fc2ブログ

2023-09-27 12:19

えげつないアテネ スパルタの戦い その2

 少しサボっていましたが今日は「ペロポネソス戦争 スパルタの戦い」について書きます。
 前回「ツキディテスの罠」でも書いたのですが、ペロポネソス戦争の原因はアテネの台頭です。
 二度のペルシャ戦役で勝利したアテネが東地中海の覇者となったのですが、しかしその後アテネは益々国力を強め、そして更なる覇権を求めるようになったことが原因なのです。

IMG_1682.jpg

 二度のペルシャ戦役に勝利したことで、ペルシャの侵略の脅威は一旦収まりましたが、ペルシャは以前大国です。
 それで東地中海諸国はアテネを中心に対ペルシャ軍事同盟を作りました。 これが「デロス同盟」です。

 しかし軍事力だけでペルシャ帝国の侵略を防ぐ事は無理と思ったデロス同盟諸国は、ペルシャ帝国と外交交渉を行い「カリアスの平和」と呼ばれる、デロス同盟・ペルシャ不可侵条約を結びます。
 この条約はその後きっちりと機能して、以降ペルシャ側からギリシャ諸国への侵攻は起きませんでした。 つまりこれでペルシャ帝国とギリシャ諸国の国境の現状変更は不可能になったのです。

IMG_1706_20230927120559795.jpg

 これは良い事ずくめと思うのですが、しかしこうなると更なる覇権を求めるアテネは、その矛先を西地中海に向けざるを得なくなりました。
 しかし西地中海はデーバイやコリントなどペロポネソス同盟諸国のテリトリーでした。
 アテネはそこに手を突っ込むのです。
 しかもそのやり方がえげつなくてね。

 このアテネの権益拡大の手法が塩野七生さんの「ギリシャ人の物語」に詳しく描かれているんですが、ホントに大阪弁で「えげつない」としか言いようのないやり方です。
 そしてこの「えげつない」権益拡大を推進したのは、ペリクレスなのです。
 しかしペリクレスは民主主義の英雄と言える人ですから、現代の中国や帝国主義華やかなりし頃の大英帝国に比べても遥かに洗練されたやり方を使います。

IMG_1707_202309271206001d6.jpg

 アテネはまずコリント湾の出口のナウパクソスに海軍基地を作ります。 コリント湾と言うのは口のつぼまった徳利みたいな形をしており、ペロポネソス同盟最大の最大の海軍国コリントはこの徳利の底にあるのです。
 それなのに徳利の口元にアテネの海軍基地を作られたのです。 
 当然、コリント側はアテネに猛抗議します。  
 またペロポネソス同盟の盟主であるスパルタにも、この問題を訴えて、アテネ基地撤去の支援を要求します。

 そこでスパルタはペロポネソス同盟の盟主として、この問題についての全ギリシャ会議を呼びかけました。 
 ところが結果は、アテネのナウパクソス領有と海軍基地の存在を追認する事になってしまいました。
 何でこんなことになったのか?

2023y09m25d_111034905.jpg

 実はペリクレスは実はスパルタ王アルキモダスとは親友ともいえる間柄でした。 そして当時のスパルタは国内の隷属民ヘイロットの反乱に手を焼いていました。 
 アテネがナウパクソスを領有すると、そこにスパルタで反乱を起こしていたヘイロット1万人余りを受け入れたのです。
 これでスパルタでのヘイロットの反乱は収まり、アテネはスパルタの暗黙の了解のもとにナウパクソスを領有したと言うわけです。
 アテネとスパルタにとってはウィン・ウィンですが、こんなのコリントにとって許せるわけないでしょう?

 しかしコリントの怒りをよそに、ペリクレスはさらなるアテネの権益拡大に向かいます
 次にペリクレスが狙ったのは東地中海の北端、黒海に近いアンフィポリスでした。
 ペリクレスとしてはここを抑える事で、黒海貿易の基地にする他、後背地にある豊かな森林資源を確保できることが魅力でした。
 そしてそのアンフィポリス確保にも、前回のナウパクソスの時と同様、魔法のように見事な外交を駆使しました。

IMG_1708.jpg

 ペリクレスと言う人は、元来軍事的な才能は今一で、自分もそれを知っていたのか、直接的な軍事行動はあまり使いませんでした。
 しかし歴史的な雄弁家で「戦死者追悼演説」などは今も民主主義の精神を表す物として、ヨーロッパの諸国で教科書に掲載されているほどです。
 アテネの最高行政職であるストラテゴスに30期連続当選し続けた人です。
 
 ストラテゴスは一期一年、アテネを10個の選挙区にわけて、各選挙区から一人選ばれる役職です。 そして10人のストラテゴスの権限は完全に同等でした。
 ところがペリクレスは抜群の雄弁と能力で、30期連続当選を続けたので、経験でも実務能力でもペリクレスに対抗できる人がいませんでした。
 更に超長期政権の間に、スパルタ王アルキモダス始め、周辺諸国の政治指導者とも強い人脈を築きました。 お陰で彼は前記のような魔法のような外交ができたのです。

