東京都は3月22日午後10時からの開催を予定していたColaboの新宿区でのバスカフェを中止を命令したので、これに対する抗議デモです。
主催者側は参加者120人と言いましたが、彼等がアップした動画を見る限り50人以下だったようです。
8時過ぎなので都庁職員は殆ど帰宅していたし、この時間都庁周辺は人通りもないらしく、誰を相手にデモンストレーションしたいのかわからないデモでしたが、しかしマスコミ関係者がかなり来て「取材」していたそうです。
それで共産党の区議や都議が次々と演説して、バスカフェの重要性やこれを中止させた都庁の不当性を訴えました。
こうやってこのデモは一時間半ばかり続きました。
ホントにはた迷惑な連中ですね。
しかしこれを見ていると、何で東京都が何の審査もせずにColaboの出鱈目放題な書類で、毎年数千万の公金を支出してしまったのかわかる気がします。
実はこんなデモなんかしなくても都庁にバスカフェの開催中止命令を撤回させる方法はありました。
バスカフェは新宿区役所の敷地にColaboのバスを停めて行っていました。 トイレ等も新宿区役所で使う事ができました。
しかしここ暫くバスカフェの周辺で、Colaboへの抗議活動が起きていて、それに対してColabo側がそれを遥かに上回る人数を動員して、この抗議活動側を追い回すと状況になっていました。 その為、バスカフェ周辺は大騒ぎなり、一般歩行者の通行の邪魔にもなっていました。
これに辟易した新宿区役所側が、区役所の利用とバスカフェ中止を申し入れていたのです。
そこで都庁はColaboに「バスカフェに参加する女性の安全確保」「通行妨害の防止」の為の方策建てて、それを書面にして提出する事を要請しました。
だからこの書類をきちんと出していれば、敢えて開催中止する必要はなかったのです。
ところがColabo側は都庁側から要請された安全策や通行妨害防止策には一切ふれず、代わりに都庁からの要請に対する抗議書を出しました。
これでは都庁が中止要請を撤回するはずもありません。
するとColaboは抗議デモを行うと宣言し、実際にバスカフェの開催予定日の予定時間直前に都庁の前で抗議デモを行ったのです。 そしてそのデモには多数の共産党議員が参加し、多数のマスコミが取材していました。
これって街宣右翼と同じでしょう?
彼等も自分達の要求を呑まないと、相手の玄関先等に街宣車を停めて騒ぎ立てる事で要求を通すのです。
Colaboは多数の共産党の都議や区議、報道関係者まで動員できるのですから、街宣右翼などより遥かに強烈です。
これなら都庁側も辟易します。
こういう連中から要求されたことなら、都庁の職員だっておいそれとは断れません。
東京都がColaboへの委託事業費として支出し続けた2600万円とか4600万円とかは、一般国民から見れば大変なお金ですが、都庁全体の予算から見れば九牛の一毛に過ぎません。
都庁の職員にすれば、書類の不備があっても、これの支払いを拒否して、共産党の議員に嫌がらせをされたり、都庁の前で街宣をやられたりするぐらいなら、黙って払ってしまうのでしょう。
それでも今回は都庁側がColaboのデモ脅迫に屈せず、バスカフェ開催を許可しなかったのは、Colaboの不正会計や事業委託方法の問題について、一般都民から多数の抗議が来ており、更に自民党都議から都議会でも追及されているからです。
この都議会での追及と一般都民から抗議は、ハンドルネーム暇空茜氏がColaboの不正会計を明らかにして住民監査請求を通したからです。
つまり都庁職員からすれば前門のColaboと共産党都議、後門の暇空茜と自民党都議と言う訳です。
これまでは前門のColaboと共産党都議だけを恐れていたので、これまでの出鱈目な予算支出が続けたのですが、今後は後門の暇空茜と自民党都議も恐ろしいので、非常に辛いでしょう。
一方Colaboも共産党は未だにこれまで通りのやり方で自分達の要求を通す心算で、デモや集会、スラップ訴訟を続けているので、ドンドン彼等の手の内が一般国民にわかってきているのです。
要するにこれが左翼のシノギだったわけです。
尤もらしい名目を作ってColaboのような怪しい団体を作り、自治体や企業から金を要求するのですね。 相手がそれを拒否したら、前記の方法で脅すのです。
すると相手も金持ち喧嘩せずで、幾ばくかの金を寄越すのです。
ホントに街宣右翼や同和団体と同じ事をやっているわけです。
一方、一般国民がこれらの内情を殆ど知る事ができませんでした。
男女共同参画とか怪しい話で膨大な公金が使われている事には、凄い違和感があったのですが、しかし実際にどうなっているかを具体的にはわかりませんでした。
それどころかColabo問題で分かったのですが、細かい公金の使途って、都議とか区議でも全部は知る事ができないのです。
ところが今回このColabo問題では、暇空茜氏と言う一般人が、この具体例の一つをつまびらかにしたのです。
暇空氏は都にColaboの書類の情報開示請求を行いましたが、それで都が出してきた書類は殆ど真っ黒なのり弁ででした。 それでも海苔を貼っていない部分を読み解いて、問題点を見つけていきました。
暇空氏は会計専門家でもないし、また都庁の行政の問題ですから都条例が問題になります。
彼はこういう物を全部自分で勉強した上で問題点を明らかにして住民監査請求を出したのです。
それでも最後は弁護士を雇っています。
これは一般の人が簡単にできる事ではありません。
一般庶民はこんな時間も専門知識もないし、弁護士など雇えません。
しかし暇空氏は非常に優れた知性の持ち主で、しかも資産家で無職と言う立場なので時間も十分ありました。
その上独身なので家族の安全を心配する必要もありませんでした。
また暇空氏自身が、元々ネットゲームの制作をしていたと言う前歴から、ネットの利用方にも習熟していていました。
それでネットを通じて一般市民に、Colaboの不正会計や出鱈目な仕事ぶりを一般市民に拡散したり、Colabo側が暇空氏に仕掛けたスラップ訴訟の訴状などの情報を、有料で販売したりして活動に必要な資金を賄っています。
実際、ネットがなければ一般市民が幾ら監査請求をして、その監査が通っても、行政への影響は殆どなかったでしょう。
日本のマスコミは実は左翼陣営の一員ですから、左翼側に不利な話は報道しないのです。 だからColabo問題もほとんど報道されていません。
逆に言えば住民監査請求など、このような人でなければとてもできないし、また行っても行政から無視されて終わったでしょう。
しかし暇空氏の出現で、状況が一変しつつあるのです。
税金の使い方を監視し追及する事は、民主主義の根幹です。
しかし東京都のような巨大自治体では、それを実現する事は、非常に難しかったのです。 だから左翼や同和ははびこったのです。
けれども暇空氏の活動を見ていると、漸く一般市民が行政を監視し、不正を排除できるようになってきたのだとわかります。
漸くこうした草の根レベルの民主主義が実現したのです。