1933年2月27日の深夜、ドイツの国会議事堂が炎上しました。
火が消えた後、議事堂内を捜索していた警察は、焼け残った建物の陰に隠れていた半裸の男を発見しました。
男の名はマリヌス・ファン・デア・ルッペ、オランダ共産党員でした。
彼は「資本主義への抗議の為に国会議事堂へ放火した。」と自白しました。
しかし当時のヒトラー内閣は、この放火事件をルッペの単独犯ではなく、共産主義者による組織的なテロに仕立てていきました。
例えば最初捜査に当たったプロイセン州警察は、放火の為に放火犯が持ち込んだ可燃物は10ポンド(47キロ)程度と発表したのですが、宣伝相ゲーリングはこれを10倍の100ポンド(470キロ)と訂正させました。
47キロなら一人で運べますが、470キロでは無理です。
ヒトラー内閣は、このように証拠を少しずつ改竄して、一人の狂人の放火を共産党による組織的なテロと宣伝したのです。
当時、ナチス党最大のライバルは共産党でした。
ヒトラー内閣は1月30日に成立したばかりで、ヒトラーはその内閣の基盤を固める為、3月5日に総選挙を行うと決めていたのです。
国会議事堂放火事件はこの総選挙の直前に起きたのです。
だからヒトラーはこの事件を最大限政治利用して、一般のドイツ国民に共産党への嫌悪と恐怖を植え付けるとともに、社会不安を煽りました。
これでナチス党は3月5日の選挙に大勝して、ナチス党の政治基盤を確立しました。
そして共産党は勿論、それ以外の反ナチ政党も弾圧して、ヒトラーの独裁権力を確立したのです。
3月5日の総選挙を控えた2月27日の共産党員による放火。
この余りのタイミングの良さ、そしてその後の政治利用の見事さ故に、この放火自体、共産主義者ルッペの仕業ではなく、ナチがやったのだという説もあります。
しかし歴史は繰り返します。
全く同じ形ではないけれど、似たような形で。
1月6日、トランプ大統領支持者の一部が、アメリカ国会議事堂に乱入しました。
この乱入で本来議論されるはずだった接戦州6州の選挙人指名についての議論は吹き飛び、議員たちはそそくさと全ての州での選挙人を認定し、その結果バイデンの大統領当選が認定されてしまいました。
しかし話はこれで終わりませんでした。
バイデンとナンシー・ペロシ下院議長等、民主党とアメリカマスコミの多くが、この事件をトランプ大統領の扇動によるものとして、トランプ大統領を非難したのです。
しかしトランプ大統領は、支持者が議会に乱入し、そのうちの一人が警備側に射殺されたという発表が出ると、即座に集まった支持者達に「家に帰ろう」と呼びかける動画をツィッターに投稿していたのです。
ところがこの呼びかけをしたトランプ大統領の動画とツィッターが即刻ブロックされて、その後トランプ大統領のアカウントは永久に凍結される事になりました。
トランプ支持者による暴動を恐れるなら、トランプ大統領の「家を帰ろう」という呼びかけを消してはいけないのです。
しかしツィッター社はこれを削除したのです。
そしてこれに続いて、トランプ大統領の支持者達のアカウントがほぼすべて凍結されるようになりました。
同様にフェイスブックやyou tubeでも、トランプ大統領を支持者のアカウントや動画が、削除されています。
その一方でトランプ大統領の扇動により暴徒が議会に乱入したという報道がつづいているのです。
また非情に驚いたのは1月5日のジョージア州での上院議員2人の決戦投票直前に、共和党の候補者二人と、その支持者170人のフェイスブックが消された事です。
選挙を直前に特定の政党の候補者とその支持者を消すって・・・・・。
一方、ツィッターでのトランプ支持者のアカウント凍結は少し前から酷くなっていたので、トランプ大統領の支持者始め保守派の人達は、こうした検閲をしないパーラーというサイトへ移動し始めていました。
トランプ大統領もパーラーから支持者に呼び掛けるようになりました。
パーラーってそれまでほとんど無名だったのですが、この1か月ほどで1000万人を超える登録者を集めるようになっていました。
ところがグーグルやアマゾンなどのショップから揃ってパーラーが消されたのです。
こうなると新規にパーラーにアカウントを作る事はできません。
そして既にパーラーのアカウントを持っている人がログインできなくなるという事態も起きているようです。
要するに1月6から、2~3日の間にトランプ大統領とその支持者達の言論を完全に封殺するシステムが完成したのです。
これは実に奇怪な話です。
グーグルなどのショップにアプリ等の商品を置くには事前の契約があるはずですから、いきなり一方的に「お前のアプリはショップに置かない」なんて言えないでしょう?
そんな事をされてたらされた方だって黙っていないでしょう?
でもそれを黙らせる何かが起きているのです。
このような壮大な言論封殺が、たった2~3日の間に完成するのでしょうか?
