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2023-12-01 12:55

根雪

 遂に札幌は根雪になったようです。
 例年根雪になるのは12月半ば以降ですから、ワタシもその頃までは自転車が使えると思っていました。

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 実際、月曜日には札幌医大まで自転車で行けました。
 火曜の朝、窓の外の外を見た時は、家の前の道路からも駐車場からも雪は綺麗に消えていました。

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 しかし昼前から雪になり、一日降り続きました。
 そして夜になっても止みませんでした。

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 それで水曜からまた完全な雪景色になりました。
 気温も全然上がらず、最高気温が0℃を超えない真冬日が続いています。

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 これでは雪が溶けません。
 この分ではこのまま根雪になるんじゃないかと心配です。

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 せっかく新しい自転車を買ったのに・・・・。 
 冬の買い出しをまだ全然やってないのに・・・・・。

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 昨日は仕方なく徒歩で散歩に出ました。
 気温は−4℃でした。

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 いつも散歩コースは完全な冬景色になっていました。
 これは雪国の人間の感覚でしょうが、雪が積もっていれば冬景色、雪がなければ晩秋の景色です。

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 で、この前、散歩に出た時は、雪がなかったので、晩秋の景色でした。
 でも昨日は雪が積もり、しかも当面溶ける宛てがないので、冬景色です。

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 針葉樹はみんなクリスマスツリーになっていました。
 広葉樹が葉を茂らせている間は、針葉樹と言うのは全然存在感がないのですが、しかし広葉樹が全部落葉すると突然存在感が出てきます。

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 その上、雪など積もるとそれでもう完全にクリスマスツリーです。
 針葉樹と共に目立つのがヤドリギです。

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 これは寄生植物で、緑色はしていても光合成はできません。 だから冬も関係なく緑のままなのですが、それが落葉した枝の上で非常に目立ちます。

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 ゲルマン人の伝説では、冬に巨大な樫の木に着いたヤドリギに、神が下ると言います。
 またクリスマスの夜、ヤドリギの下でキスをしたカップルは永遠に結ばれるとも言われています。

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 雪景色の中を歩いていると、そういう伝説が真実に思われます。
 それにしても寒いです。

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 家を出る時に、きっちりと着込んできたので凍える事はありませんが、しかししんしんと冷えてくるのがわかります。
 水分は全て凍っています。

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 家を出た時は−4℃だったのに、スマホで確認すると−7℃になっていました。
 これは完全に真冬の気温です。

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 そして早々と日が暮れてきました。
 これもスマホで確認すると日没は4時1分です。

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 これだと3時過ぎには日暮れてくるのです。
 家を出たのは1時過ぎだったので、少し歩けば日暮れてくるのです。

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 しかし文句を言っても日は沈むのですから、帰宅するしかありません。
 それにしてもこれから冬至までは日は短くなるばかり、暗く寒い日が続くばかりです。

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 帰宅途中に西野神社の近くのスーパーによって、少し買い物をしました。
 しかしスーパーを出ると、空は更に暗くなっていました。

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 しかしホントにこのまま根雪になってしまうのでしょうか?
 自転車を使える間に、お米とかトイレットペーパーとか玉葱とか重い物を買い込んでおこうと思っていたのですが、間に合っていないのです。

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 家の近くまで来たら、もう完全に暗くなっていました。
 ホントに冬になってしまったのです。
  1. 札幌の四季
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2023-11-30 11:54

コスプレおばさんは左翼活動家 杉田水脈議員

 

 香山リカがこんなヘンな事をツィートしていました。

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 https://twitter.com/rkayama/status/1729139086110376318

 杉田議員が自身のブログで「コスプレおばさん」と書いた女性達の居住地はわかりませんし、アイヌかどうかもわかりませんが、左翼活動家であることは間違いありません。
 杉田議員がこの「コスプレおばさん」達を見たのは、ジュネーブの国連人権委員会の女子差別撤廃委員会に参加した時です。

 すると「コスプレおばさん」一行と朝鮮学校の一行もやはり同じ委員会に出席していたのです。
 そこで「コスプレおばさん」一行はアイヌ差別を訴え、朝鮮学校一行は朝鮮学校の無償化を訴えていました。

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 杉田さん達はこれには大変驚いたようです。 
 左翼活動家がやたらに国連を持ち出す事は知っていましたが、彼等がこのような形で国連に働きかけている事は、この時まで知らなかったからです。
 
