「ホント日本は落ちぶれたよな オーストラリアとかEUとかアメリカとか最低賃金1300円以上だろ?それが1000円も出せないとかほざいている」

 「本末転倒。年収200万しか出せない企業が存在するのがそもそもおかしい」

 「人の人生使うんだから、300位(編注:300万円)は出そうぜ 出せないんなら規模小さくして個人でやれ 儲けは欲しい金は出さないとか、ムシが良すぎ」

 「200万も従業員に出せないなら潰れるのもやむなしだろ……」

 「1000円も払えないなら廃業しろよ。甘えた事言ってんじゃねーよ」

 しかしこれを読むと何とも奇妙です。
 ここで怒り狂っている人達は、最低賃金でも技能や経験のある一般勤労者と同じ生活ができると考えているのではないでしょうか?

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 でも最低賃金ってホントに最低の賃金、つまり技能も経験も全くない人に対しても人を雇用するならば、払わなければならない賃金です。 
 高校生のアルバイトでも得られる賃金なのです。
 
 だから一定の技能や経験を持つ勤労者の賃金と比較すれば、低いのが当然です。

 因みに生活保護費も各都道府県が独自に定めます。
 この算定の根拠は、それぞれの地域での最低賃金で、フルタイムで働いた時に得られる賃金です。
 だから最低賃金が上がれば生活保護費も上がるし、最低賃金が下がれば生活保護費も下がる事になります。

 以前、プロの生活保護受給者なる人物が、生活保護費と最低賃金を比べて、それが殆ど変わらない事から「日本の最低賃金はこれほど低いのです。」と言って、働かずに生活保護を受給する事を正当化していました。

 しかしそもそも生活保護費の算定基準が、最低賃金でフルタイムで働いた時の収入なのですから、幾ら最低賃金が上がっても、生活保護費と差が出るわけもないのです。

 けれども2チャンで騒いでいる連中も、この記事を書いた記者もほぼ同レベルです。

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 なぜなら実は生活保護費も、単身者の場合は、高卒公務員の初任給の手取りも、殆ど同じだからです。 

 公務員の初任給は額面だけなら、最低賃金よりは少し高いのですが、しかし生活保護受給者と違って社会保険料等を負担しなければならないので、手取りならほぼ同額になってしまうのです。

 でも就職したばかりで技能も経験もないのだからこれは仕方がありません。
 
 その意味ではパートタイム等で最低賃金で働く人の賃金が異常に低いとも言えません。

 それに何より最低賃金と言うのは、雇用者が人を雇う為に最低ラインであって、別に労働者に最低賃金で働く事を強制しているわけでも何でもないのです。

 「本末転倒。年収200万しか出せない企業が存在するのがそもそもおかしい」って?
 イヤ、貴方その賃金が不満なら、もっと給料の良い会社に行けば良いのです。

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 勿論、地域によっては雇用者側の強欲が、地域の賃金水準を下げてしまい、それが地域の衰退を招いている例もあります。

 しかし韓国のように国家が強権的に最低賃金を上げた結果、本当に一定の年収を出せない企業がドンドン倒産・廃業してしまい、若年層や貧困層の失業率を爆上げしている国もあるのです。

 「本末転倒。年収200万しか出せない企業が存在するのがそもそもおかしい」って?
 そりゃもっと高給を出してくれる企業が幾らでもあるなら、最低賃金なんか上げなくても無問題でしょう?

 そういう企業は自然に人がいなくなって潰れますから。
 しかし韓国の場合は、韓国標準で「年収200万」を出せない企業が、存在できなくなってしまったので、失業する人達が激増したのです。

 結局こういう意見を読んでいる限り、騒いでいる人達は、最低賃金の意味自体を理解できていないとしか思えないのです。

 技能も経験もなく、高校生のバイト並みの仕事で、熟練の技能や経験を持った他の勤労者と同じだけ賃金が貰えるわけはないでしょう?
 高卒公務員の初任給の手取り程度の賃金になるのは当然ではないですか?

