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2023-09-21 15:04

祟り?

 今日、久しぶりにブログを更新しようとパソコンを立ち上げようとしたら、パソコンがト 
ラブり何度やってもスムーズに立ち上がりません。
 ワタシのパソコンは安物で、時々立ち上がりが異常に遅くなるんですが、今日はこれまでで最悪のトラブルでした。
 ホントにいつまで祟りが続くのだろうか?

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 以前にも書いたのですが、9月7日に西野神社に参拝し、参拝が終わって自転車に乗って神社を出た所で転びました。 それで左腕に派手な擦り傷を作り、太腿その他に大きな青タンを作りました。
 しかし何で転んだのだろうか?
 自分でも全く分からない転び方でした。

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 まさかお賽銭が少なかったから神様の祟り? 
 この日ワタシは神社に行く前に、無人販売所で野菜を色々買い込んでいたので、百円玉を使い尽くしていたのです。 それで財布の底に残った小銭だけをお賽銭をしたのです。
 しかし怪我は擦り傷と青タンで済んだのですから、それ以上気にしませんでした。 
 その後特に変わった事にありませんでした。
 でも、神社を出た所で転んだ事は結構ショックだったので、神社参拝は控えていました。

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 でもそのうち青タンも消え、擦り傷は大きな瘡蓋に変わりました。 そして野菜もなくなりました。
 それで先週の金曜日(9月15日)にまた無人販売所を行きました。
 そしてまた巨大ズッキーニとナスビとトマトとピーマンを買い込みました。 それからまた西野神社に参拝したのです。
 西野神社は無人販売所と我が家の中間地点にあるのですから、やはり無人販売所に行ったら参拝しないのは失礼だと思ったのです。
 けれども前回の事もあるので、この日は前回の埋め合わせもかねてお賽銭は財布にあった500円玉でした。

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 で、神様に感謝の米て参拝し、自転車に乗って神社を出ようとしたら、また直ぐに転びました。 ワタシの不注意が原因と言えば原因なのですが、しかしやはりよくわからない転び方です。
 今度は外傷はないけれど、右腕の手首と右側の肋骨が酷く痛みました。
 でも自転車に乗った直後でスピードが出ていたわけでもなく、唯コロンと転んだのだから骨折とかヘンな事はないはずです。
 実際、暫く境内に座って悶絶した後、そのまますんなり自転車に乗って帰宅しました。
 それから直ぐに横になってぐっすり眠ってしまいました。

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 前回もそうだけれど、怪我をした後、なぜか気分が悪くなって眠くなったのです。 ともあれ帰宅後特別な用事もないし、作り置きの料理もあるので、ワタシは何の心配もなく眠りました。
 夜遅く目が覚めると、昼間痛めた肋骨が酷く痛みました。 でも救急病院に行くとかそう言うレベルでもないので、家に在った物を食べてまた眠りました。

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 けれどこの後、気力も体力も戻らなくて・・・・・。
 西野神社は16日から秋祭りだったけれど、祭り見物をするどころか、パソコンを立ち上げる気力もなくて、とにかく唯横になってボンヤリとiPadを見ていました。
 アタマが完全にオフになっているみたいでした。
 どの道三連休で病院は19日まで開きません。 だからそれまでとりあえず大人しくしていようと思いました。

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 そうやって殆ど死んだふりをしながら三連休をやり過ごしていると、右手の痛みも肋骨の痛みの段々治まってきました。 骨にひびぐらいは入っているのかもしれませんが、このまま放っておいても治ると確信しました。
 しかし気になるのが、二回も続けて西野神社で転んだ事です。
 これって祟りでしょうか?
 
 祟りじゃないなら警告でしょうか?
 つまり「危険だからお前はもう自転車に乗るな」と言う神様からの警告でしょうか?
 これだったら凄く困ります。
 だって自転車が使えないと買い物が凄く不便です。 それより自転車で自由に駆け回るのがワタシの最大の楽しみなのです。 それができないなんて・・・・・。
 一体、神様は何の心算で、二回もワタシも神社の境内で転ばせたのでしょうか?