 杉田さんはこの頃(2015年)は国会議員ではなく、一民間人として仲間と共に慰安婦強制連行捏造問題に取り組んでいました。 そしてその仲間達と作った団体の一員としてジュネーブに行き、国連女子差別撤廃委員会に出席したのです。
 当時は今のような円安ではなく、円は対ドルでは100円強でした。 それでもジュネーブの物価は高く、専業主婦だった杉田さん始め、同行した仲間達も滞在費の高さには苦労したそうです。

 ところが「コスプレおばさん」一行も、朝鮮学校もそれぞれ20~30人の大規模な団体でした。
 そんなに大勢で行っても、委員会で発言できるのは1人だし、発言時間が増えるわけじゃないのですが、それでも大人数でしかも大変目立つコスプレで出席すれば、存在感抜群です。
 だから彼等はそれを期待したのでしょう。
 因みに朝鮮学校一行は揃いのTシャツでした。

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 で、香山リカのツィートですが、

杉田議員がブログで「コスプレおばさん」だとした人は、「左派の活動家」ではなくて、現在、私が働くむかわ町ご出身のアイヌ民族女性です。

 と言われてもね。
 団体でジュネーブまで行って、国連女子差別撤廃委員会に出席して「アイヌ差別が~~!!」と訴える人達は「活動家」以外の何者でもありません。 アイヌの方は大勢いますが、こうした政治活動に興味のない方は、態々団体を組んでジュネーブまで行って、国連女子差別撤廃委員会なんかに出席する事はないのです。
 そして朝鮮学校ご一行と一緒にいるのだから誰がどう見ても左翼活動家です。
 
 左翼活動家がアイヌの民族衣装なんか着ているから、「コスプレおばさん」なのです。

 勿論、杉田さんも活動家です。 
 杉田さんと杉田さんと一緒に慰安婦強制連行捏造を糺そうと活動している仲間達は香山リカなど左翼に言わせたら「右翼活動家」です。

 右翼活動家がジュネーブへ行って、そこで左翼活動家のコスプレおばさん達を見て驚き、これをブログに書いたのです。
 何でこれが「アイヌ差別」になるのでしょうか?

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 国連女子差別撤廃委員会は国連人権委員会に属しますが、国連人権委員会と言うのは、国家や政府による人権弾圧を問題にする為、国家・政府などの代表は出られません。 国家や政府により人権を弾圧されていると称する人達が出席し、自分達の人権状況を訴えるのです。
 だからここに出席して「人権問題」を訴えるのは、政府に関係のない民間団体なのです。
 
 で、政治問題を訴える民間団体のメンバーを普通「活動家」って言うんですよ。
 
 こういう団体はどの国でも個人が自由意志で集まって作っているのですから、団体の意志はあくまでその団体のメンバーの意志です。
 その意味では杉田さん達の団体の意志「慰安婦強制連行の捏造を糺し、日本と日本人の名誉を回復したい」と言うのもあくまで杉田さん達の団体メンバーの意志でしかありません。
 杉田さんとその仲間達が、日本人を代表しているわけではないのです。
 
 だから「コスプレおばさん」の団体も同様です。
 コスプレおばさん達はアイヌ団体を名乗り、アイヌ差別撤廃を訴えたのですが、しかしこれはあくまでコスプレおばさん達の意志であって、アイヌ人を代表しているわけではないのです。
 
 だからこの活動家達を「コスプレおばさん」と揶揄しても、「残念なことにブログは「アイヌ民族について書いたもの」なんですよ。」と言う事にはならないのです。

 香山リカ自身が左翼活動家ですから、常日頃、杉田水脈さんらの「右翼活動家」の事を揶揄していますが、しかしそれが「日本民族の事を書いたもの」にはならないし、日本人差別にもならないのと同じです。

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 因みに香山リカは「コスプレおばさん」達はアイヌだと言いますが、しかしジュネーブでコスプレしていた人達が、ホントにアイヌかどうかもわかりません。
 なぜなら現在「アイヌ」の定義は極めて曖昧になっています。 
 明治時代に戸籍が整備されたときは、アイヌの人達は「旧土人」と戸籍に記載されていました。 ところが戦後この記載が差別的と言う事になり、この記載のある戸籍が全部廃棄されたのです。

 しかしこうなるとアイヌ奨学金とかアイヌローンとかアイヌに対する補助金などの制度ができても、一体誰がアイヌかがわかりません。 わからない状態で公金チューチューできるからすごいです。
 またアイヌの団体だと名乗るアイヌ協会の幹部に、複数の在日コリアンや部落解放同盟の人達が入っていた事もあります。