 だからツゥキディテスはこのペリクレスの30年を「民主主義と言いながら、実際は1人の男が支配した時代」と評しています。
 そしてソクラテスは「民主制は僭主制に至る」と言っていますが、政体や制度がどうであれ当時のペリクレスの実力は「僭主」つまり独裁者その物だったのです。

IMG_1685.jpg

 そしてこのペリクレスは自身の能力と権力をフルに生かして、アテネの権益拡大に務めたのです。
 つまり彼の雄弁と人脈をフルに生かして、周辺諸国を上手く丸め込んで、これと言った軍事行動もなしに、要衝をアテネの物にしてしまうのです。
 
 しかしこんなことを再々やられては、やられた方は怒りをため込み続けるのが当然ではありませんか?
 一方、アテネ側としては「侵略戦争したわけじゃないし」と言うので、全然この感情に配慮する事もなく、成功を重ねれば重ねる程、更なる権益獲得を求める事になるのです。
 これじゃいずれ爆発して当然でしょう?
 これがつまり「ツキディテスの罠」新興国の台頭が戦争の原因になると言う話です。

IMG_1709_20230927120607d6e.jpg

 それにしても思うのですが、アテネの際限もない覇権主義は、正に民主主義の英雄ペリクレスの時代に最も顕著だったわけです。
 ワタシ達、戦後教育を受けた世代は学校教育その他では「民主主義=平和」「侵略戦争=独裁者」と教わっているのですが、このアテネの例を見ると、ワタシはこれ全然信用できません。

 イヤ、アテネだけではなく古代ローマでも領土拡張に励んだのは、共和制時代で帝政になってからは守勢にまわっています。
 ヨーロッパ列強が植民地獲得に励んだのも市民革命以降です。

IMG_1701_2023092712060902d.jpg
 
 そしてペリクレス時代のアテネも共和制ローマでも、また帝国主義全開だった当時のヨーロッパ諸国でも、国民世論が侵略戦争を支持しているのです。
 領土拡張を求める国民が、兵士となって戦うから民主主義国家の軍隊は非常に士気が高く強いのです。 だから侵略戦争に勝てるのです。
 
 こうした歴史を考えると、ワタシは「民主主義=平和」論は全然支持できません。
 
  1. 古本
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2023-09-26 11:26

ニホンゴワカリマセン! クルド人暴徒不起訴

 7月、埼玉県川口医療センターの前で乱闘して逮捕されたクルド人7人が全員不起訴になりました。

クルド人の病院騒動発端の事件、7人全員を不起訴 埼玉・川口
9月25日 産経新聞

埼玉県川口市で7月、トルコの少数民族クルド人ら約100人が病院周辺に殺到し、救急の受け入れが一時停止した騒ぎの直前に発生した事件で、さいたま地検は25日、トルコ国籍の男性=当時(26)=を刃物で切り付け殺害しようとしたとして、殺人未遂の疑いで逮捕された同国籍の男性(45)ら計7人全員を不起訴処分とした。理由は明らかにしていない。

事件は7月4日夜に発生。トルコ国籍の男性が市内の路上で複数のトルコ国籍の男性らに刃物で襲われ、市内の総合病院「川口市立医療センター」へ搬送された。双方の親族や仲間らが病院周辺に集まる騒ぎとなり、県警機動隊が出動。病院側は約5時間半にわたり救急搬送の受け入れを停止した。

事件ではトルコ国籍の男性計7人が殺人未遂などの容疑で逮捕後、2人が処分保留で釈放されたほか、3人が凶器準備集合などの容疑で再逮捕されるなどしていた。

IMG_1664.jpg

 何とも異様な処分です。
 だってこの事件、最初に一人のクルド人が別のクルド人を刺し、それで怪我人を川口医療センターに運んだら、刺した方、刺された方の仲間が百人余り医療センターの前で乱闘したと言う事件ですから。

 刺された被害者はいるのだし、刺した方もわかっているのです。
 その後の乱闘も近隣住民が目撃しているし、何より川口医療センター側が危険と判断して患者の搬送を停止しなければならない状態だったのです。
 これだけの規模の乱闘をやった犯人を起訴できない理由は何でしょうか?

IMG_1673.jpg

 これは完全にワタシの憶測ですが、検察側が犯人の供述を得られなかったからではないかと思います。 それで起訴に必要な書類が作れずそのまま不起訴としてしまったのではないかと思います。

 だって日本でクルド語が話せる人などいないのです。
 この乱闘に参加したクルド人達はトルコ国籍で、トルコの義務教育ではトルコ語が教えられていますが、しかしトルコがほとんど話せないクルド人は多いのです。
 しかも厳密にはクルド語と言う単一の言語はありません。

 日本人として初めて(世界的にもおそらく唯一)クルド語を研究した小島剛一氏によると、トルコで「クルド人」と呼ばれる、或いは自認する民族に属する人々が使っている言語は6種類あるそうです。
 この6種類の言語は全てインドヨーロッパ語族に属しています。
 しかし名詞に性の区別がある言語、名詞だけでなく形容詞に男性形容詞、女性形容詞の区別のある言語、そもそも名詞その他に性の区別のない言語など、それぞれ全く違う言語です。
 つまりインドヨーロッパ語族に属する言語と言っても、ヒンディー語と英語とフランス語ぐらい違うのです。
 だからクルド人同志でも山一つ越えた部族とは全く言葉が通じないと言います。

IMG_1680.jpg

 川口医療センター前で乱闘したクルド人がこの6つの言語のどれを使っていたのでしょうか?
 或いは小島氏の研究からもれた別な「クルド語」を使っていたのでしょうか?