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 ましてこの記事の著者が書いているような「最低賃金1000円でもゆとりある生活はできない」なんてナンセンスその物です。
 この記事の著者は東京を中心に考えているようですが、東京都の最低賃金は昨年で時給985円です。

 東京都で働くなら、高校生のバイトでも時給985円はもらえるのです。
 これに15円足した賃金で「ゆとりのある生活」ができるわけはありません。

 だって「ゆとりのある生活」って、常識的には経済的な面で、周りの一般勤労者と同等の生活でしょう?
 でも高校生のバイトレベルの仕事で、技能や経験があり、責任の重い仕事をしている人達と、同じ賃金が貰える方がオカシイのです。

 学校を卒業して就職してから、地道の努力して技能をつけ、経験を積んだ人達が、初任給のままでは、それこそ不当な低賃金と言うべきでしょう?

 そもそも最低賃金と生活保護費が連動している事からもわかるように、最低賃金と言うのは憲法で保障された社会権「人間として文化的で健康的な最低生活」を保障するための物で、「ゆとりのある生活」までは保障しないのです。
 
 だって国家が企業に強制している賃金なのですから、自由主義経済である限りこれ以上の物は強制できるわけもないのです。

 しかし技能や経験を積んだ人、雇用者が必要とする人に支払う賃金の上限を定めているわけではないのです。
 だから最低賃金以上と言う制限の上で、労働者の賃金は当人の努力と労働市場の状況で決まるのです。

 それを国家が強権的に引き上げたら、韓国のように零細企業の倒産が続出して、ホントに最低賃金でも働かなければならない人達の職さへなくなります。

 しかしこうやって騒いでいる連中の言い分を聞いていると、そもそも彼等はあのプロの生活保護受給者と同様に、最低賃金の定義さへ理解していなし、その引き上げがどういう結果をもたらすかなど全く考えてもいないようです。

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 ワタシはこの手の人達をみる度に考えてしまいます。
 
 結局こういうレベルだから最低賃金でしか働けないのでは?
 こういう人格だから生活保護受給者になるしかないのでは?

 と・・・・。

 そしてそれに全面的に同意して、不満を煽っているのがパヨクです。
 つまりパヨクには最低賃金の意味を数理的に理解する能力もないのです。

 真面目に最低賃金について議論するなら、まずは最低賃金の数的な意味と、法的な意味ぐらいは理解した上で議論するべきだと思います。

 ところがこの記事を見ていると、彼等はそもそもその意味を一切理解せずに、唯自分の感情と感覚だけから「最低賃金が低い。 生活ができない。」と騒いでいるとしか思えないのです。
 こういう議論は幾らしても問題の解決にならないばかりか、韓国の例を見れば明らかに事態を悪くします。

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 因みに最低賃金の定義や、生活保護費との関係は、中学3年の公民で習います。
 そのぐらい簡単な話なのです。

 それなのにいい年の大人が、しかも結構な高学歴の人が、理解できないのでしょうか?
 ワタシには全く理解できません。 
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2019-04-26 12:07

思い出したら腹が立つ 均衡財政主義者

 夕べ寝る前にこれを聞いていたら滅茶滅茶腹が立ちました。

 

 この前「池田信夫陥落」で紹介した南部同盟の話をしたやつが、ここで「5g惨敗云々」と言っているヤツだったんですよ。
 
 名前を思い出したので一応、コイツの南部同盟の話を貼っておきます。
 野口悠紀雄と言う高偏差値大学教授のエライ先生でした。

 南部の政府紙幣グレイバックスの失敗

 有料サイトなので、今は途中までしか読めないのですが、ワタシは無料で全部読めた時に読みました。

 で、この話を要約すると、以下の通りです。

 アメリカ南北戦争時に南部同盟は綿花を担保に大量に国際を発行した。
 しかしその綿花が南北戦争の途中でエジプト棉の流入等で、値崩れを起こした。
 その為南部同盟債が暴落し、それで南部通貨の価値が崩壊、南部同盟は敗戦に追い込まれた。

 と、言う話です。

 もう、呆れちゃうんですよね。

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 南北戦争時、南部は完全な農業地帯で工業力は殆どゼロでした。
 海軍もありませんでした。
 白人だけなら人口も北部の半分以下でした。

 だから兵器弾薬は勿論、日用品も工業製品は殆ど全部輸入に頼っていました。 その対価は南部で生産される綿花でした。
 そこで南北戦争が始まると、北部側は海軍を使って南部の港を封鎖して、南部側の輸出入をほぼ完全に止めてしまいました。