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 それに連休明けには外出の予定がありました。 
 19日の午前中に歯医者の検診の予約が入っているし、更に午後には都心に用事の予約が入っていたのです。
 ワタシとしては右手と肋骨の痛みが収まれば、当然自転車で行く心算でした。 
 だから19日に雨が降らない事を祈っていました。 と言うのはこの前の週まで19日前後は雨が続く予報が出ていたのです。

 しかし19日の朝天気予報を見ると一日曇りになっていました。 だからワタシは西野神社の神様の意図はともかくこの日は自転車で歯医者と都心に行くことにしました。
 ところが予定の時刻が近づき、そろそろ着替えなどしようか?と思っていたら、轟音が響きました。
 ギョッとして外を見ると、窓が真っ白です。
 凄い雨が降って、藻岩山は完全に靄に覆われて姿が見えませんでした。

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 て、天気予報と違う!!
 凄い雨だけれど、これは唯の夕立だから、天気予報でも正確には予測不能なのでしょう?
 そして夕立なら暫く待っていれば止むはずです。 
 しかし約束の時間は迫り、雨が止んでから出かけると言う訳には行きませんでした。
 
 それでワタシは結局自転車を諦めて、傘をさして家を出ました。 そして第一目的の歯医者に行きました。
 歯医者は予定通り30分足らずで終わりました。
 そして外に出ると雨は殆ど止んでいました。
 しかしこれから家に戻って自転車に乗って出直したのでは、都心の方の約束に時間に間に合いません。
 ワタシは泣く泣くそのまま地下鉄で都心に行きました。

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 都心の方の用事もすんなりと片付きました。
 しかし相手の人はワタシの左手の瘡蓋を見てギョッとしたようです。 
 この傷はもう全然痛みも何もなくなっていたので、ワタシは殆ど気にしていなかったのですが、しかし赤黒い大きな瘡蓋は都心のお洒落なオフィスでは凄く異様だったんでしょうね?
 ごめんね。 こんなの脅かす心算なんかなかったのです。

 ともあれこちらの用事も30分そこそこで終わりました。 それでまた真っすぐ帰りました。 
 都心に出るのは久しぶりだし、道庁の庭には水連が綺麗に咲いていました。
 でも水連を見る元気もなく、とにかく帰りたいとばかり思いました。
 体調がまだ戻らない・・・・と言うより、出発直前の雨で自転車に乗れなかった事の方がショックでした。

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 マジにこの雨も西野神社の思し召し「だから、自転車に乗るなつうの!!」と言われているような気がしたのです。
 でも神様、それ絶対困るんですよ。
 ワタシのアパートは車がないと暮らせない場所なのに、自転車さへ使えないないんじゃ絶対絶命ですよ。
 でも大家さんが態々エアコン設置してくれたんですよ。
 だからワタシはここ絶対出たくないんですよ。

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 それでなんか暗澹たる気持ちになって地下鉄乗り、ターミナルでバスを待ちました。 しかしバスが来る直前にトイレに行きたくなりました。 それで地下のトイレに行き、地上に戻るともうバスが来ていました。 そこで急いでバスの方へ駆け出すと、転んでしました。 サンダルが点字タイルにひっかったようです。
 しかしワタシは何とか起き上がって再度駆け出し、バスに乗り込みました。

 神様、話が違う!!
 神様が雨まで降らせて「自転車に乗るな」と仰るからワタシは徒歩にしたのです。
 それなのにバスターミナルで転ばせるなんて!!
 マジに神様の真意は何だったのでしょうか?

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 で、昨日はまた自転車で近所の激安店に買い物に出かけました。
 しかし店に入ると何とも違和感を感じました。 
 ワタシ一人が違う世界にいるような・・・・・・。

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 店は結構混んでいたのですが、買い物客はみんな長袖長ズボン、ジャケットを着ている人達も沢山いました。
 ワタシは半袖半ズボンでした。 
 ワタシは西野神社で転んだ日と同じ半袖シャツと同じ短パンを履いていたのです。
 そして昨日の最高気温は20℃でした。 
 でも家から自転車で激安店に行くまでの間、ワタシは全然寒いとは思わなかったのです。
 
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 ワタシ、何かオカシイ。
 それでワタシは買い物を済ませると真っすぐ帰りました。 
 ワタシが寝込んでいる間に、残暑も完全に終わり、完全に秋になっていました。
 で、今日になって漸く体調と気力が戻り、ブログを更新できるようになりました。
 でもその心算でパソコンを立ち上げようとしたら、パソコンがトラブりまくり、随分とてこずったのです。 
 でも何とかなりました。 やっぱり本気で買い替えを考えます。
 ブログの更新が途絶えた間ご心配をかけた皆様には申し訳ありませんでした。 

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 自転車についての神様の真意はわかりません。 
 とりあえず今後自転車に乗る時は、十二分に気を付けて転ばないようにします。
 
  1. 札幌の四季
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2023-09-15 12:04

汚染魚と汚染水は違う?