 外国人が犯罪を犯した場合、警察官や検察官が取り調べをする場合は、通訳を雇うのですが、しかしこんな特殊な言語では通訳を見つける事は不可能です。
 そうなると裁判に必要な証言は得られないし、裁判に持ち込んでも被告の尋問もできないわけです。
 
 近代裁判では被告の尋問できず証言も得られない状態では、裁判その物が成り足りません。
 だから結局、現行犯で逮捕した場合でも「不起訴」にしなくてはならないのでしょう。

2023y09m25d_111219871.jpg

 これはしかし日本の治安を考える上で非常に深刻な問題です。
 だって考えてみればクルド語など、日本国内で話せる人のいない言語を使っている民族は世界中に沢山いるのです。

 トルコは新興国の中では教育等も結構進んでいる国ですが、しかしトルコ国内にはクルド人以外にも実に多様な民族がいて、その使用している言語も膨大です。
 だからクルド人以外にも、トルコを話せない人が多数いるのです。

 そんなに凄く大きいわけでもない国に、膨大な言語があり、公用語を話せない人が多数いると言うのは、日本人から見れば驚きですが、しかしこれは世界的にはむしろ普通でしょう?
 
 例えばアフリカ諸国の多くはスワヒリ語かバンツー語と、旧宗主国の言語を公用語として使っていますが、一般国民の母語はそれぞれの部族語です。
 で、同じ国の国民同士でも他部族の言葉なんか知らないわけです。
 勿論、こうした部族語を学ぶ日本人なんかいません。

IMG_1693.jpg

 となると、こうした外国人が日本で犯罪や交通事故を起こした場合、警察も検察も絶対絶命です。
 しかもクルド人の例を見ればわかりますが、国籍はトルコ共和国ですから、トルコ国民としてビザ免除の恩恵にあずかっているのです。

 つまり「〇〇国民」と言う事で受け入れた人間が、実は〇〇語を話せない、話せないと言い張る場合がドンドン出てくると言う事です。
 これは今後の外国人受け入れを考える場合、極めて深刻な問題です。

IMG_1705.jpg

 川口医療センター前の乱闘は地域の人々の人命にかかわる極めて重大な犯罪でした。
 しかしこれが「ニホンゴワカリマセン~~!!」で不起訴になるなら、クルド人達は今後もこの手の犯罪をエスカレートさせるばかりでしょう。

 欧州諸国はトルコ共和国が強権的な民族政策を取っていた時代に「クルド難民」を多数受け入れてきました。
 ところが今この「クルド難民」達は受入国でマフィアを作り、凶悪犯罪を派手にやりまくっています。 
 思えば欧州諸国にもクルド語のできる人などいなかったのですから、犯罪を犯しても起訴もできず、難民として保護し続けた結果、こうなったのでしょう。
 
 しかしこのままでは日本もこれに倣う事になります。

IMG_1700.jpg

 ところでこれとは別に非常に違和感があるのが、日本の保守系議員の対応です。
 実は新藤義孝議員はこの川口市の地元の選出議員なのです。 この人、元来自民党の保守系議員の中心だった人でしょう?
 ところがこの人始め、自民党の保守系議員はこのクルド問題についてだんまりを続けています。

 実はクルド友好議員連盟と言うのがあって、新藤議員はこの会長なのです。 しかもこの所属議員の殆んどがこれまで保守系議員として知られてきた人々なのです。
 彼等はこの事態を一体どう考えているのでしょうか?

 この川口医療センター前の乱闘直後にクルド友好議員連盟の所属議員の一人、和田政宗議員が「明日クルド友好議員連盟で協議する」とツィートしていました。 
 その後この件はどうなったのでしょうか?

 ワタシも一応こうした保守系議員を支持していたので、彼等の沈黙は非常に不満です。 
 彼等は一体何を考えているのでしょうか?
  1. シェベツニダ!!
  2. TB(0)
  3. CM(11)

2023-09-25 14:06

ワクチン陰謀論への違和感

 先日またコロナワクチンの接種券が届きました。 それでまた集団接種会場を予約しました。
 ワタシもワクチンはもううんざりしているのですが、しかし現在の所コロナから免疫弱者を守るには、ワクチンより他に方法がないので仕方ありません。

 しかし大変奇妙な事なのに、相変わらずワクチン憎悪が続いているんですね。
 しかも右派と左派の両方からです。
 ついでに言うとこれはアメリカでも同じで、右派も左派も反ワクチン・ワクチン憎悪派がいるんですね。

2023y09m25d_110155796.jpg
 
 例えばこれは右派ですが、こんなことを言っている人がいるんですね。

 金を払うてワクチン人体実験に国民を差し出すアホな日本政府。2発の原爆も実験やったと知ってた?

 日本人は世界のモルモット。治験前の猛毒を注射して、また老人・子供がたくさん死んでいくんやで。

 実験?
 世界のモルモット?