 一方こうしたアイヌ協会の体質を嫌い、この団体とは一切関わりを断っているアイヌの人達も少なくありません。
 こういう人達はアイヌ協会側ではアイヌではない事になります。

 このような状況ではアイヌ協会がアイヌを代表しているとは言えません。
 これでジュネーブでコスプレをしていた女性達をアイヌの代表だと言えるんでしょうか?
 この女性達を「コスプレおばさん」と揶揄したのは、あくまでこの女性達への揶揄であって、アイヌへの揶揄ではないのです。

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 それにしてもマスゴミと野党の杉田議員攻撃はシツコイですね。
 これは実はアイヌ協会・部落解放同盟・朝鮮総連など差別利権団体と法務省が結託して、人権擁護法案の再提出を狙っているからです。 
 人権擁護法案の提出は2008に画策されたのですが、しかしこれは実は人権擁護どころか言論の自由、表現の自由、言論の自由などを封殺するトンデモ法案である事がわかり、没になりました。

 実際、今回の杉田議員への攻撃を見ても、一主婦のブログ記事を差別とこじつけて、差別主義者として攻撃しているのです。 
 これでは人権擁護法案など通ったら、言論の自由など完全に奪われます。
 それでも法務省がこれに執着するのは、この法案が通れば法務官僚の恰好の天下り先が確保できるからと言われます。

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 しかしどうも法務省と差別利権団体の目的は果たせそうもないですね。
 そもそも杉田議員が全然めげていないし、自民党も杉田議員の処分とか動きそうもないです。
 
 ワタシはこれ凄く驚いています。
 だってひと昔前なら、こうやってマスコミから「差別主義者」とレッテル貼りされた政治家は速攻で政治生命を奪われていました。
 自民党議員の誰かが「差別主義者」とレッテル貼りされると、自民党側も実に安直に除名したり、議員辞職を勧告したりしていたのです。

 ところが今回はいくらマスコミが騒いでも、自民党側も杉田議員も蛙の面に水状態です。
 おそらく自民党側に「杉田議員を守れ」「杉田議員支持」の電凸が大量に入っているんでしょうね。   マジにここで杉田議員を除名なんかしたら、岩盤支持層がまたゴッソリと抜けてしまいます。

 そして何よりもマスコミの神通力がなくなったのでしょう。
 国民の方もマスコミが何を騒いでも蛙の面に水になっているのです。 そもそも新聞なんか読んでいないし・・・・。
 しかも今後マスコミの影響力は弱るばかりです。

 逆に言えば法務省も差別利権団体も、まだマスコミに影響力が残っている間に、何とか人権擁護法案を成立させたいのでしょう。
 そうしないと自分達の老後が立ち行きません。

  1. 差別ニダ!!
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2023-11-29 13:26

ハマスのプロパガンダ 子供の四肢切断900件?

 昨日、イスラエルのプロパガンダが超下手糞だと言う話をしたら今朝、こんなニュースが出ていました。

11月28日 CNN

(CNN) 英国系パレスチナ人の外科医で、パレスチナ自治区ガザ地区で患者の治療に携わったガッサン・アブシッタ氏は、10月7日にイスラム組織ハマスがイスラエルに対して攻撃を行って以降、四肢を切断された子どもの数が推計で700~900人にのぼると述べた。
アブシッタ氏は、数週間をガザの病院で過ごした後、最近になって英ロンドンに戻っていた。アブシッタ氏はロンドンで行われた記者会見で、麻酔薬や基本的な医薬品もない状態で、子どもたちの手術を行ったと振り返った。

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アブシッタ氏は「私の推計では、四肢を切断された子どもは現在、700人から900人いる。中には、複数の手足を切断された子どももいる」と述べた。

CNNはこうした推計について独自に確認ができていない。

アブシッタ氏は、他の人たちを残して来たことについて罪悪感を抱いていると述べた。アブシッタ氏がガザを離れた後、複数の医療関係者が死亡したという。

アブシッタ氏はまた、ガザで最大規模のシファ病院の下にハマスの司令部があるというイスラエル軍の主張を否定した。

アブシッタ氏は「私は2009年以来、戦争のたびにシファで断続的に働いてきた」と述べた。アブシッタ氏によれば、14年には赤十字国際委員会から、イスラエル軍がシファ病院を爆撃すると脅迫しているとの情報が寄せられたという。