 すると南部はたちまち兵器弾薬から日用品まで不足するようになりました。
 それで戦争の途中から、軍服の服地も足りなくなって、綿花を紡いで手機織りで作った物が使われるようになる有様でした。

 勿論武器や弾薬などどうにもなりません。 
 しかし必要なのは武器弾薬だけではありません。

 食料のような南部で生産できる物も、大量に必要です。 
 しかも多くの農民が兵役についているので、食糧生産も滞ってきました。

 それで一般市民は、工業製品だけでなく、食糧不足にも苦しむようになりました。

 それでも南部同盟政府としては、戦争遂行に必要な物資は買い集めなければなりません。 
 その為には紙幣をドンドンするしかなかったのです。

 これ物価が上がらないわけないでしょう?

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 それでも南部同盟は精神力だけで頑張り続けたのです。

 しかし制海権を完全に確保した北部側は、海外から兵士を募集する事ができました。
 だから殆ど無限に兵士を動員できるのです。
 
 これでは南部同盟が勝てるわけもないのです。

 そして南部同盟が敗戦すると、南部同盟は国家としての主権を喪いました。
 また奴隷解放によって南部の経済基盤であった綿花農園が崩壊しました。

 主権を喪い、経済基盤を喪った国の通貨が、通貨価値を維持できるのでしょうか?

 ところがこの野口悠紀雄大先生の話では、こうした南部同盟の通貨価値崩壊は勿論、南北戦争での南部敗戦の原因までが、南部の国債の大量発行とその価値のコントロールの失敗であるかのように描かれています。

 イヤ違うってば!! 
 綿花を担保に国債を発行しても、港を封鎖されず、綿花を順調に輸出できていたら、話は違っていたからさ。
 南部の綿花が順調に供給されるなら、イギリスはエジプト棉の購入なんて考えないから。
 
 南部が戦争に負けたのは、通貨や国債の問題ではないよ。
 武器をはじめ工業製品を全部輸入に頼っているのに、その貿易路を保護する海軍もなしに戦争を始めちゃったからでしょう?

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 因みにこの人、元財務官僚で、均衡財政主義者で、円高イケイケ派だそうです。
 なるほどこういう人から見れば、全てのインフレは国債の出し過ぎ、金融緩和をやり過ぎでしか説明できないのでしょうね。

 実際財務省やそれに近い学者の話で出てくるハイパーインフレーションの話は、この南部同盟の話以外でも、敗戦後の日本や、第一次大戦後のドイツ、更にジンバブエやベネゼイラのような話です。
 しかしどれもそうですが、この南部同盟の話と同様、生産力の崩壊や、国家主権の喪失など、国家が紙幣の乱造に追い込まれた原因を完全に無視しています。

 彼等の話を聞いていると、国家主権は安泰で、外交も内政もこれまで通り機能していても、日用品もその他の必要な物資も、全くこれまで通りに生産され供給されていても、国債が過剰になると通貨価値が暴落し、ハイパーインフレーションになると言う事らしいです。

 これってつまり「インフレは貨幣現象」ってことでは?
 つまり現実の物資の生産や消費に関係なく、国債を大量発行したら、それが貨幣として使われるかもしれないからハイパーインフレーションになる!!と言う話ですか?

 彼等の話だと国債の乱発や、放漫財政など財政政策の失敗だけで、ハイパーインフレが起きる事になります。

 だったらもう少し国債を発行すれば、もう少しお金を刷ってばら撒けば、アベノミックスの最初の目標だった2%のインフレ目標を達成できるはずでしょう? 

 何で反対するんですか?

 だったらデフレだって財政金融政策の失敗で起きるという事ですよね?
 インフレが貨幣現象だけで説明できるなら、デフレだって貨幣現象でしょう?