IMG_1626.jpg

 この人、実験の意味がわかってるんでしょうか?
 そもそも世界の医療史上、新型コロナワクチン程、大量に接種されたワクチンは存在しません。
 ワクチン接種が始まったのは、2020年年末でしたが、この時、真っ先に接種をしたのはアメリカの高齢者と政府高官始め要職者でした。

 日本での接種開始は2021年からですが、この頃には既に欧米で接種を受けた人数は日本の総人口を遥かに超えていました。
 トランプ大統領一家始め、欧米の政府指導者もすべてワクチン接種を済ませていました。
 それで今も人体実験ですか?

IMG_1638.jpg

 内容を見ていると根拠不明のおどろおどろしいコピペが脈略なしに貼ってありますが、貼っている本人も全く内容は理解していないのでしょうね。
 だって人体実験の意味が理解できない人に、ワクチンの効果や副作用の話が理解できるわけでしょう?

 それにしても凄い違和感があります。
 そもそも新型コロナワクチンの開発はトランプ大統領の命令で始まりました。 トランプ大統領はコロナパンデミックが始まった直後からワクチン開発のプランを練り始めました。 そして2020年5月15日、2020年内のワクチン完成と大量接種を可能にする為の政策、オペレーション・ワープスピードを発表しました。

 ワタシはこのニュースを知った時はホントに驚きました。 なぜなら通常、ワクチンの開発は何年もかかるのですから。 それを2019年に発見されたウィルスに対するワクチンを2020年内に開発し、更に直ぐにその大量生産を行うと言うのは、いくら何でも不可能と思いました。

IMG_1640.jpg
 
 しかしワープスピード作戦の内容を見ると、ワクチン開発の過程で時間のかかる部分を最速化するなどの工夫を重ねて、開発から量産までの時間を大幅に短縮していたのです。
 例えばワクチンサンプルが完成すると直後から工場建設を始めるとともに、並行して安全性試験・効果の検証を始めていました。

 安全性試験は正に人体実験で、健康な男女を使いワクチンを接種した人達と、偽ワクチン(普通は生理食塩水)を注射された人達とで、感染率の差や副作用などのトラブルを見るのです。

 つまり完全な人体実験です。
 これは大量に行えば行う程、結果が信頼できるのですが、しかし人体実験に応じる人達への謝礼やその後のデータ管理にも結構なお金がかかります。 それでこれまでは各製薬会社が細々と長い時間をかけてデータを溜めた末に結果を出すのです。
 だからワクチン開発って凄い時間がかかるのです。

IMG_1642.jpg

 しかしトランプ大統領はこれに気前よく予算をつける事で、大量の人体実験を短期間に行って短期間で結果を出せるようにしたのです。
 そしてその間に工場建設を済ませる事で、ワクチンの有効性・安全性が確認されたら即量産できるようにしたのです。
 安全性や有効性が確認できないワクチンの量産工場を作る資金は、政府が負担して、もし実験結果がダメでも、製薬会社が損害を被らないように保障しました。

 お陰でウィルス発見後、1年程でワクチンが完成し、しかもその大量接種が可能になったのです。
 このワープスピード作戦の作成と実行は、トランプ大統領の政策の中でも、最高の業績で、これによりどれほどの人命が救われたかは想像できません。
 このトランプ大領による超短期間のワクチン開発とその大量生産体制の完成がなければ、欧米諸国はその後も延々とロックダウン等の過激な行動制限を続けながら、一方で多数の死者を出し続けていたでしょう。

IMG_1644_20230925134730dec.jpg

 因みに安倍総理はワクチンのサンプルができた直後に訪米してトランプ大統領に会い、日本人用のワクチン大量購入の話をつけています。
 これについてもワタシは驚きました。
 だって当時の日本の死者も感染者数も欧米に比べたら二桁違いでした。 こんなに感染者が少ない状況で、感染の深刻な国々と同時期にワクチンを売ってもらえるなんて思えなかったのです。

 でも日本はワクチン購入の約束も早々と取り付けて、2021年には接種を開始しました。
 これを猛烈に妨害したのは共産党始め反日野党でした。
 しかし菅政権はこの妨害に負けずに世界でも最速と言われるスピードでワクチン接種を進めました。
 尤もワクチン接種が始まると、共産党の高齢党員や支持者も素直に接種したようです。

 つまりワクチン開発や大量生産も、またその輸入や大量接種も、トランプ大統領・安倍総理・菅総理と言う右派が支持する政治家の功績なのです。
 それなのになぜか反ワクチン・ワクチン憎悪が右派の一部から湧いてきたのは実に奇妙でした。

IMG_1645.jpg
 
 勿論、新しく開発されたワクチンですから不安があるのはわかります。 
 実際、ワタシのブログでも「ワクチンが怖い」「ワクチンは嫌だ」と言う人達のコメントがありました。

 残念ですが、ワタシはこの心理はわかりませんでした。
 だって日本で接種が始まる前に、欧米で大量に接種されているワクチンを怖いと言うなら、一体どんな薬が安全だと言えるのでしょうか?
 一般に市販されている風邪薬や胃腸薬だって、新型コロナワクチン以上には使われていないしその分、副作用等の安全性だって未知としかいえないのに。
 でもそんなにイヤなら接種しなきゃ良いだけです。
 
 ところがそれで済まずに反ワクチン・ワクチン陰謀論に嵌る人が大量に出てきたのは、ホントに驚きました。
 一体この心理は何なのでしょうか?