アブシッタ氏は、シファ病院について、典型的な、かろうじて機能している第三世界の政府系の病院以外の何かがあるといった兆候を目撃したことは一度もなかったと述べた。

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 イスラエル軍のガザ攻撃で最大900人の子供が四肢切断をするような怪我をした・・・・・。
 本当なら酷い話です。

 しかしこのアブシッダ医師がどのようにしてこの人数を推定したのかわかりません。 
 ガザ地区は世界でも最も出生率の高い地区なので、居住者の中の子供の割合が非常に高くなります。   そのガザ地区から多数の怪我人が出るような事態になれば、その怪我人の中に子供の割合も高くなるの事は想像できます。

 しかし子供ばかりが怪我をするわけじゃないでしょうから、大人の四肢切断手術だって多数行われているはずです。 つまり四肢切断手術だけで大人子供あわせて数千人行われたはずです。
 で、凄く不思議なのですが、この短期間でそれだけの手術が行える物でしょうか?
 これほどの怪我人が出る戦闘の中で、これだけの手術を行っただけでなく、凡そであれその数を集計できるのでしょうか?

 ワタシはこの数自体、非常に疑問です。

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 しかしそれ以前にもっと根源的な疑問があります。
 この数が事実だったとして、責任はイスラエル軍ではなくハマスにあるはずです。
 だからこの話がホントなら非難されるべきはハマスであってイスラエル軍ではないはずなのです。

 なぜならガザ地区は2007年からハマスの支配下にあります。
 ハマスは2007年以降、パレスチナ自治政府からガザ地区の行政権を奪い、ハマスこそがガザ地区の正当な統治機構だと公言してきたのです。
 実際、ハマスは外部からガザ地区に入る物資に関税をかけたり、ガザ地区の警察権を行使したり、その他の行政サービスの一部を司っています。
 「ハマスは単なるテロ組織ではない。 ハマスは福祉団体や政党など面を持っている。」と言うイスラム研究者・中東専門家がいるのはこのためです。

 しかしそれならガザ地区の住民の安全を守る義務は一義的にハマスにあるのです。
 自国が敵の攻撃を受けた時に、自国民を守る義務があるのは自国民の政府・軍隊なのです。

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 例えば日本の戦後教育では、旧日本軍は悪の権化とされていますが、これは戦後教育では太平洋戦争を始めたのが日本軍であるとされていると共に、その戦争で日本軍が国民を守らなかったと言う事になっているからです。
 満州や沖縄では、日本軍は国民を見捨てたから許せないと言う事になっているのです。
 戦後教育では太平洋戦争の日本国民の犠牲は全て日本軍が国民保護の義務を果たさなかったからであって、アメリカのせいではない事になっています。

 実際ハマスには国民保護の義務があります。
 だからイスラエルのガザ攻撃でガザの子供達が大勢犠牲になっていると言うなら、その責任は全部ハマスにあるのです。

 イスラエルはガザ攻撃の前に避難地区を設置し、住民に避難を呼びかけました。
 そして避難するのに十分な時間を空けた後に攻撃を開始しました。
 本来であればハマス側がこの期間中に、住民をイスラエル側が設置した避難地区へ誘導するべきだったのです。
 また病院など避難不能な人達がいる施設は、国連など第三者機関の管理に任せて、完全な中立地帯として戦闘を避ける措置を取るべきでした。
 
 更にハマスはガザ地区全体に500キロとも1000キロとも言われる地下道を掘っていました。 
 本来ならハマスは、避難不能な人達、避難が遅れた人達を、地下道に退避させて、地下道にいるのは非戦闘員であることをイスラエル側に明示するべきだったのです。

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 ハマスにはこのようにして非戦闘員の安全を確保する義務があったのです。
 イスラエル軍のガザ攻撃は10月7日のハマスの大規模テロが原因で起きた事です。
 こんなテロをやればイスラエル側が大規模な報復攻撃を行う事は自明でした。 そしてイスラエル側はガザ攻撃の前に、攻撃を予告し、非戦闘員の退避を促しているのです。

 だったらハマス側もイスラエル軍の攻撃に備えてまずやるべき事は、非戦闘員の退避のはずです。
 イスラエル側が事前に非戦闘員の退避を勧告し、必要な時間も与えているのですから、それでも大量に非戦闘員の死者が多数出たと言うなら、それはハマス側の責任と言うしかありません。

 しかしハマス側が住民の避難を助けた形跡は一切ないのです。 それどころか避難路に爆弾を仕掛けて避難中の自動車を吹き飛ばすとか、避難する住民を狙撃するなどしています。

 ところが戦闘開始以降、ハマスは繰り返し「子供が死んだ!! イスラエルが悪い!!」と言い続けているのです。
 しかも明らかに犠牲者数を実際の数十倍に膨らませている節があります。
 これがハマスのプロパガンダなのです。

 ワタシはこう言うのを見ると、白けるばかりです。
 しかし世の中にはまんまとこれに乗せられて「イスラエルが悪い!!」と喚いている人も沢山います。
 何でこんなことになるのでしょうか?