 先日共産党は日本近海の魚を「汚染魚」とツィートした広島県福山市議会議員村井あめみを候補から外しました。
 一方村井あけみは、このツィートを削除して謝罪しました。
 これはつまり「汚染魚」と言う表現が、日本共産党から見ても「非科学的で不適切」と言う事なのでしょう。

 しかしこれは奇妙です。
 なぜなら日本共産党は「汚染魚」村井は叱責したけれど、共産党の幹部例えば小池顕始め共産党の国会議員達はこれまで普通に「汚染水」と言う言葉を使ってきたからです。
 で、これについて小池は「汚染水と汚染魚は全く違うんです」と言っています。


「『汚染魚』と『汚染水』は全く違うんです」 共産・小池氏が反論
 9月11日産経新聞

共産党の小池晃書記局長は13日の記者会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に絡み、「汚染魚」との表現を問題視しつつ、「汚染水」との表現は使い続けるという党の方針への疑問について、「『汚染魚』と『汚染水』は全く違う」と反論した。

小池氏は会見で「汚染魚は科学的根拠がない。魚が汚染されているという科学的なデータはない。科学的根拠のないことを言うべきではない」と述べた。

一方、「汚染水あるいはアルプス処理水という言い方をしているのには根拠がある。今、出されているアルプス処理水は解け落ちたデブリ(溶融核燃料)に接した水だから、トリチウム以外にもさまざまな核種が含まれている」と語った。

共産は11日、X(旧ツイッター)で「汚染魚」と発信した次期衆院選の立候補予定者の擁立を取り消したと発表した。これに関して国民民主党の玉木雄一郎代表が12日の会見で、「汚染魚がダメなら汚染水もダメなのではないか。なぜ汚染水がOKで汚染魚がダメなのかよく分からない。それであれば、汚染水という人は全員公認を外すべきではないか」と違和感を表明していた。

--(中国メディアは)汚染キャンペーンをはっている

「中国が主張していることを是とするわけではありません。中国が言っていることが正しいというつもりはありません。ただ、われわれはやっぱり今回放出しているものは、かつて例のなかったものであるということはきちっという必要があると。それはきちんと伝えると。同時にこれから20年になるか30年になるか50年になるかわかりませんが、ずっと放出し続けたときに、今、政府が言っていることが常に保たれていくのかどうかということも保証はないわけですよね。IAEA(国際原子力機関)はその点、検討していないですよ」


 汚染魚と汚染水は全然違う?
 
 イヤこれワタシも全然わかりません。
 一応小池議員の言い分では「福島第一原発の処理水は原発事故のデブリ(溶解核燃料)と接して汚染されているけれど、まだその汚染が日本近海全域に回っているわけでないから、日本近海の魚が全部汚染されているわけじゃない。 だから汚染水と言い方は正しいけれど、汚染魚と言う表現は違う。」との事です。

 でも小池説が正しいとしたら、福島第一原発の処理水は溶解核燃料に触れて汚染されているわけだから、放出が始まって暫く経てば日本近海の魚は全部汚染されるんじゃないですか?
 そしてやがて世界中の海が汚染されるんじゃないですか?
 だから共産党はこれまで必死に処理水放出に反対していていたんでしょう?

 それにしてもおそ松ですね。
 共産党は高学歴集団で、志位書記長は東大理学部卒だし、この小池は東北大学医学部卒なのです。
 それが福島第一原発処理水放出については、党を挙げて「汚染水!!」と騒ぎ続けました。

 福島第一原発の地下には元々非常に綺麗な地下水が湧いていました。 綺麗な水なので311の事故が起きるまではそのまま海へ放出していました。
 ところが事故後は小池の言う通りこの地下水が溶解核燃料に触れた可能性が出てきました。
 それでそれまでのように海に流すは止めて、原発敷地内にタンクを作ってため込みました。
 
 しかし湧き続ける地下水を無限にため込むわけにもいきません。
 そこでALPSと言う汚染処理システムを導入して、溶解核燃料に溶け込んだ放射性物質始め、有害物質を綺麗に除去してから、放出する事にしました。
 このALPSの処理システムを通した処理水に含まれる放射性物質等有害物の濃度は、飲料水に含まれる有害物の半分以下です。

 唯一除去できないのがトリチウム(三重水素)です)。
 何が三重かと言うと原子核が陽子一つと、中性子二つからできている為、質量が普通の水素の三倍になっているのです。 因みに普通の水素の原子核は陽子一つだけでできています。
 しかし化学的性質は水素も三重水素も全く同じなので、処理水の中のトリチウムは水として存在します。
 
 水から水を除去するのは非常に難しいので、トリチウムは除去できないのです。
 しかし水である以上、人間や動物が呑んでも、水として代謝されるので、体に蓄積して害になる事はありません。 水って飲んだ端からオシッコや汗になって体から出ちゃうでしょう?
 だから他の原発では温排水に含まれるそのまま海に垂れ流しているのです。 

 濃度でなく総量が問題!!
 とか言う人もいるんですが、しかしそれを言ったら、ビキニ環礁やムルロア環礁の核実験でどれだけ大量の核物質がそのまま海に投棄されたか考えた事があるのでしょうか?
 また原子力潜水艦も5隻程沈没しています。
 そもそも海水には40億トンウランが含まれているのです。