 でも連中は「デフレは貨幣現象」だという説は断固否定するのです。
 デフレの弊害も完全に黙殺しています。

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 ワタシはド田舎の三流工科大学卒だから、経済学は全然習っていません。
 ネットを始めてから、初めて高橋洋一等の話を聞いて、初めて「デフレ」の意味を知りました。

 勿論高橋洋一等の説が正しいかどうかは、わかりません。
 
 しかし高橋洋一等リフレ派に対する反論が野口悠紀雄等のレベルだと、幾ら低学歴でも野口悠紀雄等を支持する気にはなれません。

 そもそも南部同盟敗戦の原因が全て南部の財政政策だなんて事がホントなら、凄い新発見だからアメリカの歴史学会で発表したら?
 ついでに物資が不足しても国家主権がなくなっても、財政さへ健全なら通貨価値が維持できるというのも、これまた超絶大発見だから、正しければノーベル経済学賞が取れるのでは?

 そんなに財政均衡主義に自信があるなら、安倍政権がアベノミックスを発表して、クルーグマン等ノーベル経済学賞受賞者達が揃って、それを称賛した時に、「イヤ、違うぞ!!」と反論したら?

 肝心の時に肝心の相手に異議を唱えないヤツの説なんか、幾ら低学歴でも信じる気にはなれません。

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 そしてワタシは思うのです。
 そもそもバブル以降30年日本の経済が停滞を続けて、日本の電子産業が崩壊したのには、財務省の責任も大きいのでは?と。

 なぜなら日本の電子産業崩壊の始まりは、産業のコメと言われた半導体の生産で、韓国に負け始めた事です。
 NECや富士通はバブルまではこれで絶対的な強さを誇っていました。
 
 しかしこの半導体産業は大変リスキーな産業で、将来の需要を見越して、2000~3000億単位で先行投資をして工場を作りっていかなければなりません。

 その為には銀行から融資が必要です。
 しかしバブル以降、日本の銀行はひたすら帳簿を綺麗する事に拘り、こうしたリスキーな投資には融資しなくなりました。
 
 そこで社債など発行するのですが、しかしデフレが続くので、幾ら低金利でも借金をしてしまうと、後が大変苦しくなります。

 こういう状況が30年も続けば、大胆な先行投資などできるわけもないのです。
 勿論経営陣のセンスや決断の遅さも問題ですが、しかしデフレの中での借金は命取りですから、決断が遅れるのは仕方がないのです。

 しかも際限もない円高が続くのです。
 エルピーダメモリーが倒産したのは、完全に異常円高が原因でしたよね?
 
 一方、インフレ状態の国なら、この種の投資は果敢にやれます。 
 投資で期待通りの収益が上がらなくても、投資の為の借金はインフレで確実に縮小していくのですから。
 
 そしてインフレで自国通貨が下がれば、輸出には絶対有利です。
 こういう相手と競争するのは無理でしょう?

 これで日本の半導体産業は衰退の一途をたどりました。
 そうなるとこれまで利益の中心だった分野が衰退したのですから、利益が細り、研究開発や他の分野に投資できる資金も減ってきました。
 そして資金繰りが苦しくなれば、技術者だってリストラされてしまいます。

 これでは衰退するしかないのです。

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 こういう状態に追い込まれたのは、IT産業だけではないでしょう?

 こういう状態から逃れる事ができたのは、自動車など海外に逃れる事で円高やデフレのリスクを早めに回避した産業だけではないですか?

 短足おじさんによれば日本はバブル以降、喪われた20年と言われた間に、日本の海外における経済力は日本1.8個分になったと言います。

 誰も知らない1.8個分の日本<レコードチャイナの報道です

 つまり日本本土がデフレで投資が不可能になったので、日本企業は仕方なく海外に投資したのです。
 その投資によって生まれた経済力が実に日本1.8個分に相当するというのです。
 だから日本は現在世界一の債権国になり、貿易収支の赤字を全部資本収支で賄えるという安楽な状態です。

 こうなると日本企業が無能だったという話ではありません。

 この経済力が日本に留まっていれば、今頃日本は現在の2.8倍の経済力を誇り、アメリカに並び、中国に脅かされる事などあり得なかったのです。
 そしてロズジェネと言われる世代などおらず、彼等が結婚して子供を産み、日本の人口減少も問題にならなかったはずです。

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 だからこれからでも遅くないのです。
 
 日本から日本の企業を追い出さない政策とれば、日本はまた息を吹き返すでしょう?
 その為にはこんなキチガイに煽られた「増税しないと、ハイパーインフレが~~~!」なんて話は無視して、アメリカがやっているようなマトモな経済政策を取るべきでしょう?

