韓国ではこの3年間に156件の不正輸出が摘発されたという資料が、韓国側から出てきました。
これについて韓国側は「文在寅政権になってから、不正輸出の摘発を熱心に行うようになったので、摘発件数が増えたのだ」と説明しています。
また日本からもフッ化水素を北朝鮮に不正輸出していた例があり、輸出管理はどちらに問題が多いか、国連に持ち出して協議するべきだとも言いだしました。
さらに日本の措置がWTO違反かどうか?と言う問題があります。
これらの件について、大変わかりやすい動画がありましたので紹介します。
結構長い動画なので、内容を要約してみました。
青地がこの番組の要約。
赤字がワタシの感想と疑問です。
WTOは現在人事問題でアメリカと揉めて機能不全。
WTOへの提訴と言う事は意味がない状態。
どの道この問題はWTOとは無関係。
韓国で公表された156件の不正輸出摘発の資料には、事案の羅列で、不正輸出に関わった企業名も個人名も書かれていない。
これだと日本企業が不正輸出に関わった韓国企業との取引を避けたいと思っても、全然役に立たない。
そこで日本側が不信をもって韓国側との実務者協議を要求していたのだか、韓国側はこの3年間ガン無視。
昨年末から今年の初めに起きた不適切事案について、韓国政府にG20までに回答を要求したけれど、それに対して返事はなかった。
そもそも何で韓国側の資料には企業名や関係した個人の実名がないんだろうか?
摘発されて逮捕起訴されたなら、当然その時点で事件の概要は、公開されるはずでしょう?
そして有罪になれば企業名や実名も公開されるはずでしょう?
と言う事は摘発はしても、逮捕も起訴もされてないという事だろうか?
156件も摘発されているのに、一件も起訴されないってどういう事?
普通に考えたら現場の係官は、これまで通り真面目に仕事をしているけれど、起訴はさせないような圧力が働いているんだよね?
そういう圧力をかける事ができるのって、政府のトップだけでしょう?
しかもこの156件の摘発リストって、実はこれまで一般には公表されなかったんだよね。
韓国の野党議員が3カ月程前に、国会で問題にして初めて出てきたリストだからね。
つまりこれまではこのリストすら公開されてなかったんだよ。
これじゃ韓国は摘発はしても、逮捕も起訴もせず、企業名の公表さへせず、不正輸出を国家ぐるみ隠蔽していたとしか思えないよね?
一方、日本では不正輸出に関わって経産省から警告を受けた企業は、全部企業名が公表される。
更に悪質性の高い場合は、逮捕される。
この場合、逮捕された関係者の個人名が警察から公表される。
こうした情報は全て韓国大使館にも送られている。
だから本来であれば韓国の輸出管理所管官庁のトップはこれを知っているはずである。
ところが韓国側は、こうした警視庁や経産省の公式の資料について言及せず、代わりに安全保障貿易情報センターの資料を元に、「日本側も北朝鮮に不正輸出していた。 だから国連で議論を」と言ってきた。
そして日本政府は不正輸出についての情報を公開していないから大問題と言う。
安全保障貿易情報センターは経産省に関わる機関だか正規の政府機関ではなく財団法人、一般企業関係者に貿易を行う上での安全保障問題をわかりやすく説明するのが仕事。
ここで取り上げられている日本での不正輸出事案は、全体のごく一部。
ところが韓国側は経産省や警視庁が公開されている情報を無視して、この安全保障貿易情報センターだけが日本が公開している資料の全てだと誤解している。
韓国の輸出管理責任者のトップが、このような誤解をしている事自体が大問題である。
つまり現在の韓国の輸出管理担当のトップは、日本の輸出管理体制をちゃんと理解していない。
現在の韓国の輸出管理所管官庁のトップは、輸出管理の基本体制を理解する能力がない。
因みにこのに安全保障貿易情報センターの資料って、2チャンに出ていたんだよね。
まさか韓国の輸出管理官庁のトップって2チャンレベル?
ついでに言うと韓国政府が安全保障貿易情報センターをネタにる日本から北朝鮮への不正輸出って、随分古い話で、北朝鮮が核開発で国連制裁を食らう前の話。 だから現在とは状況が違うんだよね。
そしてこの不正輸出をやっていたのは御馴染み朝鮮総連。
この動画では出演者の韓国人が必死に話を逸らすので、無暗に話が長くなっているのですが、実は中身は至って単純なのです。
日本が問題にしているのは、韓国の輸出管理体制が出鱈目で、韓国に輸出したものがその後どこに行ったか分からないという事なのです。
軍事転用可能な機材や化学物質の管理がこれでは困るのです。
だから韓国側がこれまでの管理体制がどうなっていたのか? 今後どのように改善するのか?と言う事に対して誠実な回答と対応をしない限り、こうした物質や機材の韓国への輸出は日本側で厳格化せざるを得ないという事なのです。
しかしこれまで韓国政府は、この出演者の韓国人同様、必死の論点ずらしで対応するだけなのです。
これだと日本側としても、韓国への輸出管理の厳格化を進めるしかありません。
自称徴用工問題なんて話は完全に吹っ飛んでいるのです。
それにしてもこの韓国人出演者の対応を見ていると、韓国人の思考法や議論法がよくわかりますね。
見え見えの嘘を平気で吐くし。
因みにこの件での日本の経産省の説明会に対する韓国側の反応もホントに面白いですね。
部屋が粗末だの冷遇されたのって?
だって課長同志で、日本側が問題を説明する会合でしょう?
だったらそんな大歓迎なんかするわけないじゃないですか?
しかも韓国側は後から、勝手に実際に会合で言わなかった事を、言った事にしている。
マジにレーダー照射の時の韓国軍と同じでしょう?
これが韓流なのですね。
日本人もこれで十分学習したので、韓国人と話しをするときには十分気をつけましょう。