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 これはこうしたプロパガンダでは、事実関係を論理的に説明して理性に訴えるより、悲惨な写真や動画をアップして感情を煽る事の方が有効だからでしょう。
 豊かな感性を持つ人達は、子供の死体や無残な手術跡など悲惨写真や動画を見せられると、その動画や写真で思考が停止していまうのです。
 それで何でこんな風に子供が死んだり、四肢を切断する嵌めになったのかを理性的に考えるより、こんな写真や動画を示して「イスラエルが悪い」と叫ぶ人間に同調してしまうのです。

 更に言えば、日本人は勿論、世界の大多数の人達にとって、中東と言う地域はよくわかりません。 日常生活で中東を考える機会など皆無なので関心の持ちようもないのです。 だからハマスとガザ地区の関係は勿論、ガザ地区の意味も分かりません。
 だからテレビや新聞の解説も適当に聞き流すだけです。
 
 このような状況で、血だらけの子供の写真など見せられて、子供の親と称する人物が「イスラエルが悪い」と叫べば「そうかイスラエルは悪いんだ。」と思ってしまうのです。

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 ハマスはこうした人間の本性を直感的に理解しており、自分の責任を見事にイスラエル軍に転嫁して、被害者ポジションを取っているのです。
 それにガザ地区は子供の8割が栄養不良と言う貧困状態です。
 ガザの人達がカワイソウなのは事実なのです。

 一方イスラエルは堂々たる先進国で、民主主義国家で、高所得で、人口1000万に満たない小国なのに世界軍事力ランキング18位と言う強国です。 因みにロシアのウクライナ侵略戦争が始まる前のウクライナはランキング22位ですから、イスラエルの強国ぶりが際立ちます。
 これは全てイスラエル人の努力の賜物ですが、しかし人間は元来妬み深い狭量な生物なので、本人の努力の結果であっても、成功してリッチに暮らす奴になんか同情しないのです。

 そこでハマスは臆面もなく自分達の責任を放棄して、それどころか女性や子供を人間の盾として利用しながら、犠牲者数をモリモリにして「イスラエルが悪い!!」と喚き続けるのです。

 これはプロパガンダの手法としては高度とは思えません。 
 唯々下劣で恥知らずな方法です。
 けれどもハマスはその下劣を恥じないので、堂々とこの手法を使うのです。
 そしてそもそもパレスチナ問題の現実、中東の現実に殆ど興味のない人々にはそれなりに有効です。
 だからこの方法を使い続けいるのでしょう。

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 しかし大変奇妙な事に、多くの報道機関、そして中東専門家或いは国際政治学者が、この下劣で恥知らずなプロパガンダを手伝っています。
 上記のCNNの記事でも、ただ多数の子供が四肢を喪ったと言うパレスチナ系英国人医師の意見を報道するだけです。
 本来ならこのような場合、「子供達はなぜ怪我をしたのか? ハマスはなぜ子供達を安全な場所に避難させなかったのか?」と突っ込むべきではありませんか?

 さらに言えばハマスは元々「女性や子供は大義の為に差し出す」と公言していました。 彼等は前々から女性や子供を人間の盾に使ってきたのです。 そしてこれを公言していたのです。
 中東専門家、国際政治学の専門家は当然皆これを知っていたはずです。
 ところが彼等は揃ってこの点を問題にしてこなかったのです。
 
 中東研究者である飯山陽博士は、こうした報道機関や中東研究者の姿勢を「イスラム左翼主義」からだと説明しています。
 つまり報道機関や人文科学者全体に、イスラム過激派が共産主義に代わって革命を起こしてくれると言う願望を抱いており、その為イスラム研究者もマスコミもイスラム過激派の悪事を隠蔽しようとしていると言うのです。