 つまりデフレ下での増税なんてありえないのです。

 そしてこういうヘンテコリンな経済政策を推進するような組織は始末して、常にマトモな政策を取れる体制を作るべきなのです。

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  因みに5Gの話ですが、5G対応のスマホ中継装置は、ファーウェーなど中国企業とスェーデンのエリクソンしか作っていません。
 と言うかスマホの中継基地装置はこれらの企業しか作っていないのです。
 日米には作れないのです。
 
 これは安全保障上、スマホが作れないより怖いでしょう?

 もっと怖いのは半導体の供給を、大幅に韓国に頼っている事です。
 韓国は事実上中国の属国です。

 中国が日本への侵略の意図を明確にし始めた以上、単純な経済原理だけからの産業政策は考え直すべきでは?
 安全保障上必要な機材は、日米で調達できるようにしていく必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?

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2017-08-04 11:38

貧困手芸教室 傘で作る便利なハンドバッグ

 久しぶりに貧困手芸を楽しみました。

 母の片身の古い三つ折り傘を開いてい見たら、骨折していたので、傘の布を使って、小ぶりのハンドバッグを作りました。

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 横が33㎝、縦が25㎝程ですから、ハンドバッグとしては小ぶりですが、やわらかい素材なので、容量そのまま何でもボンボン入れられるので、結構大量の物が入ります。

 傘の布が良いのは、大変軽くて薄いのに、非常に丈夫で、しかも防水で汚れにくい事です。

 それで非常に軽いバッグになります。 

 因みにバッグについているのは時計です。

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 6月にフリマで買いました。 懐中時計で、時計を保護するためのサックが着いています。
 サックの猫は実は白猫だったのですが、よもちゃんの好みでチコ様の毛色に変えました。 

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 バッグの両面に大きなポケットを付けたので、バッグの中で他の物と紛れて困る物が別途に入れられます。

 ポケットはバッグの中にあるより外にあった方が断然便利です。

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 バッグ全体はポケットの中と外の二重になっています。
 
 因みにこの布は元々、表がチェック、裏が紺一色と言う少しお洒落な布でした。 しかしワタシは好みで裏表逆に使いました。

 でもポケットを開けるとチェックの模様が見えるのが、お洒落です。

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 バッグについたエンブレムは、自衛隊の輸送艦しもきたを見学した時に買った自衛隊ホバークラフト隊のエンブレムです。

 俵屋宗達の風神が自衛隊ホバークラフト隊のシンボルマークなのです。
 素晴らしいセンス!! 
 自衛隊のエンブレムとしてはこれが最高だと思います。

 で、このバッグを作ったのは春先なのですが、大変使い勝手が良いので、もう一つ予備が欲しいと思いました。

 しかし骨折した傘なんかそうそうありません。

 そうしたら先日100円均一で、ナイロンの布を売っていました。

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 紺色の方もそうですが、ファスナーや金具の殆どは、全部我が家にあった物をつかいました。 但しベルトのアジャスターだけはなくて、結局これもまた百円均一で買う事になったのです。

 こういう金具類は探すとなると、ぴったり合う物を見つけるのは結構大変です。 でも幸い丁度良い物が見つかったのです。

 但し材料さへ揃えば作るのはそれほど難しくはありません。 だから貧困手芸を楽しむコツは、バッグ等を捨てる時は、ファスナーや金具類は取り外して、保管しておく事です。

 ともあれこうした材料が揃って、夕べ一晩で完成しました。

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 紺の方の予備ですから、サイズはほぼ同じです。

 紺の方もそうですが、ファスナーには以前フリマで買ったリボンを着けました。 ファスナーにリボンを着けておくと、ファスナーを引きやすいのです。

 他人がどう思うかは知りませんが、使い勝手は良いバッグなので、自分では大変気に入っています。

 何より物を造ると言うのは楽しいのです。
 
 他にも作りたい物は色々あるので、これからまたボチボチ作ります。
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2016-12-01 15:32