 ところが日本共産党・令和新選組・社民党・立憲民主党は、こうした科学的な事実を全て無視して福島第一原発の「処理水」を「汚染水」と呼び、必死で風評被害を扇動していました。
 
 現在福島第一原発の敷地は処理水のタンクで一杯で、これを放出してタンクを潰さないと事故処理作業にも差し支えるのです。
 ところがこれらの政党としては何とか福島第一原発の事故処理を妨害して、福島の復興を妨害する為に、原発事故による汚染を科学的根拠なしにひたすら煽り続けてきました。

 なるほど「放射能」「核物質」と言うのはイメージ悪いです。
 この手の言葉は原爆症とか原爆とかと結びついて、恐怖や不安を煽ります。
 しかし放射能なんてラドン温泉のラドンからでも出ているのです。
 天然の鉱石や宇宙からも放射線は出ているのです。
 そして放射性物質は海水や飲料水にだって含まれています。
 
 だからこういう事実をきちんと理解していれば、放射性物質を徹底的に除去して、飲料水レベル以下にした福島第一原発処理水の放出に反対する理由はないのです。

 でも、共産党始め左翼政党はこの「気味の悪さ」「イメージの悪さ」を利用して、トコトン風評被害を煽りました。
 彼等としてはこうやって風評被害を煽る事で、人々の不安を煽り、そして自分達を危険に晒す与党政権への憎悪を煽ろうとしたのです。

 だから東北大医学部卒でも東大理学部卒でも高校物理、高校化学で理解できる問題を無視して、ひたすら「危険!!!」「危険!!!」と騒ぎ続け居るのです。
 そもそも「処理水問題」を与党攻撃の一大テーマとするために、最初に処理水の問題が出た時に、党を挙げて「汚染水」と騒ぎ始めたのです。
 
 だったら「汚染魚」も認めたら?
 でも「汚染魚」議員のツィートは直ぐに大炎上したし、このままでは漁協や鮮魚店も敵に回りそうなので、共産党として慌てて「汚染魚」表現はダメと言う事にしたんでしょうね。

 しかし誰が見ても「汚染魚」も「汚染水」も50歩100歩ではありませんか?
 そもそ汚染魚市議がツィッターで炎上したのは、多くの人々がこれまで行ってきた風評加害に対する怒りが、一般国民の間に満ち満ちていたからではありませんか?
 だからこそ共産党側もこの炎上にビビッて汚染魚市議を切る事にしたんでしょう?

 だったら「汚染水」と言う表現だって不味い事に気づくべきでしょう?
 でもきっと「汚染水」発言を撤回する事は出来ないんだと思います。
 だって汚染魚議員は地方議会の一議員でしたが、汚染水議員は国会議員にも多数いて、中には幹部もいるのです。
 だからこれを撤回するとなると、彼等の「面子」が潰れて権威が崩壊するんでしょう。

 何よりコアの支持者達が許さないでしょう?
 だって連中は科学事実なんかどうでも良いのです。 とにかく共産党が何にでも絶対反対と言って与党の政策を妨害してくれるのが嬉しくて支持しているんです。
 だから政策合理性は勿論、科学的事実なんぞ関係ないのです。
 とにかく反対し始めた事は最後の最後まで反対するしかないのです。

 日本共産党始め、左翼政党ってマルクス・レーニン主義と言う実現不可能な社会を作ると言うカルトから出発しました。
 共産圏が健在でその不都合な部分を隠蔽していられた間は、このカルトの掲げる理想社会に賛同する人達、賛同しないまでも「そういう理想の為に頑張るのわかるよね?」ぐらいの人はそこそこいました。

 だからそれで政党とか団体とかが成り立っていたんでしょうね。
 でもソ連崩壊から30年余、ネタのバレたカルトだけで人を集め続ける事はできなくなってきました。 だからなんかよくかんないけど世の中に不平不満のある人達が「反対!!!」と騒ぐネタを探しては騒ぐ事を生業にするようになったようです。

 しかしそもそも騒ぐ事が目的、騒ぐのが生業と見抜かれてしまった状態でいつまでこの商売を続けられるんでしょうか?

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2023-09-14 12:41

ツゥキディテスの罠 日・米・中・ソ

 今朝、寝ぼけ眼でiPadで動画を見ていたらこんなのがありました。

 

 あらら、武者さんがネトウヨ誌willに出ている!!
 今回の出演者武者陵司さんって株屋さんと言うか経済評論家と言うか、そういう方では結構有名な人で、数十年前から経済紙とか経済関係にテレビには結構出ていたのでワタシも知っています。
 しかしそういう人ですから、これまで政治的やイデオロギーに関わる話は一切したことがないし、関心があるとも思えませんでした。
 
 それなのに前々からチョイチョイ右翼雑誌willに出ているなんて驚きました。
 時代が変わったのか?
 それとも唯この人の発言がネトウヨの好みに合うようになったのか?
 