 ハマスはこのイスラム左翼主義に便乗して、ひたすら「虐げられた憐れな被害者」を演じ、イスラエルを「アメリカの分身、よって悪の権化」と叫び続けると言う訳です。

 こうなるとハマスのプロパガンダと言うよりも、欧米や日本の人文科学者や報道機関の自発的プロパガンダであり、ハマスはこれに便乗しているだけと言うべきでしょう。

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 けれどもワタシはこんなプロパガンダに乗せられてはならないと思います。
 確かにガザ住民はカワイソウです。
 でもガザ住民をカワイソウな状態にしているのは、ハマスだからです。 ハマスがガザを実行支配して以降、ハマスはひたすらガザ住民を搾取して、貧困化させています。
 そしてイスラエルにテロを行い、反撃されたら住民、女性や子供を人間の盾として使い、自分達は地下道に逃亡しているのです。
 
 だからこんなハマスのプロパガンダに乗せられて「ガザの子供達カワイソウ!! イスラエルが悪い」なんて言ってはイケナイのです。
 だってこうやってハマスのプロパガンダに乗る人達がいる限り、ハマスもハマスの同類のテロ組織も生き延びるのです。
 そして彼等はテロを続け、無辜の人々を殺し続け、ガザの住民を搾取し続け、人間の盾として使い続けるのですから。
  1. テロリスト
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2023-11-28 11:10

イスラエルはなぜプロパガンダが下手か?

 アメリカのテレビ局でイスラエル軍のアル・シファ病院攻撃を取り上げた時、出演していた元駐米イスラエル大使が言いました。


 アチャ~~!!
 言っちまったよ。
 だからダメなんだよ。

 イスラエルはプロパガンダが下手です。 
 超下手です。

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 ユダヤ人は才能豊かな民族で、プロパガンダに関係しそうなあらゆる分野で多くの天才を輩出しているのに、彼等の国が何でこんなに自己の立場を宣伝するのが下手なのでしょうか? 
 ワタシはこの原因は「ホロコースト」だと思っています。

 アル・シファ病院について言うなら、アムネスティでさへ前々からハマスがアル・シファ病院の診察室をパレスチナ人の拷問に使っているなど、この病院をハマスが非人道的な目的に使用していると言う報告書を出しているのです。
 ハマスのガザ支配でガザ住民の人権が抑圧されている事も認めているのです。
 イスラエルのハマス攻撃、またアル・シファ病院攻撃には、正当な理由が色々あるのです。
 ところが何と元駐米イスラエル大使共あろう人が、実に安直にホロコーストを持ち出ししまうのです。

 彼はきっとホロコーストと言う絶対最強カードを出せば、この議論は楽勝だと思ったのでしょう。 
 また元駐米イスラエル大使と言う立場を考えると、イスラエル政府も同様に考えているのでしょう。

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 しかしワタシはこれはこのような場合に出すには最悪のカードと思います。
 なるほどホロコーストは、人類最大の悲劇・犯罪の一つだったし、またその事実を疑う事はできません。

 けれどもホロコーストについての学術的研究を検証を妨害してきたのは、サイモン・ウィーゼンタール・センター などユダヤ人団体です。
 日本人なら「マルコ・ポーロ事件」が直ぐにアタマに浮かびます。 
 月刊誌「マルコ・ポーロ」がアウシュビッツについての疑念を特集したとこが、サイモン・ウィーゼンタール・センター が圧力をかけて、謝罪に追い込みました。 「マルコ・ポーロ」側は「反論があるなら次の号で掲載すると」と言ったのですが、しかしサイモン・ウィーゼンタール・センター は広告主に圧力をかけて広告取り下げ等をさせたので、遂に「マルコ・ポーロ」は廃刊になりました。

 ワタシもこの事件の事を鮮明に覚えていますが、これを公正な対応とは思えませんでした。
 そしてユダヤ人団体がこういうやり方で常にホロコーストに関する言論を全て封殺し、研究や検証を禁じてきた事を知って以来、ホロコーストについての疑問や疑念を抱えてままです。

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 だからアル・シファ病院の攻撃について、ホロコーストなんて持ちだされたら、聞いた人の多くは「ヤッパリ、ちゃんとした理由を示せないからホロコーストなんか持ち出すんだ。」としか思えません。
 テレビ視聴者のこのような感覚をこの元駐米イスラエル大使は理解してないのではないでしょうか?