ワタシが弱者の味方を嫌いなわけ

ワタシは難病患者で無職で貧乏ですから、立派な弱者です。 でも所謂弱者の味方は大嫌いです。

それは例えばこんな記事を読むと、弱者の味方の本質が見えてくるからです。

 就活で自己PRできない教育困難校の生徒たち
 面接でいっそ「トランプ」をした方がいい理由

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 この記事の主旨は以下の通りです。 細かい部分を突っ込むときりがないのですが、他に読みようがありません。

 教育困難校の生徒って親からしてどうしようない馬鹿で出来損ないなのよ。
 だから子供も馬鹿で出来損にしかならないわ?
 でもアタシは優しくて善良だから、コイツラが馬鹿で出来損ないなのは社会のせいだと思うわ。
 だから皆もそう思うべきよ!!
 ホント、アタシ程善良で寛大で優しい人間はいないわよ!!

 もしも来年の新卒者を採用を考えている企業の人がこの記事を読んでそれを本気にしたら、「これじゃ底辺校の生徒なんか使い物にならないぜ。 こんなの抱え込んだら、他の従業員の迷惑にしかならない!!」としか思わないでしょう?

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 何しろこの記事を丁寧に読んでみると、底辺校の生徒は挨拶も満足にできないし勤労意欲もないと、彼等を徹底的に貶めているです。

 「幼い頃から、家庭や学校での体験が少なく、自分は何が得意で何が苦手かわかっていないのだ。」とまで書いています。 

 そしてこの記事の著者は、底辺校の子がこうなる理由は全て家庭が貧困であり、このような家庭を産む社会が悪いからだと書くのです。
 
 イヤ教育困難校に行く子は勉強はできないし、素行不良の子だって多いけれど、その分結構逞しい強かな子だって多いからさ。
 大体貧乏人の子は逞しいって古代からの真理でしょう?

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 それでもこの記事の著者は、ひたすら教育困難校の生徒を貶め、それを彼等が育った家庭の責任、そのような家庭を産んだ社会の責任とすることで、自分自身はこうした生徒の味方をしている心算なのです。

 これは実は生徒を貶めるだけでなく、その両親まで貶めているのですから、実に悪質な誹謗中傷なのです。

 しかし他人を幾ら貶めても、その原因を「社会」に持って行けば、誹謗中傷が社会正義に変わり、誹謗中傷している人間が弱者の味方になるのです。
 
 何だか凄い魔法ですね?

 だから自分を正義の味方として売り込みたい人間は、弱者を利用するのです。
 
 弱者がいかに無力であり無能であるかを延々と宣伝して、その原因を全て社会の責任に持っていく事で、自分が正義の味方であることをアピールするのです。

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 だからワタシは弱者の味方が大嫌いです。 ワタシは難病患者で無職だし貧乏なので、立派に弱者なのですが、しかしそれだからこそこういう連中には心底腹が立ちます。

 この手の弱者の味方の言い分を聞いていると、弱者に対する侮蔑と、そういう弱者を憐れむ自分自身への自惚れと優越感で、吐き気がするのです。

 ネットでよくあるナマポ(生活保護受給者)へのバッシングも同じでしょう?

 あれは別に生活保護受給者をバッシングしているわけではないのです。
 生活保護受給者の見方を自称する連中と、それに便乗して乞食芝居を見せる連中をバッシングしているのです。

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 そしてこうした自称弱者の味方達を見ていると、トランプがアメリカ大統領になった理由もうなづけます。

 これら自称弱者の味方と真逆を言ったのがトランプなのです。

 トランプ人気の秘密は『弱者を弱者扱いしない事』

 そりゃワタシだってトランプの言う事は調子が良すぎるとは思いますよ。 「投資をすれば人生が拓ける」と言っても、そもそも本当に貧乏な人は投資をする資金がありません。 
 
 何よりトランプ自身は大富豪の息子で、学生時代から親の会社の重役だったのです。 そんな人の成功体験が普通の人間の参考にはなりません。

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 しかし自称弱者の味方に散々貶められて利用されてきた人達にすれば、トランプの言葉でどれほど力づけられて勇気を得られた事か?
 