IMG_1646.jpg
 
 一方、左翼にも反ワクチンやワクチン陰謀論に嵌る人達がいます。
 こちらの方は、ワクチンの開発と生産に関わった製薬会社が儲けたのが気に入らないようです。
 これは左翼らしい発想ですね。

 でも膨大な人々が苦しみ死んでいく病気から人々を守るワクチンを開発したのは、人類にとって全き貢献としか言えません。
 その貢献をした人達が儲けたのが「ケシカラン」と言うのでは、人類の為にどんな貢献をしてもそれに報いてはならぬと言う事になります。
 なるほどこれでは左翼社会が暗黒になるわけです 
 だってこんなに大勢の人を救っても「金を儲けたからケシカラン」と言って責められるのでは、社会の為、人の為に努力する人などいなくなるでしょう。

IMG_1647.jpg

 因みにコロナパンデミック時に一部の人達が大いに期待したイベルメクチンの発明者でノーベル賞受賞者である大村智博士は大富豪です。
 大村博士はイベルメクチンの特許料で莫大な収入を得て大富豪になったのです。
 
 イベルメクチンは寄生虫の駆除剤で、これによりアフリカ諸国始め多くの途上国で寄生虫に苦しむ多く人々を救いました。
 だからこの薬を発見した大村博士がその特許料を得て当然でしょう?
 因みに大村博士はさらなる新薬の研究開発に使っているのですが。

 こうした人類に大きく貢献した人が、その対価を得るのは良い事だと思います。

IMG_1648.jpg

 逆に凄く不思議なのは、これほど他人が儲ける事が気に入らない左翼が、太陽光発電の再エネ賦課金などに一切疑問を持たない事です。
 これは完全な搾取なのに。

IMG_1650.jpg 

 勿論、コロナパンデミックとそれに対する対応には、色々トラブルがあったし、それに対する批判が出るのは当然です。
 しかしワタシはこの種の蒙昧主義が湧いてくるのには非常に驚きました。
 
 新型コロナパンデミックは21世紀にパンデミックが起きたと言う事では、ショッキングでしたが、しかし過去のスペイン風邪、ペストやコレラ等によって起きたパンデミックとは比較にならない程、軽微なパンデミックでした。
 それでもこんな陰謀論が湧いているのですから、伝染病の原因すらわからなかった中世ならホントに深刻な陰謀論が湧くわけだと納得しました。
 
  1. コロナ
  2. TB(0)
  3. CM(53)

2023-09-24 11:18

令和新選組議員、核兵器の使用を支持

 先日から中国系メディアが、令和新選組櫛淵議員の発言を取り上げて絶賛しています。
 これは日本では随分問題にされているのですが、しかしワタシはこれ完全に核兵器の使用を全面的に肯定し支持する発言です。 そして核兵器の使用を支持すると言う事は、核攻撃も核兵器の保有も支持すると言う事です。


9月18日 CGTN Japanese

日本では、一部の政界有識者が過去に中国を侵略した日本軍の犯した戦争犯罪について絶えず反省の念を示し、日本の民衆に侵略の歴史を忘れないよう呼びかけています。

 日本の野党の櫛渕万里衆議院議員は歴史の真相を明かすことに長年尽力し、日本政府に歴史を正視して罪を反省するよう促しています。

 櫛渕議員は、「日本が歴史問題において、中国、韓国、朝鮮をはじめ、東アジアの近隣諸国と真の和解をしていないことは極めて遺憾だ。日本政府は和解を模索する努力をせねばならない」と呼びかけています。

 櫛渕議員はまた、「日本政府はしばしば、広島と長崎に原爆が投下された被害者であることを強調するが、その誘因となる侵略戦争や植民地支配については言及を避けてきた。このような行為は歴史の真相を覆い隠し、歪曲しようとするものだ」と指摘しました。

 櫛渕議員はさらに、「広島と長崎が経験した災難は大きな悲劇だが、根本的には、日本が侵略戦争と植民地支配を起こした加害者だった背景がある。日本政府はこの点を直視し、そもそもなぜ広島と長崎の悲劇があったのかを根本的に考えねばならない。つまり、第一に、歴史の改ざんは絶対に許されない。次に、日本政府が歴史の事実を認め、考証し、謝罪して和解を得ることが必要だ」とも指摘しました。


 櫛淵議員の子の発言を見ればわかります。

日本政府はしばしば、広島と長崎に原爆が投下された被害者であることを強調するが、その誘因となる侵略戦争や植民地支配については言及を避けてきた。

 櫛淵議員は日本が植民地支配や侵略戦争をしたから、核攻撃を受けたと言っているのです。

広島と長崎が経験した災難は大きな悲劇だが、根本的には、日本が侵略戦争と植民地支配を起こした加害者だった背景がある。日本政府はこの点を直視し、そもそもなぜ広島と長崎の悲劇があったのかを根本的に考えねばならない。