 でもワタシもネトウヨで、それに僅少ながら株も持っているので、今回の話には色々思い当たる所があります。
 日経平均が近々4万円を超えるとかではなく、バブル以降の日本の没落についての話です。

 バブル以降、日本の経済はひたすらデフレ衰亡を続けたのですが、しかしこれは日本政府と日銀の間違った経済政策だけが原因ではありません。
 勿論、間違った経済政策も大きな要因ですが、しかしそれだけではなくこの動画で武者氏が言うようにアメリカとの関係も悪化も大きな要因なのです。

 別にこの時期、日本がアメリカに敵対するとか、そういう事は一切ありません。 
 バブル期もまたバブル以降のデフレ時代も、日本は安全保障は全面的にアメリカに頼っていたし、国民は完璧に平和ボケしていて迎撃能力とか集団的自衛権なんて言葉は完全にタブーでした。
 日本国民にとってもアメリカは敵対する国と言う発想は皆無で、反米を喚く事を仕事にしている左翼だって、実はファッションや音楽その他の文化はアメリカべったりでした。

 ところがアメリカはソ連崩壊後(1989年)からの敵を、それまでの共産主義から日本やドイツの経済発展に切り替えました。
 前記のように日本もそしてドイツもアメリカに敵対する意思は全くなかったのですが、しかしクリントン政権(1993~2002年)は、日本経済を徹底的に攻撃しました。  
 そして日本に対抗する勢力として中国を優遇しました。

 典型的なのが日米半導体交渉です。
 これ「交渉」と言う名前なのですが、実は完全な日本の半導体産業潰です。
 だってこのこれで決まったのは日本のノートパソコン等に100%の関税をかけるとか、日本側に20%の外国製半導体の輸入を強制するとか・・・・。
 自由また韓国等、第三国への技術移転も強要されました。
 主義国家間の貿易協定ではありえない条件を日本側に強制してきたのです。

 半導体は「産業の米」と言われ、日本の半導体メーカーはこの時期まで世界でも最高レベルの競争力を誇り、ドラムなど多くの種類で世界シェアの半分以上を占めていました。
 その「産業の米」で日本企業は絶大な競争力を持ち、世界シェアの大半を占めていたのです。
 だからアメリカが危機感を持ったのでしょう。

 しかしアメリカに日本政府も各半導体メーカーもアメリカに敵意を持っていたわけでもなく、純然たるの企業努力の結果、技術力を向上させて、それで競争力を高めシェアを伸ばしただけなのです。
 それなのにシェアと競争力が伸びたから潰すってあんまりでしょう?
 これで日本の半導体産業は殆ど壊滅しました。

 しかし日本は軍事的にも経済の他分野でも、アメリカに対する依存が大きすぎて、このようなアメリカの横暴に逆らう事ができませんでした。
 更にこれにこの時期から始まった円高が追い打ちを掛けました。
 
 日本の民主党政権時代の円高も酷いけれど、バブル以降始まった円高だって酷いです。
 それで日本のメーカーは「乾いたタオルを絞る」と言うコストカットを行い、それでも結局乾いたタオルを絞って出た利益ではやっていけない事がわかって工場を海外移転させたりしました。
 日本の大手メーカーやその下請けはそれで何とか生き延びました。
 
 しかしその分日本から雇用が失われました。 だから間もなく就職氷河期と言われるような悲惨な時代が訪れました。
 大学や高校を出ても若者が定職に就けず、定職に就けないので、結婚もできない。
 結婚ができないので、子供も産めない。
 本来ならこの時期は第三次ベビーブームが起きるはずでした。
 つまり第二次ベビーブームで生まれた子供達が結婚して、子供を産み始める時期だったのです。
 しかし若者の就職難がこの第三次ベビーブームを消し去りました。 そしてこれが現在の少子化の原因になっています。

 アメリカはこの時期、日本をこのように追い詰める一方で中国を異様に優遇します。
 当時のアメリカの対中政策を描いた「China 2049」を読んだ時はホントに驚きました。
 この時期は日本の随分と中国に入れ込んだのですが、しかしこれを読むと「アメリカよお前もか?」としか言えません。

 アメリカは最初は米ソ冷戦時代に対ソ防衛の為に、軍事的に中国を支援しました。 中国の大陸間弾道弾の技術など実はアメリカが教えたのです。
 そしてソ連が崩壊すると、今度は標的を日本とドイツに変えて日本経済を攻撃する為に中国を全面支援しました。  
 一方日本もまた円高や貿易摩擦から逃れる為に、中国への工場移転、そしてそれに伴う技術移転などを行いました。