 少なくとも彼は弱者と言われる人々が自分より遥かに劣るなどとは思っていないのです。

 実はワタシは今年の始め、この記事を読んだ時から、「この人ホントに大統領になるんじゃないか?」と思ていました。

 だってアメリカは民主主義の国です。 
 大統領と国民は対等なのです。

 だから国民が支持するのは、貧しい国民の無能を憐れむ人ではなく、国民の力を信じて自分と対等だと信じる人ではないですか?

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 国家の指導者には慈悲や憐憫ではなく、国民への信頼と敬意を期待する。

 このような誇り高い国民性だからこそアメリカは民主主義を守り、そして世界一富強な国家になったのです。
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2016-11-19 13:20

神様は冷酷で残忍 格差社会

 神様って冷酷で残忍ですね。

子の学力と親の経済力、相関関係があるって本当?

L25世代が結婚を考える時お互いの経済力は気になるもの。自分たちの生活の安定が叶うかもポイントですが、将来子どもが生まれた時に「良い教育を受けさせたい」と思うと、相手にある程度の年収を求めるか、自分が仕事を続けるか…悩んでしまうのは致し方ないことかもしれません。

現に、親の年収と子どもの学力に相関関係があるとする調査もあるようです。お茶の水女子大学「平成25年度全国学力・学習状況調査」の「世帯収入(税込年収)と学力の関係」によると、たとえば小6国語Bの学力テストの結果をみても、親の年収300万円から400万円の場合は45点であるのに対して、800万円から900万円は57.6点と大きく開きがある結果に。必ずしも直線的に比例はしないものの、「概ね世帯収入が高いほど子どもの学力が高い傾向が見られる」と報告されています。

こうした“格差”はなぜ生じてしまうのか、子どもの教育格差解消を目指す活動を展開する、公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事の今井悠介氏に聞きました。

「子どもの学力が親の経済力に左右される理由は明確になっておらず、所得のみで切り分けられることでもないとは思います。しかし、所得が低いほど教育費の負担と子どもに様々な“体験”をさせることが難しく、それが何かしら子どもの学習に影響を与える可能性は否定できないでしょう」(今井氏、以下同)

とはいえ、日本には義務教育の制度があるため、裕福ではない家庭環境でも子どもの努力や資質次第で、高い学力を身につけることもできるのでは?

「もちろんそういう子もいます。しかし、先ほどのお茶の水女子大学の調査によると、親が『高学歴・高所得』で全く勉強していない児童と、『低学歴・低所得』で毎日3時間以上勉強している子を比較すると、学力テストの正答率は前者の方が上回っていました。この結果からみても、学校外で3 時間以上勉強しても、学力テストの成績を追い越すことが難しいほど、学校+αの体験が与える影響は大きいようです」

実際に、学習費における「学校外活動費」(学習塾、習い事などへの支出)はかなりの割合を占めています。

「平成26年度の文部科学省の『公立小学生の学習費内訳』を見ると、学習費総額に占める学校外活動費の割合は68.2%にのぼっています。経済的・社会的な環境のよい家庭の子どもは、学校で埋められない学習や様々な体験の機会を多く得ることができるため、理解力が高かったり、効率的な学習の仕方を習得したりしている可能性があり、勉強時間の長い低所得家庭の子どもと同等の成績がとれるのかもしれません。あるいは、社会的・経済的な環境のよい家庭ほど、親などの周りの大人が子どもの家庭学習を見られる状況にあるといったことも考えられるでしょう」

同じように義務教育を受けていても学力に差が出てしまう理由に、学校以外の体験が大きく影響する理由は、子どもの“個性”にあるといいます。

「公教育は、経済状況を問わず平等に教えることができる場です。これ自体は、良いことですし、とても重要な役割を担っているのですが、一方で、子どもたちの家庭背景が様々である以上、子どもの能力などによって、一人ひとりの学びに個人差が出てきてしまうのも確か。多様な個性や能力を持つ子どもに対して、ひとつの教育手法でアプローチすることで、当然そのやり方がフィットせずに自己肯定感が低くなり、落ちこぼれてしまう子も出てきてしまう。公教育の必要性は全く否定しませんが、多様性を活かす意味では、現状では難しいシステムだと思います。その多様性や個別的なサポートの部分を補っているのが、民間の教育事業者です。そのため、そこに費用を割ける家庭の子どもが、学力という面でも有利になると言えると思います」