 そして植民地支配や侵略戦争をした場合、核攻撃を受けても被害者とは言えない、むしろ植民地支配や侵略戦争をしたことを反省しなければならないと言うのです。
 
 これはつまり核兵器の使用を全面的に肯定しているとしか言えません。
 だって「侵略戦争や植民地支配をしたら核攻撃を受けて当然」「侵略戦争や植民地支配を行った国は核攻撃を受けても被害者ではなく、侵略戦争や植民地支配を反省しなければならない」と言うのですから。

 この櫛淵論によれば、今後も植民地支配を受けたり侵略戦争をされた国は相手国を核攻撃しても良いと言う事になります。
 そしてこの櫛淵論によれば歴史の評価も変わってきます。

 例えば朝鮮戦争時、マッカーサー将軍がアメリカ政府に核兵器の使用を進言したことがあります。
 朝鮮戦争は北朝鮮による一方的な侵略戦争でした。
 そこでアメリカは韓国を支援して、この侵略を阻止しようとしたのですが、中国が北朝鮮側について参戦したので、戦況は大変厳しくなりました。
 そこでマッカーサー将軍は、中国を想定しての核兵器の使用を進言したのです。

 朝鮮戦争で「核兵器を使え」と言ったマッカーサーには色々な批判があります。
 しかし櫛淵議員と令和新選組なら当然マッカーサーを全面的に支持するべきです。
 マッカーサー将軍は侵略戦争が行われている最中に、その侵略を阻止する為に、中国を核攻撃するべきだと言ったのですから、軍事的・国際政治的にはともかく、道義的にはマッカーサー将軍の発言は全く正しいとしか言えません。
 
 また現在のインド・パキスタン・中国には深刻な領土問題があります。 そしてこの三国は皆核保有国です。
 この三国はお互いに領土問題について「相手国が我が領土を侵略している」と主張しているのです。 
 この三国は皆紀元前からの古い歴史を持つ国なので、どの国の主張が正しいかは判然としません。

 しかしお互いに相手が自国を侵略していると感じてる、信じている事は事実なのですから、櫛淵論によればこの三国でお互いに相手国を核攻撃しても全然無問題と言う事になります。

 またアメリカやイギリスやフランスがロシアを核攻撃しても無問題と言う事になります。
 現在ロシアはウクライナに侵略戦争を仕掛けており、これが既に二年弱続いています。
 櫛淵論によれば侵略戦争と植民地支配は絶対悪ですから、国際社会はウクライナを全面的に支援するべきなのです。

 現在行っているように経済制裁や武器支援だけではなく、朝鮮戦争やベトナム戦争の時のように直接軍事支援するべきなのです。
 勿論日本だって過去の植民地支配や侵略戦争を本当に反省しているなら、植民地支配や侵略戦争には断固反対するべきですから、日本もアメリカなどと共に軍事支援をするべきです。
 
 因みに第二次大戦で侵略戦争をやらかしたドイツは戦後反省して、PKOや国連軍には積極的に参加しています。
 だから「ドイツは反省した。 だから日本も反省しろ!!」と言う人達は、自衛隊のPKOや国連軍への参加を推進するべきなのです。
 またウクライナへの軍事支援にも賛成するべきなのです。

 そして通常兵器による軍事支援だけではロシアの侵略阻止が容易でないなら、広島や長崎と同規模のロシアの都市を核攻撃してもよいと言う事になります。

 つまり「侵略戦争をしたから、植民地支配をしたから、核攻撃を受けるのは当然。 受けた側が反省しろ。」と言う櫛淵論は、そのまま「侵略戦争をする国、植民地支配をする国は核攻撃してもよい。 された方が反省しろ。」と言う事になり、核兵器の使用を全面的に肯定する事になるのです。
 これは非常に恐ろしい話です。 

 だって現在でも世界中に侵略戦争や植民地支配は存在しているし、更に核兵器保有国は既に幾つもあるのです。
 櫛淵議員はこれらの国々に気楽な核兵器使用を認めて、更に核兵器を保有していない国に対して、核保有を推進している事になります。

 そもそも反核運動で核兵器の拡散防止や使用反対叫ばれたのは、核兵器の破壊力が余りに大きく、また核攻撃は無差別攻撃になるからです。
 核兵器使用の原因になる戦争がどのような物であっても、一旦核兵器が使われたら非戦闘員が無差別に大量に殺害されるからです。
 これが余りに非人道的だと言う事で、他の兵器とは区別して、核兵器はいついかなる場合でも使用するべきではないと言う事になったのです。

 ところが櫛淵議員は「侵略戦争や植民地支配をした国は、核攻撃されて当然。 被害を訴えるのではなく反省しろ!!」と言ったのです。
 これは「いかなる場合でも核兵器は使用するべきではない。」と言う反核運動を根幹を全否定している事になります。
 櫛淵議員はこの自分の発言の意味を理解しているのでしょうか?
 櫛淵発言を問題視しない令和新選組はこれを理解しているのでしょうか?