 お陰で日本経済が低迷を続ける間に中国は大躍進したのです。
 ところが躍進した中国は経済のみならず、政治的にも、更に軍事的にも、周辺諸国にもアメリカにも敵対する意思を明確にしたのです。

 ソ連崩壊後日本叩きをやっていた時代、アメリカとしてはとにかくナンバー2を潰して安心したかったのでしょう。
 その為に日本を叩くだけでなく、中国を育て日本潰に利用したかったのでしょう?
 ところが育った中国はトンデモナイ悪魔でした。
 そこで今は必死になって、中国を潰し代わりに日本を育てようとしているのです。

 なんだかなあ・・・・・。
 これだと中国が潰れて日本がナンバー2に返り咲いたらまた日本を潰そうとするのでしょうか?
 尤もその頃はインドなど他国も台頭しているだろうから、アメリカとどう対峙するかはその時に考えるしかありません。
 日本としてはとりあえず現在の状況をチャンスとして国力の回復に努めるしかありません。

 因みにアメリカがナンバー2潰に熱狂して大失敗したのは今回が初めてではありません。
 第一回目は第二次大戦時です。
 アメリカはドイツを警戒してドイツを潰そうとしました。 そして対独戦参戦の口実にするために、日本の参戦を誘いました。
 これはこれで成功し、日本とドイツを無条件降伏に追い込んだのですが、しかしその間に膨大な対ソ支援を行い、更にドイツの占領地の殆んどをソ連に持っていかれました。
 
 その為、第二次世界大戦を期にそれまで存在しなかった「共産圏」と言う物が生まれ、その後ソ連崩壊までアメリカは冷戦に苦しむ羽目になりました。
 これだったらドイツとソ連を勝手に戦わせて、双方同時に破滅させた方が遥かによかったのでは?

 しかしナンバーワンにとってはナンバー2は何としても厄介な存在なのでしょうね。
 これはこれで戦争の要因になります。
 だからこれはこれでツゥキディテスの罠と言うべきなのでしょう。 

  1. 戦後民主主義
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2023-09-14 11:30

ツゥキディテスの罠 スパルタの戦い その1

 最近「ツゥキディテスの罠」と言う言葉が聞かれるチラチラ聞かれるようになりました。   「ツゥキディテスの罠」とは「一つの国に国力が急激に上昇すると、周りの国々との軋轢が生まれ、そこから大戦争が勃発する」事を意味しています。
 現在この「急激に国力が上昇している国」は中国です。 それで現在「ツゥキディテスの罠」と言う言葉は、中国が原因となる戦争「台湾侵攻」の脅威を指しています。

 しかし元祖「ツゥキディテスの罠」はペロポネソス戦争でした。 そしてこの時代「急激に国力が上昇した国」はアテネでした。
 アテネは第一次ペルシャ戦役、第二次ペルシャ戦役に勝利して、東地中海とその沿岸から完全にペルシャ勢力を放逐しました。
 のみならず第二次ペルシャ戦役時に創設した海軍力をその後も維持する事で、東地中海の制海権を確保しました。

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 これには良い事も悪い事もありました。
 良い事はこれで東地中海の安全が完全に確保されて、この地域に完全な自由貿易体制が確立した事です。
 これは東地中海周辺諸国を大きく経済発展させました。
 
 尤も一番発展したのはアテネです。
 アテネは古代国家でありながら、主食である小麦は黒海周辺やエジプトから輸入し、国内の農地では専らオリーブや葡萄酒など貨幣価値の高い製品を作ると言う状態になりました。
 また陶器や武器など手工芸品の輸出もアテネの経済を支えました。
 
 驚くのはアテネ市民の中には海外資産を持つ人達がいる事でした。 そりゃ今では一般国民でも気楽米国債など海外資産を気楽に買えますし、それで日本は海外資産保有額で世界最高になっているぐらいです。
 でも、紀元前300年頃に海外資産って?