この不平等さは解消されるべきだという今井氏。いまの日本の教育事情に照らし合わせると、残念ながら、少なからず親の経済力が子どもの学力に影響を与えると言えそうです。

(末吉陽子/やじろべえ)

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 でもワタシはこれホントだと思います。 ワタシは80~90年代に学習塾の講師をしていて大勢の子供を見たけれど、その時の経験にピッタリ当て嵌まります。

 そしてその経験から言えば、現実はもっと残酷なのです。

 この記事では親の所得だけを問題にしていますが、実際に問題になるのは所得よりも親の知能でしょう。

 つまり現在の日本では知能の高い人が高所得を得られるのです。
 知能が高いので高学歴に成れるので高給を得られる職に就ける。
 或いは不幸にして教育が受けられなくても社会的に成功する。
 こうした人が高所得になるのです。

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 で、その知能は遺伝するのです。

 知能が遺伝するなんて言うと差別的に取られますが、しかし親子は体格や容姿や性格まで似るのです。
 
 知能だけが遺伝しないわけはないでしょう?

 勿論個人レベルでは、どの程度似るかはわかりませんが、多数の親子を調べて統計を取れば、遺伝的な差異は出るのです。

 だから神様はトコトン冷酷で残忍だと思います。

 そしてそれが現代の社会格差の根源になっているから始末が悪いです。

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 勿論、知能は遺伝だけでは決まりません。 育った環境も大きく影響します。

 この記事の研究では国語力の違いを調査していますが、当に国語力など育った環境が大きく影響するのです。
 
 つまり周りの大人が高度な会話をしていれば子供だってそれを聞いて、多くの語彙や高度な言い回しを覚える事ができるのです。 
 でも高度な会話に接する機会がなければ、高度な語彙や言い回しを自然に覚える事などできません。

 しかしこれは遺伝+家庭環境で知能が決まると言う事ですから、恵まれない家庭に生まれた子には尚更厳しい話です。

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 日本は明治時代までは、身分社会でした。 300年身分の世襲が続いたので、所得と能力は関係ないままでした。

 それが明治時代から学歴や能力があれば高所得を得られる社会になりました。
 
 それでも戦前までは高等教育を受けられる階層は限られていました。
 小作農などに生まれたら幾ら優秀でも、大学進学など殆ど不可能でした。

 だから当時は今以上に厳し格差社会でしたし、人々もまたそれを当然として生きていたのです。

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 実はワタシの父は昭和14年に旧制商業を卒業して、旧財閥系の企業に就職しました。
 
 この手の企業は一流大学卒がゴロゴロいて、完全な学歴社会なので、非大卒は随分冷遇されて学歴には恨み骨髄のようでした。
 
 因みにこの会社で一番国語力があった父の同僚の小学校卒の社員でしょう。 だってこの人、退職後芥川賞を取ったのです。

 つまり戦中派世代までは、それなりに知能が高くても大学に行けない人がまだどっさりいたのです。

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 しかしこれが変わったのは高度成長時代からです。

 こうして学歴で泣かされた人達は、皆自分の子供には同じ思いをさせまいと、子供の教育には大変熱心でした。

 ワタシの父も兄には「勉強しろ!」と煩く言っていました。 父の同僚の非大卒組も同様だったようです。 

 幸いこの時代になると国民全体の所得が上がり、低所得層でも国公立の高校や大学に子供を進学させるのは普通にできるようになりました。

 それでこの時代には知能の高い、勉学意欲のある人達は、殆ど皆大学に行くようになったのです。
 
 そして今の小中学生は、この世代の孫なのです。

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 平和が続き学歴社会が安定して2世代も続くと、所得格差=知能格差と言う社会になってしまいました。 しかもそれが遺伝して次の世代に引き継がれるようになったのです。

 こうなると現在低所得世帯の子供の勉強を幾らサポートしても、学力格差をなくすのは非常に難しくなります。

 だから今後、教育だけで所得格差を埋めていくのは殆ど不可能ではないかと思うのです。

 これは非常に残酷で厳しい現実ですが、しかし取りあえずこの現実を認識しない事には、格差を解消する方策は立ちません。
  1. 格差と貧困
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