 これは完全にワタシの想像ですが、コイツラは自分の言った事の意味を全く理解していないのではないでしょうか?
 コイツラは唯「日本が悪い!!」と言いたいだけなのでしょう。
 日本人なのに、日本の国会議員なのにひたすら「日本が悪い」と言うのも奇妙な話ですが、しかしコイツラの感覚では「日本は悪く、日本人は馬鹿で悪党」と思い非難する事で「自分は他の日本人とは違う、善良で賢い人間」だと感じる事ができるのでしょう。
 それにそう言っていれば、中国や北朝鮮がほめてくれますから。
 
 令和新選組としては、こうやってGHQ史観を永久に守り続けたいのでしょうね。 最後には新選組に倣って五稜郭辺りで討ち死にする覚悟でしょうか?

 だって新選組って幕藩体制を守ろうとして戦い、最後は討ち死にした連中ですよ。 
 それを党名に冠する政党なのですから、革新性なんてあるわけないでしょう?
 尤も連中は新選組の意味を全くわかっていないと思うんですけどね。

  1. 戦後民主主義
  2. TB(0)
  3. CM(9)

2023-09-21 15:04

祟り?

 今日、久しぶりにブログを更新しようとパソコンを立ち上げようとしたら、パソコンがト 
ラブり何度やってもスムーズに立ち上がりません。
 ワタシのパソコンは安物で、時々立ち上がりが異常に遅くなるんですが、今日はこれまでで最悪のトラブルでした。
 ホントにいつまで祟りが続くのだろうか?

IMG_1541.jpg

 以前にも書いたのですが、9月7日に西野神社に参拝し、参拝が終わって自転車に乗って神社を出た所で転びました。 それで左腕に派手な擦り傷を作り、太腿その他に大きな青タンを作りました。
 しかし何で転んだのだろうか?
 自分でも全く分からない転び方でした。

IMG_1542_202309211452536e7.jpg

 まさかお賽銭が少なかったから神様の祟り? 
 この日ワタシは神社に行く前に、無人販売所で野菜を色々買い込んでいたので、百円玉を使い尽くしていたのです。 それで財布の底に残った小銭だけをお賽銭をしたのです。
 しかし怪我は擦り傷と青タンで済んだのですから、それ以上気にしませんでした。 
 その後特に変わった事にありませんでした。
 でも、神社を出た所で転んだ事は結構ショックだったので、神社参拝は控えていました。

IMG_1545_20230921145255adb.jpg

 でもそのうち青タンも消え、擦り傷は大きな瘡蓋に変わりました。 そして野菜もなくなりました。
 それで先週の金曜日(9月15日)にまた無人販売所を行きました。
 そしてまた巨大ズッキーニとナスビとトマトとピーマンを買い込みました。 それからまた西野神社に参拝したのです。
 西野神社は無人販売所と我が家の中間地点にあるのですから、やはり無人販売所に行ったら参拝しないのは失礼だと思ったのです。
 けれども前回の事もあるので、この日は前回の埋め合わせもかねてお賽銭は財布にあった500円玉でした。

IMG_1552_2023092114525639c.jpg
 
 で、神様に感謝の米て参拝し、自転車に乗って神社を出ようとしたら、また直ぐに転びました。 ワタシの不注意が原因と言えば原因なのですが、しかしやはりよくわからない転び方です。
 今度は外傷はないけれど、右腕の手首と右側の肋骨が酷く痛みました。
 でも自転車に乗った直後でスピードが出ていたわけでもなく、唯コロンと転んだのだから骨折とかヘンな事はないはずです。
 実際、暫く境内に座って悶絶した後、そのまますんなり自転車に乗って帰宅しました。
 それから直ぐに横になってぐっすり眠ってしまいました。

2023y09m21d_125958524.jpg

 前回もそうだけれど、怪我をした後、なぜか気分が悪くなって眠くなったのです。 ともあれ帰宅後特別な用事もないし、作り置きの料理もあるので、ワタシは何の心配もなく眠りました。
 夜遅く目が覚めると、昼間痛めた肋骨が酷く痛みました。 でも救急病院に行くとかそう言うレベルでもないので、家に在った物を食べてまた眠りました。

IMG_1555.jpg

 けれどこの後、気力も体力も戻らなくて・・・・・。
 西野神社は16日から秋祭りだったけれど、祭り見物をするどころか、パソコンを立ち上げる気力もなくて、とにかく唯横になってボンヤリとiPadを見ていました。
 アタマが完全にオフになっているみたいでした。
 どの道三連休で病院は19日まで開きません。 だからそれまでとりあえず大人しくしていようと思いました。

IMG_1560_20230921145300991.jpg

 そうやって殆ど死んだふりをしながら三連休をやり過ごしていると、右手の痛みも肋骨の痛みの段々治まってきました。 骨にひびぐらいは入っているのかもしれませんが、このまま放っておいても治ると確信しました。
 しかし気になるのが、二回も続けて西野神社で転んだ事です。
 これって祟りでしょうか?
 
 祟りじゃないなら警告でしょうか?
 つまり「危険だからお前はもう自転車に乗るな」と言う神様からの警告でしょうか?
 これだったら凄く困ります。
 だって自転車が使えないと買い物が凄く不便です。 それより自転車で自由に駆け回るのがワタシの最大の楽しみなのです。 それができないなんて・・・・・。
 一体、神様は何の心算で、二回もワタシも神社の境内で転ばせたのでしょうか?