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 この時代のアテネ市民の海外資産は主にトラキアなど東地中海北部地域の鉱山でした。 アテネは元々商業・手工業で繁栄した国で、これで富を蓄えたアテネ市民達はトラキアの鉱山開発などに投資し、この利益で生活ができる富裕層が第一次ペルシャ戦役以前から存在しました。
 例えばツゥキディテスなんかも元々海外資産家でした。

 これらの海外資産はペルシャ帝国の侵略なんか受けたら一発で喪う事になるのですが、しかし二度のペルシャ戦役の勝利で、東地中海全域からペルシャ帝国の勢力が放逐されて、アテネの勢力圏になった事で、アテネ市民の海外資産も完全に守られる事になりました。
 となるとペルシャ戦役勝利後は、こうした海外投資も更に活発化して、アテネは経済はますます繁栄したのです。

 しかし東地中海の国々の人々が全てこれを手放しで喜んだわけではありません。
 ペルシャ戦役後、アテネは対ペルシャ防衛と海賊対策の為に、安全保障の為の同盟を作りました。
 これがデロス同盟です。
 この同盟に基づいてアテネはギリシャ世界最大最強、ペルシャ帝国にも対抗できる海軍を維持し、更にその海軍を使って海賊対策の為に定期的なパトロールを行うようになりました。

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 でもこれってお金かかるでしょう?
 で、アテネはその海軍の維持費、パトロールの為の経費と言う名目で、デロス同盟の加盟国から多額の「思いやり予算」を要求したのです。
 ペルシャ帝国や海賊の脅威がなくなるのは、東地中海の国々にとっては大変結構な事なので、その意味ではデロス同盟はありがたい存在でした。 だから大多数の国がデロス同盟に加盟してアテネに「思いやり予算」を払いました。

 でもね。
 この予算は適切だったのでしょうか?
 取り過ぎ、ぼったくりじゃないの?

 「思いやり予算」を支払う側は常にアテネに対してこのような不信感を持つようになりました。
 また自由貿易体制になったと言っても、自由貿易体制と言うのが全ての人に利益になるとは限りません。 これはTPP反対論とか思い出してもわかりますね。
 つまりデロス同盟とアテネの繁栄は同盟国内でも全てが歓迎とはいかなかったのです。

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 しかしながらアテネはさらなる繁栄を求めます。
 更なる繁栄の為にエジプトに遠征したり、それが失敗すると今度は西地中海への進出を試みるのです。
 一つの国が成功してイケイケモードになると、止まらないんですね。

 けれども西地中海にはデロス同盟とは別の同盟ペロポネソス同盟がありました。 ペロポネソス同盟の盟主はスパルタで、デーバイ、コリントなどの西地中海に面するギリシャの主要都市が参加していました。
 尤もペロポネソス同盟はデロス同盟のような明確な軍事同盟と言う程でもありせんでした。
 
 そもそも盟主であるスパルタが「スパルタ ファースト」と言うとより「スパルタ オンリー」とでも言うべき外交姿勢を国是としていたからです。
 「スパルタ オンリー」
 つまりスパルタとしてはスパルタに直接関係のない事には一切関わりたくない、スパルタの国益=安全保障以外には何の関心もないのです。

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 これはアテネとも、実はペロポネソス同盟の同盟国であるデーバイやコリントとさへ決定的な違いです。
 スパルタが「スパルタ オンリー」でいられるのは、スパルタが自給自足の農業国で、対外貿易など殆どしないし、スパルタ市民は幼少期から例のスパルタ教育を受けて、軍事教練に明け暮れるだけで、経済成長なんて一切考えていないからです。
 
 だからスパルタは経済的にはアテネは勿論他のギリシャ諸国に比べても遥かに貧しい国でした。
 しかし当時はハイマースとかレオパルト2みたいに開発や維持にお金のかかる兵器は存在しませんでした。 それで陸軍の力は兵士の数と練度だけで決まりました。
 それで動員できる兵士の人口がアテネと同等で、しかその兵士と言うが皆スパルタ教育を受けて練度抜群のスパルタは、ギリシャ最強の陸軍国だったのです。
 で、スパルタ人達は自分達が最強の陸軍を持ち、それでスパルタの安全さへ保障されたらそれで満足なのです。

 だったら何でペロポネソス同盟の盟主になんかなったのか?と言えば、デーバイやコリントなどの国々がアテネを警戒して何とかアテネに対抗しようとしたからです。
 その場合、ギリシャ最強の陸軍国であるスパルタが一番頼りになります。 
 そこでスパルタ人の最大関心事である「名誉」に訴えて、盟主に祭り上げたわけです。

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 こういう状態でアテネが益々台頭して、その覇権を西地中海へ広げ、デーバイやコリントの権益を侵そうとし始めたのです。
 しかもそのやり方がえげつなくてね。
 
 そりゃコリントやデーバイなど西地中海でアテネ同様に商工業で生きる国々が危機感最大値になるのも当然と言わざるを得ません。
 そして遂にこれらの国々がブチ切れて、スパルタの尻を叩いて対アテネ戦の開戦を要求したのです。

 ペロポネソス戦争開戦の原因がこれだから、特定の一国の台頭が地域のパワーバランスを壊して大戦争になる事を「ツゥキディテスの罠」と言うようになったのです。
 因みにツゥキディテスは前記のように海外資産で生活する資産生活者だった人で、ペロポネソス戦争の顛末を「戦記」として描きました。
 