 勿論、ホロコーストは人類最大の悲劇・犯罪の一つであった事は事実です。 だからこの元駐米イスラエル大使とすれば、この悲劇の主人公・犯罪の被害者であるユダヤ人には、特別な計らいがあてってしかるべきとも考えてたのでしょう。 
 実際イスラエルと言う国が建国を認められたのも、その後ドイツなどから莫大な支援を得られたのもこの「計らい」のお陰です。

 しかしホロコートはもう百年近くも前の話です。
 そしてこれは欧米内での話です。 
 ホロコーストが行われていた時代、アラブ諸国もその他アジア・アフリカ諸国も全てヨーロッパの植民地だったので、ホロコーストには何の責任もありません。 
 そりゃ、ユダヤ人が大量虐殺された話を聞けば「ふうん。 酷い目にあったね。 大変だったね。」とは思うでしょう。 「でもうちだって植民地支配を受けて大変だったんだよね。」と思うだけです。

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 アンネ・フランク一家は大変気の毒でした。 
 しかしインドネシア人にすればヒトラーは時の氏神です。
 ヒトラー自身は人種差別主義者でベルリンオリンピックでは同盟国の日本選手団との握手を拒んだぐらいです。
 でもヒトラーがオランダを占領してボコボコにしてくれた事は、インドネシアの独立には役立ちました。 
 だからインドネシア人からすれば、アンネ・フランク一家に同情するより、ヒトラーに感謝するでしょう?

 ましてイスラム教徒とすれば、過去の異教徒のホロコーストより、現在のイスラム教徒のパレスチナ人に同情するのは当然でしょう?
 そもそもホロコーストが大悲劇だったとして、何でその付けをパレスチナ人が支払う嵌めになるのか?
 「ユダヤ人の国がなかったのでホロコーストが起きたと言うなら、ドイツの領土でも削ってユダヤ人を国を作ってやれば良かろう」と言う話にしかなりません。

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 そしてホロコーストがカードとして使えないとなると、イスラエルは非常に不利になります。
 なぜならこの種のプロパガンダでは、理性によって権利の正当性を説得するよりも、感情を煽って「カワイソウ」ポジションを得る事が重要になるからです。

 そしてホロコーストを除くとイスラエルは全然「カワイソウ」ではありません。 小国とは言え立派な先進国で、所得も高く人権も保障された民主主義国家なのですから、イスラエル人には「カワイソウ」なところなんかないのです。

 一方ガザ地区の住民はホントに「カワイソウ」です。 なにしろ子供の8割が栄養不良と言う貧困状態なのですから。
 ハマス側はそういう子供達を人間の盾に使っているのです。
 貧しい子供が殺された映像なんかを流すと、その事情に関係なく、同情心をそそられてしまいます。 

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 これてってもう熊と熊駆除の話と同じです。
 現在東北や北海道では熊による人身事故が深刻で、熊の駆除に追われています。
 ところが東北や北海道の自治体には熊の駆除を非難する電話が殺到しています。
 これは熊が団体を作って、自分達の駆除に反対するプロパガンダを行っているからではありません。   
 動物を殺すと言うのがまず非常に惨い事だし、熊は愛嬌のある動物で、写真や動画だけ見ていたら、ホントにティディベアのように可愛いのです。
 だから別にプロパガンダなんかしなくても熊の駆除に反対する人間が湧いてくるのです。

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 ワタシだって熊を殺すのはカワイソウだと思います。
 でもワタシは札幌在住で、散歩をすれば必ずこんな看板を見かける羽目になります。 だから熊の怖さを切実に感じるし、そうなると駆除には反対できないのです。
 けれどもワタシだって熊のいない地域に暮らしていたら、熊の恐怖を感じる事もできず「熊を殺すのカワイソウ」と言っていたかも知れません。

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 一方イスラエルには熊はいないけれど、熊よりはるかに危険なテロリストが常に出没し続けていました。
 10月7日のような大規模テロは初めてですが、ハマスは四六時中イスラエルにミサイルやロケット砲を撃ち込んでいたし、またイスラエルの街中で通り魔のように街の人を殺すテロリストがいつも出没していました。

 この状況ではテロリストの駆除は国民の安全を守る為の至上命題です。 
 それを理解できな人が安易に「カワイソウ」とイスラエルを非難しているのです。  

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 現在、イスラエルのガザ攻撃について、イスラエルが一方的に非難されています。
 今回のガザ攻撃はハマスのテロによって始まった物だし、ハマスのテロは民間人1300人を殺害し、人質260人を拉致すると言う凶悪な物だったのです。
 一方イスラエル軍はガザ攻撃に際して、民間人の避難地区を設置し、避難を呼びかけるなど民間人被害を防ぐ措置は十分取っています。 
 また戦闘中に病院に燃料を運び込むなど、命がけで人道行為を行っています。