IMG_1561_20230921145303c7d.jpg

 それに連休明けには外出の予定がありました。 
 19日の午前中に歯医者の検診の予約が入っているし、更に午後には都心に用事の予約が入っていたのです。
 ワタシとしては右手と肋骨の痛みが収まれば、当然自転車で行く心算でした。 
 だから19日に雨が降らない事を祈っていました。 と言うのはこの前の週まで19日前後は雨が続く予報が出ていたのです。

 しかし19日の朝天気予報を見ると一日曇りになっていました。 だからワタシは西野神社の神様の意図はともかくこの日は自転車で歯医者と都心に行くことにしました。
 ところが予定の時刻が近づき、そろそろ着替えなどしようか?と思っていたら、轟音が響きました。
 ギョッとして外を見ると、窓が真っ白です。
 凄い雨が降って、藻岩山は完全に靄に覆われて姿が見えませんでした。

IMG_1538_202309211500354bf.jpg

 て、天気予報と違う!!
 凄い雨だけれど、これは唯の夕立だから、天気予報でも正確には予測不能なのでしょう?
 そして夕立なら暫く待っていれば止むはずです。 
 しかし約束の時間は迫り、雨が止んでから出かけると言う訳には行きませんでした。
 
 それでワタシは結局自転車を諦めて、傘をさして家を出ました。 そして第一目的の歯医者に行きました。
 歯医者は予定通り30分足らずで終わりました。
 そして外に出ると雨は殆ど止んでいました。
 しかしこれから家に戻って自転車に乗って出直したのでは、都心の方の約束に時間に間に合いません。
 ワタシは泣く泣くそのまま地下鉄で都心に行きました。

IMG_1569_2023092115003622d.jpg

 都心の方の用事もすんなりと片付きました。
 しかし相手の人はワタシの左手の瘡蓋を見てギョッとしたようです。 
 この傷はもう全然痛みも何もなくなっていたので、ワタシは殆ど気にしていなかったのですが、しかし赤黒い大きな瘡蓋は都心のお洒落なオフィスでは凄く異様だったんでしょうね?
 ごめんね。 こんなの脅かす心算なんかなかったのです。

 ともあれこちらの用事も30分そこそこで終わりました。 それでまた真っすぐ帰りました。 
 都心に出るのは久しぶりだし、道庁の庭には水連が綺麗に咲いていました。
 でも水連を見る元気もなく、とにかく帰りたいとばかり思いました。
 体調がまだ戻らない・・・・と言うより、出発直前の雨で自転車に乗れなかった事の方がショックでした。

IMG_1575.jpg
 
 マジにこの雨も西野神社の思し召し「だから、自転車に乗るなつうの!!」と言われているような気がしたのです。
 でも神様、それ絶対困るんですよ。
 ワタシのアパートは車がないと暮らせない場所なのに、自転車さへ使えないないんじゃ絶対絶命ですよ。
 でも大家さんが態々エアコン設置してくれたんですよ。
 だからワタシはここ絶対出たくないんですよ。

IMG_1582.jpg

 それでなんか暗澹たる気持ちになって地下鉄乗り、ターミナルでバスを待ちました。 しかしバスが来る直前にトイレに行きたくなりました。 それで地下のトイレに行き、地上に戻るともうバスが来ていました。 そこで急いでバスの方へ駆け出すと、転んでしました。 サンダルが点字タイルにひっかったようです。
 しかしワタシは何とか起き上がって再度駆け出し、バスに乗り込みました。

 神様、話が違う!!
 神様が雨まで降らせて「自転車に乗るな」と仰るからワタシは徒歩にしたのです。
 それなのにバスターミナルで転ばせるなんて!!
 マジに神様の真意は何だったのでしょうか?

IMG_1596.jpg

 で、昨日はまた自転車で近所の激安店に買い物に出かけました。
 しかし店に入ると何とも違和感を感じました。 
 ワタシ一人が違う世界にいるような・・・・・・。

IMG_1592_2023092115004188d.jpg

 店は結構混んでいたのですが、買い物客はみんな長袖長ズボン、ジャケットを着ている人達も沢山いました。
 ワタシは半袖半ズボンでした。 
 ワタシは西野神社で転んだ日と同じ半袖シャツと同じ短パンを履いていたのです。
 そして昨日の最高気温は20℃でした。 
 でも家から自転車で激安店に行くまでの間、ワタシは全然寒いとは思わなかったのです。
 
IMG_1604_20230921150340e74.jpg

 ワタシ、何かオカシイ。
 それでワタシは買い物を済ませると真っすぐ帰りました。 
 ワタシが寝込んでいる間に、残暑も完全に終わり、完全に秋になっていました。
 で、今日になって漸く体調と気力が戻り、ブログを更新できるようになりました。
 でもその心算でパソコンを立ち上げようとしたら、パソコンがトラブりまくり、随分とてこずったのです。 
 でも何とかなりました。 やっぱり本気で買い替えを考えます。
 ブログの更新が途絶えた間ご心配をかけた皆様には申し訳ありませんでした。 

IMG_1623.jpg
 
 自転車についての神様の真意はわかりません。 
 とりあえず今後自転車に乗る時は、十二分に気を付けて転ばないようにします。
 
  1. 札幌の四季
  2. TB(0)
  3. CM(19)