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2023-09-13 13:02

前書き ペロポネソス戦争 スパルタの戦い

 塩野七生氏の「ギリシャ人の物語」を読んだ時から、書きたいと思い続けてきたのが、ペロポネソス戦争におけるスパルタの戦いです。

 ペロポネソス戦争はアテネを盟主とするデロス同盟と、スパルタを盟主とするペロポネソス同盟の戦いで、約30年続いた末にアテネの無条件降伏で終わりました。
 当時ギリシャの主要国はほぼすべてデロス同盟か、ペロポネソス同盟に属していた為、これはギリシャ世界全てを巻き込んだ全面戦争でした。
 そして途中何度か休戦や停戦を経ながらも30年続き、最後にアテネが無条件降伏する事で終えたのです。

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 ペロポネソス戦争は有名な戦争なので、この戦争の事を知らない人は少ないと思うのですが、しかしこの戦争の結末が実はアテネの無条件降伏だった事を知らない人は案外多いのではないでしょうか?
 実はワタシも塩野さんの「ギリシャ人の物語」を読むまで知りませんでした。
 実はワタシは高校時代から結構古代ギリシャファンだったのにです。
 
 だって古代ギリシャについて書かれた本は沢山あるのですが、この戦争の経緯や結末を書いた本って殆どなかったのです。
 古代ギリシャに関する本の殆んどが、古代ギリシャの文化や社会制度などについて書かれたモノですが、実は歴史についてはあまり書かれていません。
 更に言うと民主主義のアテネと軍国主義のスパルタが戦って、アテネが無条件降伏と言う結末を書きたくない人が多かったからかもしれません。

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 でも塩野七生さんの「ギリシャ人の物語」はアテネを中心に都市国家アテネの成立から民主制の確立、その民主制国家がペロポネソス戦争に突入してその戦争の顛末、そしてアテネの無条件降伏、古代ギリシャ世界の没落、アレキサンドロス大王の東征と大王の死までを描いていました。
 塩野七生氏の「ギリシャ人の物語」は3巻あるのですが、2巻のほぼすべてがこのペロポネソス戦争を描いています。

 塩野さんは「ギリシャ人の物語」の中でペロポネソス戦争をアテネの側から描いているのですが、しかしこれを読むと「なんで民主主義国家アテネが軍国主義国家スパルタに無条件降伏する嵌めになったか?」が納得できました。

 因みに塩野さんがこの戦いをアテネ側から描いたのは、塩野さんが反軍国主義とかそういう話ではなく、そもそもスパルタと言う国は、アテネと同じギリシャ文字を使ってはいた国家の記録を残すと言う習慣はなく、更に記念碑その他の建造物も殆ど残っていないので、ペロポネソス戦争についてもスパルタ側の資料が殆どないからです

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 一方アテネ側には同時代人としてこの戦争を戦ってそれを記録したツゥキディテスの「戦史」始め多数の記録が残っています。 
 そればかりかこの戦争の最中こそがアテネ文化の黄金時代と言える程で、ソクラテス・アリストパネス・エウリピデスなど古代ギリシャを代表する多数の文化人がこの時期に現役で活躍しているのです。
 そして彼等はその作品を通じてこの時代を描いていきました。

 例えばアリストパネスの喜劇では、当時のアテネの指導者が実名で描かれ風刺されているのです。
 アメリカやイギリスは民主主義を看板に第二次大戦を戦ったのですが、しかし第二次大戦中にチャーチルやルーズベルトを笑いものにする映画がヒットしたと言う話は聞いた事がありません。 
 だからアテネの民主主義、表現の自由と言うのは本物でした。 

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 こんなわけでアテネってホントに自由で民主的で素晴らしい国で、それ故この戦争の最中にさへ歴史に残る名作が多数生まれたのですが、しかしそのように完全に言論の自由が表現の自由が完璧に保障されていたにもかかわらず、結局「無条件降伏」してしまったのです。
 それを考える意味でもペロポネソス戦争と言うのは非常に興味深い戦争です。
 
 そしてそれを考えると「ではなぜスパルタはアテネに勝てたのか?」を考えざるを得ません。
 それでこれから他にエントリーしたいテーマがない時に「ペロポネソス戦争 スパルタの戦い」を書いていきたいと思います。

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 但し結局ワタシの話の種本は塩野七生氏の「ギリシャ人の物語」だけです。 だからワタシの話は塩野さんの「ギリシャ人の物語」のペロポネソス戦争の記述から、スパルタに関する記述を拾い、それにワタシの感想を加えただけの話になります。
 それでもよろしかったら暇な方は読んでください。
 
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