 しかしハマス側は民間人の避難を妨害し、さらに避難しようとする民間人を狙撃しています。
 またハマスはガザ地区にこれまで全長500キロとも言われる地下道を作っているのですが、しかし民間人をここに退避させません。 民間人用のシェルターのような物は一切作っていません。
 そもそもハマスはこれまでも「自分達は大義の為に自分達の一番大事な女や子供を差し出す」と公言してきました。
 ハマスが非戦闘員を人間の盾として使っている事は明らかなのです。

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 イスラエル政府にはもっとプロパガンダを頑張ってほしいです。

 ハマスは本来、イスラム原理主義テロリストです。 
 彼等の言うパレスチナ解放は、イスラム教によるパレスチナ支配であって、実はこれはどのアラブ諸国も望んでいない目標です。
 そしてこれは世界中人類にとっても厄災なのですから。

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2023-11-28 10:39

老女の夏

 先週の月曜日、新し電動自転車を買いました。
 これでバッテリーの残量を気にせず幾らでも走れます。

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 それで連日喜んで近所を駆け回りました。
 黄葉は殆ど終わり、寂しい冬枯れの景色でしたが、それでも穏やかな天気が続いたのも幸いでした。

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 山肌ではカラマツが金色に輝いていました。
 カラマツは全ての広葉樹が落葉した後で、黄葉するのです。
 この写真は今一だけれど、太陽の光を浴びると、カラマツの林だけが金色に輝きます。

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 柿の実が赤くなっていました。
 今年は夏が異様に長かったので、柿の実が熟して赤くなることができたのです。
 例年なら青いまま冬になるのに。

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 晩秋の晴れの日を西洋では「老女の夏」とか「インディアン サマー」とか呼ぶそうです。
 ふわ~~っと明るく、穏やかで、しかし何か力ない感じは「老女」なのでしょう。
 しかし「インディアン」はわかりません。

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 しかし23日の金曜日には何と最高気温が17℃まで上がり、このまま冬に向かうのではなく、秋に戻るんじゃないかと思える程でした。
 その上、また雪虫が出ました。 雪虫はもう全部終わったと思っていたのに・・・・。

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 ところが金曜日から一気に寒くなりました。
 そして雪が降ってきました。
 前日の雪虫がそのまま雪になったのでしょうか?
 
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 気温は日中も下がり続けて、翌朝には−6℃まで下がりました。
 お陰で降った雪は全く溶けません。
 勿論自転車も使えません。

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 結局、金・土・日と三日間、家に引き籠っていました。
 窓から雪を見ていると、何だかその降り方が真冬の雪みたいでした。

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 初雪は毎年11月中にあります。 しかし11月の雪は降っても直ぐ溶けるのです。
 そしてその降り方も真冬のそれとは何か違うのです。
 はかないと言うか底力がないというか・・・・・。

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 11月の雪は一旦積もっても直ぐに溶けてしまうのです。
 溶けない雪、つまり根雪になるのは、例年12月の半ば過ぎです。 だからワタシはそれまでは自転車を使う心算でした。
 それなのに真冬の雪・・・・。

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 新しい自転車を買ったのに、それはあんまりです。
 月曜日には札幌医大の診察予約があるのです。
 ワタシは何とか月曜日に自転車が使える事を祈りました。

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 そして月曜日になると、雪は大分溶けました。
 少なくとも道路の雪は大方溶けていたので、何とか自転車には乗れそうでした。
 それで自転車で医大に行きました。

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 しかし日陰になる所は、道路でも結構雪が残っているので、用心しながら走りました。
 久しぶりの遠出だったので、帰りに六花亭に寄って、ビーフシチューを食べました。 1人で食べていると傍の席にいた人が、ワタシのシャツをほめてくれました。 
 全然知らない人なのに・・・・。

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 このシャツはワタシが着物をリフォームして作った物です。 だから褒められて良い気分でした。
 「今日は良い日だ。」その人が言いました。
 そうです。 良い日です。

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 自転車で医大まで行けたし、シャツもほめてもらったし。
 天気予報では、今週後半からまた雪です。
 これだと今年はもう後何日自転車を使えるかわからないけれど、昨日一日新しい自転車に乗れただけでも神様に感謝します。

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 老女の夏は短いのです。
 短い夏を惜しむわけには行かないのですから。
  1. 札幌の四季
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