ともかく民主党側はこれでトランプ大統領に投票した7500万人を沈黙させて、不正選挙に関する議論を封殺する事にしたのです。
そしてバイデンの不正選挙疑惑を隠蔽するとともに、トランプ大統領とその支持者の弾圧始めました。
なんかもうやる事が民主主義者の発想じゃないですね。
アメリカ民主党は元来、南北戦争時に黒人奴隷制を守る為に戦った政党なのです。
しかし奴隷制を擁護を掲げていても、間違いなく民主主義の政党でした。
けれども現在の民主党は完全に別物になっています。
このトランプ大統領と支持者への言論封殺について、「陰謀論が出てどうしようもないから、彼等の言論を封殺するしかないのだ。」という人がいます。
それがみな揃って自称人権派、自称リベラリストなので笑えますが。
なるほこれまでトランプ支持者の間でネットに溢れていた情報の中には、全く意味不明だったり荒唐無稽だったりするものも結構ありました。
また不正選挙の証拠とされたものの中には、ガセも沢山ありました。
しかし元来ネットというのはそういうモノです。
今回のアメリカ大統領選挙に限らず、ガセや妄想や陰謀論が無数に渦巻いている世界です。
だってツィッタ-など、誰でも実に簡単に画像や動画を貼り、何でも言えるのです。
ブログなどと比べても遥かに手軽です。
しかし誰でも何でも言える、どんな画像でも貼れるとなると、その時の思い込みや勘違いで、適当な事を書いたり貼ったりする人が続出するのは仕方がありません。
しかし誰でも手軽に使える事から、ガセやインチキを見つけたら、誰も手軽にそれを指摘して訂正させることができるのです。
だからガセが一杯出ても、その反論も一杯出て、ガセはすぐ消えるというのが、こうしたSNSでの情報の素晴らしさでした。
これは例えば朝日新聞が慰安婦強制連行を捏造してから実に30年間も捏造をつづけたのとは大変な違いです。
その為、こうしたSNSの情報が既存のメディアのそれを圧倒するようになったのです。
だから今回の不正選挙に関する陰謀論だって、それがホントに陰謀論なら、ちゃんと自由な情報発信を続けさせたら、直ぐに消えるはずです。
イヤ、バイデン陣営がホントに不正選挙をしていないなら、尚の事SNSでの自由な議論と、幅広い視点からの正確な報道を続けさせるべきでしょう?
現在のようにトランプ支持者の言論を封殺したまま大統領に就任すると、国民の大半から「選挙を盗んだ男」と思われたままになります。
これでは大統領としての指導力を発揮するどころではありません。
そもそも多くのアメリカ人が、そしてワタシがこの選挙を不正選挙だと思うのは、バイデン支持者なるモノの姿が全く見えないからです。
トランプ大統領の集会は驚くほどの盛況だったのに、バイデン陣営の集会はまるで限界集落の村会議員選挙?と思える程の寂しさでした。
それなのにバイデンが当選?
しかもアメリカ大統領選挙史上最大の8200票?
バイデンに投票した8200万人ってどこにいるの?
この違和感をぬぐわない限り、不正選挙疑惑が消えるはずもないのです。
ではどうすれば不正選挙疑惑が消えるか?
陰謀論がなくなるか?
簡単です。
まずテレビや新聞に、不正疑惑についての報道をきちんとさせることでしょう?
勿論、SNSでも自由な議論をさせればよいのです。
例えばペンシルバニア州など不正選挙についての州議会の公聴会が行われたところでは、テレビがちゃんとその公聴会を中継して、問題になった証言について、公正中立な専門家による解説をさせればよかったのです。
これから録画を放映してもよいです。
それで視聴者が「公聴会を見たけれどやっぱり不正はなかった」と思うようなら、陰謀論なんか直ぐ消えますよね?
だからバイデン側もマスコ三に働きかけて
もっとちゃんとトランプ側の話を報道してほしい。
こんな風にヘンな隠蔽報道ばっかりされると、オレは不正選挙で大統領になったと思われるから困るよ。
ツィッター社もフェイスブックも共和党候補やトランプ大統領の支持者のアカウントを消すような姑息な嫌がらせはやめてほしい。
と言えば良いわけです。
でもそれができないんですよね?
公聴会を開いた州議会のいくつかは、州知事と州務長官による選挙人指名を拒否して、州議会で選ぶと言い出したわけです。
これがガセと陰謀論の結果なのですか?
民主党がそういうなら、それこそ自由に議論して、完璧に論破すればよいのです。
アメリカ大統領選挙について、なぜ陰謀論が消えないのか?
それはバイデン陣営が陰謀論を消さないからです。
やっている事がほとんどナチだからです。
ナチの国会議事堂放火事件への対応と全く同様のことをしているんじゃ、ナチ同様の政党と思われて当然でしょう?
1月6日に国家議事堂に乱入したのは、アンティファではなく本物のトランプ支持者だったという説も出ています。
或いはそれが本当かもしれません。
1933年2月27日にドイツの国会議事堂に放火したのも、本物の共産主義者だったわけですから。
しかしどっちでも同じです。
これまでの状況を見る限り、現在アメリカ民主党がやっている事は、独裁者の陰謀そのものです。
このような政党が大統領と上院・下院を占めるようになって、これからアメリカはどうなるのでしょうか?